早く転職したいと心が叫んだ時の対処法。会社からただ逃げ出しても何も変わることなんてできない
「もう、この会社辞めちゃおうかな?」
毎日何となく仕事をしているけれど、なんだかまったくやる気が起きない・・。
もう会社を辞めて他の会社に転職した方が、やりたいことが出来るのではないかと考えてしまいたくなります。
私ももっと他にいい会社があるのでは?と思って、何度も転職を繰り返してしまいました。1日で辞めた会社もあるし、転職回数を数えたらキリがないぐらいです。
でも、果たして転職だけが解決するすべての道でしょうか?
もう今の会社を辞めて転職したい!と心が叫ぶほど悩んでしまった時、ちょっと立ち止まって考えて欲しいことがあるのです。
あなたは、今の会社や仕事からただ逃げ出したいだけじゃない?
転職するのが、昔と違って今は当たり前の世の中になっています。
今の会社の将来に不安を感じたり、時間的にも精神的にも余裕がなくなってしまったり、給料に不満を持ったり、キャリアアップをもっとしたいと思ったり・・。
会社を辞めたいと思った時、必ず何かに対して不満を持って辞めたいと思うことが多いですよね。私も不満を持って辞めたことなんていっぱいあります。
色んな人からの転職相談に乗っているとわかるのですが、だいたいの人の辞めたい理由は、以下の3つに集約されることが多いです。
お金、人間関係、やりがい。
あなたも、辞めたいと思っている中で、この3つの中から思い当たることがありますか?
でもこの3つは、どうしても自分自身の問題であって、場所を変えれば何もかも変わるわけではありません。
転職すれば何かが変わる、転職を逃げ道だと考えて、今の場所が変われば何かいいことでもあるのではないかと考えてしまっていませんか?
転職をしたいと思った時は、何かしら兆候があることがある
人が転職する時に起きる変化って、何かしら兆候やキッカケがあったりすることが多いです。
例えばですが、私の場合は本当に普通の目立たない地味な事務職を行っていたのですが、なぜか同僚や後輩によく相談されることが多かったです。
「MIKIさん、僕、彼女と結婚しようか迷っているんですけれど。」
「あの人がどうしてもキライで、一緒に仕事をしたくないんです!」
飲み会の席だったり、給湯室で偶然会った時だったり・・。
なんで自分はこんなに相談を受けることが多いのか、自分でもさっぱりわからなかったのですが、他人はよく見ているものなのですね。
自分では気がつかなかったのですが、周りの反応が変わっていったことで、自分自身が何か変わりたいという「人生の変化」を必要としていたのだと思います。
この変化に気がついてから、自分は何か人の相談業務に就きたいと思い、そのための努力を始めようと思いました。今もまだその道の途中で変化の努力を続けています。
別の道に進むためには本人のやる気と勇気が必要ですが、周りの人達によって目指す価値や適性がわかることだってあったりするのです。
転職して起業やフリーランスに、ただ憧れているだけじゃないか?
満員電車に乗りたくない、上司や同僚の態度にうんざり、営業だと毎日厳しいノルマでイヤになってしまいます。
毎日のことですから、体も心も粉々になって逃げ出したくなってしまうことでしょう。私も毎日怒鳴る上司がいて、よくトイレで泣いていました(泣)
「フリーランスや起業家っていいな。」と、サラリーマン自体を辞めてカフェで自由に仕事をしてみたいと思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
時間も場所も何も制限を受けていないノマドワーカーのような働き方がうらやましいと思うことがあるかもしれませんが、カフェで仕事をすることが目的ではありません。
私も以前は会社員で、現在はいちをフリーランスという立場で働いています。
お互い比べるものではありませんが、やっぱりサラリーマンは色んなもので守られていたなと実感しています。
ダメな会社もたくさんありましたが、この社長はすごいなと一生ついていきたいと思える社長もいました。この社長の考え、起業マインド、すべてを無料で聞けたことはすばらしい経験でした。
派遣社員でしたし、最後は無能なゆえに派遣切りにあってしまったのですが(汗)、この社長の元で働けたことは時給が2倍ぐらいもらえたほどの価値ある経験であったと思います。
会社に所属していることで、有形なもの以外に無形の価値までを享受することができ、自由に使える所がサラリーマンのいい所です。会社名が頭についているだけで世間の信用度も全然違ってきます。
会社に行けばセミナーも無料で行けるし、文房具も机もトイレも食堂もPCも電源も、何もかも使わせてもらえるでしょ?
給料が安いからイヤだというだけの人は、会社から給料以外のリソース(資源)をもらっていることに気がつきましょう。
サラリーマンを辞めてフリーランスに憧れている人は、すぐに会社を辞めて「私はフリーランスです」って名乗ればすぐになることができますよ!とっても簡単です。
早くフリーランスになりたいと思った時、前の会社の人間関係や会社の看板を捨ててでも、自分だけの力で売れる自信があなたにはありますか?
なった後に何も売れなければ、ただのフリーな人ですけれどね・・。
大事なのはカフェですることではなく、何をするかです。1人でも成果を上げられる人はどんな形態になってもやっていくことができるのです。
大切なのは場所を移すことではなく、自分自身が変わること
給料も安いし、上司も部下も同僚もイヤな人ばっかりだし、スキルアップもできないし、やりがいも感じられない。
会社にいるとホントイヤなことばっかりなのに、他の会社で働いている人や起業している人を見ると、どうしてもその人がうらやましく見えてしまうことがあります。
あなただけじゃないです。
私もそうでしたから・・。
でも結局、何が大切かは何十回も転職を繰り返した後にわかりました。
会社を移れば自分も変わるかもしれない、起業やフリーランスになれば自分はキラキラ輝けるかもしれないと、場所を変えるだけでは何も変わることができません。
あなたは今、つらい現実からただ逃げようとしているだけではありませんか?
ただ逃げてももっとつらくなるばかりです。気持ちも弱ってきてさらにつらくなっていきます。つらいと思ったらあなたが変わる勇気を持ちましょう。
大切なことは、今の「自分」を変えることです。
今ある自分を変える努力をし、まずは今の状況を変えて行くことから考えてみましょう。他の場所に行くのは、自分に変化が現れ出した時でいいのです。
どんなつらい状況に陥っても、今の自分を変えることができれば、上手に対処していくことができます。同じ失敗を繰り返しにくくなっていくことでしょう。
私なんて気がつくのに20年以上もかかっていますから、まだ若いあなたは決して焦らなくていいですよ(汗)いやまだ私も若いですから、これからのこと全然焦ってないです。
はじめは時間のかかる仕事の手順を変えたり、今までやらなかった仕事に取りかかるなど、ほんのささいな変化でも構いません。コツコツが大切です。
小さな変化が、やがて大きな変化と変わっていきます。
早く転職したいと思っても、決して焦らないことです。自分自身に変化が訪れた時、思いきって転職してみましょう。
場所を移す前に、目の前にあるもの、前々にある人の大切さに気づき、自分自身を少しずつ変化させていきましょう。
この記事が気に入ったら
いいね ! しよう