三菱の軽自動車の中古はビックリ価格だった!実際に新車販売ディーラーに行って実情を聞いてきた
三菱自動車の3度にも及ぶ不正や燃費問題。
安全に快適に運んでくれる車を望む1人の消費者として、この問題は憤りを隠せるものではありません。
まだまだ明らかになっていない点はとても多く、軽自動車だけではない問題に発展しそうな勢いを見せています。
三菱自動車工業 (7211)の株価も大きく下落してしますが、それと同時に気になるのは、やはり対象の車の中古車価格ではないでしょうか?
車の価格だけではなく、三菱自動車の店舗で働いている方々は、今回の件を受けてどのように対応されているのでしょうか?
実際のことは、現場に行かないとわからない!
早速三菱自動車の新車を販売しているディーラーに行って、実際に営業マンの方に話を聞いてくることにしました。
三菱自動車の店舗の中は、休日でも予想通りガラガラなのか?
「いらっしゃいませ!」
我が家はトヨタの3列シートミニバン「VOXY(ヴォクシー)」に乗っていますが、そんなトヨタ車でも営業マンの方が入り口で元気に出迎えてくれました。
工場内に整備の方が数名いて、30〜40代ぐらいの営業マンの方達も、2〜3名ぐらいが店舗内にいらっしゃいました。
「こちらにおかけになってください。」
今回特に予約をしてから行ったわけではありませんでしたが、予約をしなくても大丈夫なぐらい店内はガラガラ状態でした。
日曜日の午後2〜3時ぐらいが客足もピークのような気もするのですが、やはり世間をにぎわしている影響はとっても大きいようです。
「やはり色んな影響って出ていますか・・?」と、営業マンの方にそっと聞いてみました。
ちょっと苦笑いをしながらでしたが、現在はこんなにガラガラですが、昨日は実は激混みだったそうです。
そうなんですか?!
ニュースでは三菱は「閑古鳥が鳴く」なんて言われていましたので、誰もいないのではないかと心配していましたが、実際はそうでもないようです。
すでに三菱ユーザーの方、これから新車を買おうと商談に来られる方も実はたくさんいるとのことでした。
燃費不正問題の軽自動車2台の中古車販売価格を聞いてびっくり!
今回とっても気になっていた燃費不正問題で対象になっている軽自動車「eKワゴン」、「eKスペース」の2台の価格を聞いてみることにしました。
現在問題の車種については新車の販売を停止していますので、新車で購入することはできませんし、再開のめども立っていません。
話によると、新車にナンバーをつけただけの状態になっている車である「新古車」の価格が大幅に下落しているということです。
「新古車」は中古の部類に入りますが、単純に登録しただけですからほぼ新車です。
「eKワゴン」や「eKスペース」の新車の平均価格は約140〜150万円は考えたいところですが、現在の中古車価格はいくらだと思いますか?
40〜50万円ダウンだそうです。
値引きをしなくても、100万円もしくはそれ以下でピカピカの新古車が買えてしまうなんて、ビックリしてしまうほどの価格です。
ただし購入するときは、「買ったら文句を言いませんよ。」という念書を書く必要があるみたいです。
他にも日産自動車向けにOEM供給している「デイズ」「デイズルークス」も、同様に下落率が大きいそうです。
我が家も新車の軽自動車を何度か交渉したことがありますし、実際に軽自動車の中でもスポーティでかっこよかった「eKスポーツ」を買ったことがあります。
燃費はいいし、ターボで加速はいいし、外観もかっこいいしで文句がないぐらいとてもいい軽自動車でした。
でも人気の軽自動車って、全然値引きをしてくれないのですよ。
できても5万円?気持ち程度の値引き額ではないでしょうか?
今後問題が長引くごとにさらに売れなくなって、価格ダウンは避けられないと予想されていきますよね?
実はこれをチャンスとばかりに、同じことを考えている方がたくさんいたのです。
軽自動車を買いたいけれど買えなかった人にはチャンス到来!
「大きく値段が下がっていても、全然売れてないんじゃないですか?」
やはり不正問題があった車なんて、誰も買いたくないと思うのが普通じゃないですか?
でも実はこれをチャンスとばかりに、購入希望の方がたくさんいらっしゃるそうです。
どうしても車が住宅事情で必要な方もいますし、お金がなくて買えなくて悩んでいる方もたくさんいます。
そのような方達が、この三菱の軽自動車を不正問題発覚後でもお得に購入されているようです。
軽自動車って自動車税が安いことが魅力的でしたが、2015年4月より新車登録した車から税金が7,200円から10,800円に値上げされてしまいました。
購入時の初期費用が高いですから、値引率が高いコンパクトカーを仕方なく買われる方も多いのが実情です。
我が家も仕方なくダイハツの軽自動車「TANTO(タント)」が高くてあきらめて、日産のコンパクトカー「NOTE(ノート)」にしたぐらいです。
今回燃費が問題になっていますが、今まで車を10台ぐらい乗り換えてきましたが、カタログ値どおりに出たことなんて1度もないですよ・・。
現在乗っているVOXYのカタログ燃費も約14km/Lですが、我が家のVOXYさんなんて街乗りだと7〜8km/Lぐらい?(泣)
高速だと、10km/Lいくかいかないかぐらいでしょうか?
確かに燃費を不正したことは許されない行為ですが、細かいデータまで気にせずお得に軽自動車を買いたい人にとっては、絶好の買い時のチャンス到来なのです。
クレームを言う人はたくさんいる。でも温かい人もたくさんいる
「燃費の不正が起きてから、お店にクレームなんか入らないですか?」
私が今回価格以上に気にしていたのが、店舗に入るクレームで営業マンの方がヘトヘトに疲れているのではないかということでした。
「実際には、すごい数のお叱りのお言葉をいただいております・・・。」
やはりニュースが流れてからというものの、クレームの電話の数は相当多いようでして、その度に平謝りするしかないそうです。
謝罪に明け暮れる日々なんて、考えただけでつらすぎますよ。
私だったら耐えきれなくて、おそらく転職活動をはじめてしまうかもしれません。
しかし営業マンの方は、とてもホッとした顔でお話していただきました。
「でもそんな中でも気を使ってくださる方々も多くて、差し入れをくれたりする方も多いんですよ。」
三菱自動車の今回の件を受けて、たくさんの方達が心配して甘いおまんじゅうを持ってきてくださったりなど、温かい差し入れがたくさん届いているそうです。
お疲れじゃない?しっかり休んで栄養を取ってくださいねという温かい言葉が、営業マンの方の励みになっているそうです。
クレームの嵐でお疲れで焦燥しきっているのではと心配していただけに、この話を聞いてとてもホッとすることができたのでした。
問題を起こす組織で働くことって、何なのか?
どれだけ世間の厚い信頼を保つことが大切か?
帰りにおいしそうなちゃんぽん麺をいただいて、複雑な心境で家路についたのでした。
不正問題は許されることではないけれど、お得に買いたい人は注目
三菱自動車がやったことは、決して許されることではない。
消費者への裏切り行為でもあるし、こんなにも一生懸命頑張っている営業マンの忠誠心や人生をも裏切ったことになる。
売れれば何をやってもいいのか?
代わりに謝っているのは誰なのか?
大きな組織だけに、多くの人を悲しませることになっているのがわからないのか?
今後は日産が事業再生をすることになっても、組織のマインドが再生されなければいつまで経っても変わらない。
「車」より、まずは「人間」が変わらないといけない。
1度傷付いたブランドの信頼回復には、多くの人間による手助けが必要です。
今回の三菱の企業マインドに賛同できなかったり、不正問題が許せないと思ったら、決して三菱の車を買わない方が賢明でしょう。
現在は燃費だけの問題ですので、乗っていて爆発するわけではありませんが、これからどんな不具合が起きるかはまったく予想できません。
売るときにどこも買い取ってくれなくて、査定額が値引き額以上に大幅ダウンして結局損するかもしれません。
どこまで許せるかは、自己判断力が大切です。
でも今はお金がなくて車を買えない20〜30代が、とっても多いのが現状です。
1人で快適に移動できる軽自動車を買いたいと思っている人には、今の三菱の軽自動車のお得度は見逃すのはもったいないと思います。
この問題の車を買っても、きちんとメンテナンスサポートはどこでも受けられますし、私も不安はありますが、本気でセカンドカーとして検討しているところです。
もし今の時点でお得に軽自動車を検討されている方は、「カーセンサー.net」などで探してすぐに見積もりを取ってみてくださいね。
びっくりするぐらい本当に安いですから、早い者勝ちかもしれません。
それでも高い買い物ですから、冷静になってそして狙うときはすぐに狙うようにしましょう。
安心して快適に乗れて、そしてたくさんの楽しい思い出がいっぱい作れるカーライフを送っていきたいですね。
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