「サッポロビール博物館」のプレミアムツアーに参加してきた。ここでしか飲めないビールの試飲ができる
JR札幌駅からレンタカーに乗って北海道の大地を駆け抜けてきたり、おいしい札幌ラーメンに巡り会えたり。
北海道は、本当に色んな観光地があり、楽しむ所がたくさんあります。
観光地も色々ありますが、札幌と言えば「サッポロビール」が有名ですよね。
ビールに関する観光スポットってないのかな?と探していたところ、「サッポロビール博物館」という、日本のビール史が学べる国内唯一の博物館があるではないですか!
今回は幻のビールが飲める有料の「プレミアムツアー」に参加してきましたので、早速ご紹介したいと思います。
こちらがサッポロビールの歴史が学べる「サッポロビール博物館」だ!
JR札幌駅からタクシーに乗って約5分、赤い星型マークが見えてきました。こちらが「サッポロビール博物館」の開拓時代のシンボルマークです。
明治23(1890)年建築当時のまま残る赤い色のレンガの建物が多数あり、歴史の重みもしっかりと感じられます。
正面右側にあるエントツは高さ50m。製糖工場だった当時のままの姿が残されています。
ビール樽を横に読んでも、なんて書いてあるのかさっぱりわかりません。実は横ではなく、右上から斜めに読んでいくとわかるようになっています。
入る前から色んなオブジェがあってワクワクしてきちゃいますね。
早速建物の中に入ってみることにしましょう。
見学コースは自由見学とプレミアムツアーの2種類あり
サッポロビール博物館には、「自由見学」と有料の「プレミアムツアー」の2種類あります。
自由見学は無料で、事前に予約する必要はありません。各自自由に館内を見学することができますが、試飲は有料で最大30分間利用できます。
プレミアムツアーは、有料のガイドツアーです。ワイドシアターやガイドの方のわかりやすい説明を聞きながら館内を歩き、最後は創業当時のビールを試飲できるコースです。
「ビール飲めなきゃ、参加する意味ないじゃん!」
お酒が飲めない方や運転する方、未成年の方は、ツアーに参加してもつまらなくなってしまいますよね(泣)
試飲の中には、ノンアルコールビールやソフトドリンクもありますので、ご安心ください。
1回のツアー時間は約50分、30分ごとにツアーが組まれており、以下の参加費が必要です。
- 大人:500円
- 中学生~20歳未満:300円
- 小学生以下:無料
今回は、創業当時のビールがどうしても飲んでみたくなり、プレミアムツアーに参加してみることに。
1Fで受付を済ませたら、プレミアムツアーカードが渡されます。
ツアーがはじまる30分前に3Fにある「ウェイティングラウンジ」にカードをピッとかざして入り、イスに座って待つことにしましょう。
「プレミアムツアー」のツアー内容はこんな感じ!
「ウェイティングラウンジ」でガイドの方とお会いしたら、「プレミアムシアター」に移動します。
大迫力の6Kワイドシアターで、音がクリアで重低音が鳴り響きます。
サッポロビールがなぜ札幌で誕生したのか?その歴史が大迫力あふれる映像でくわしく知ることができます。
こちらはサッポロビール工場で使用されていた煮沸釜です。すごい大きい釜ですよね!この工程でビールの味や香りが変わるのだとか!
「1日6本の缶ビール分の量を飲んでも、空になるまで約100年かかるんですよ。」
自宅にあったら便利だな〜と思っていたら、ガイドの方の説明を聞き、死ぬまでに飲みきれないことがわかりました(泣)
「東京工場の稼働により、サッポロビールの製造量が業界首位になったのですよ。」
開拓使時代から今では有名な「サッポロ」「アサヒ」「エビス」ビールの会社ができた経緯など、とてもわかりやすいガイドの方の説明で、グングン頭に入ってきます。
実際に使用しているホップの香りをかいでみましたが、ふわっとしたいい香りがしました。五感で体感しながら説明を聞くことができます。
サッポロビールの歴代のポスターも見ることができます。こんなにあったとは知りませんでした。
この後はいよいよお楽しみの試飲タイムです。
スターホールに移動してみることにしましょう。
ツアーの最後にここでしか飲めないビールなどの試飲ができる
こちらが開拓使時代の雰囲気を醸すビアホール「スターホール」です。プレミアムツアー専用の席があり、こちらに座って試飲することができます。
自由見学のときは、券売機にてチケットを購入することで飲むことができます。3種類飲み比べセットもあります。
つぎつぎにサーバーからおいしそうなビールがつがれていきます。
おつまみに、明治9年の文献から再現した「復刻札幌製麦酒」、「サッポロ生ビール黒ラベル」をいただきました。
「カンパーイ!」
ガイドの方のかけ声と共に、隣の方同士と乾杯です。知らない方同士なのに、温かい一体感が!
復刻版はマイルドさはなく、とても苦いです。いかに研究されて今のマイルドでコクのある味に変化していったかがよくわかります。
ガイドの方に、缶ビールのグラスへの注ぎ方を教えていただきます。
何と言っても、ビールは「泡」が命!
泡があることで、ビールが酸化することなくおいしく飲めるのだとか。
どんどん注いでいきます。すごいキレイな二層のバランスです。
こんもりした泡が完成しました。缶ビールでここまで生ビールのような注ぎ方ができるのかと感動しまくり!
この後ツアー参加者の中から選ばれた方が、缶とグラスと飲み比べしていましたが、グラスの方がまろやかで飲みやすいということでした。
キツイ炭酸ではなく、まろやかさを求めるなら、泡々の注ぎ方をマスターした方が良さそうですね。今度自宅でやってみよう・・。
あっという間に、ツアーの1時間が過ぎてしまいました。
ガイドのお姉さまがとてもおキレイな方で、ビールの美しさとともに、最後はたっぷり酔いしれてしまったのでした。
お土産ショップや工場直送の生ビールが味わえるグルメあり
博物館の中には、「ミュージアムショップ」というお土産ショップがあります。
ビール関連グッズがズラリ!ビール好きな友達へのお土産にピッタリの商品が多数展示されています。
「GARDEN GRILL(ガーデングリル)」では、各テーブルに無煙IHロースターを設置。ラムやカニなど、北海道産の旬の素材を好きなように楽しむことができます。
大ホールで工場直送ビールと生ラムジンギスカンが食べ放題ですので、北海道の魅力をここだけでめいいっぱい満喫できてしまいますね。
有料だけどプレミアムツアーに参加して大正解だった!
今回の札幌旅行の中で「札幌ビール博物館」は予定に入れてなかったのですが、こんなに楽しめる場所だとは思わず、予定外でも行ってきて本当によかったです。
無料の自由見学の方が、自分のペースで見て回れますので、自由にゆっくり見学したい方は自由見学の方がおすすめです。
今回はプレミアムツアーに参加しましたが、ここでしか飲めない限定の復刻版ビールが飲めたことで、プレミアム感を味わうことができ、参加してきてよかったなぁと。
所要時間としては1〜2時間見ておけば、十分に楽しむことができます。
やはりビールは1人で飲むよりも、多くの方たちと楽しみながら飲むほうがおいしいですね。
お酒がメインの博物館ですので、交通手段としてはタクシーメインで来た方がラクです。タクシーも常時待機していますので、帰りの手段はさほど困らないでしょう。
おごそかな建物内でゆっくり歩くだけでも気持ちがいいです。観光スポットだけに子供が楽しめる工夫が至る所にされていますので、家族旅行で来るのもおすすめです。
札幌市内でどこか観光名所ないかな?と思ったら、ぜひ「サッポロビール博物館」も入れてみてくださいね。
「サッポロビール博物館」のくわしい情報はこちら
- 住所:北海道札幌市東区北7条東9丁目1-1
- TEL:011-748-1876(受付時間 10:00~17:30)
- 開館時間:11:00~20:00
- アクセス:地下鉄東豊線「東区役所前」駅より徒歩約10分
- タクシー:札幌駅より約2km(時間:約5分 運賃:約1,000円)
- サッポロビール博物館の公式ホームページはこちら
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