クレジットカードの使い方を今すぐチェックしよう。毎月の隠れた無駄遣いを減らす方法

しかし、知らないうちに、クレジットカードの支払い額が家計を圧迫していき、毎月カツカツの状態に。このままでは、先取り貯金までできなくなってしまう事態に陥っていました。

それでも仕事が忙しいことを理由にし、カードの支払いを放置し続けていった結果、なんと収入額を大幅に上回る明細が届くようになってしまったのです。

「このままでは貯金はおろか、借金するようになってしまう。」

貯金を少しずつ取り崩す生活になってしまった私は、さすがにお金の使い方に危機感を抱くようになり、週末の時間を使って、カード明細を印刷してチェックしていくことにしたのです。

WEB明細を1つ1つ蛍光ペンでチェックしていった

WEB明細を自宅のプリンターで半年分ほど印刷し、よくわからない怪しい明細については、蛍光ペンでチェックするように。

チェックしたポイントは、以下の3つです。

• 定期的に引き落とされているもの
• 利用店名・商品名がわからないもの
• 30,000円以上の高額出費のもの

定期的な支払いで不要なものを断捨離

私は新聞の電子版の有料会員に2つも入っており、他にもサプリメントの定期宅配のコースにも入っていました。他にも音楽配信サービスにも入っていました。

今は情報がどこからとなく洪水のように溢れている時代ですから、あえて有料会員にならなくてもいいかなと、バッサリと解約することにしました。

サプリメントも1年以上続けていましたが、特に効果が感じられず。

定期宅配コースの解約は、電話のみしか受け付けておらず、「解約理由は何でしょうか？」と尋ねられましたが、「不要だからです。」ときっぱりと解約することにしました。

音楽配信サービスも2つも入っており、有料配信サービスを解約し、スッキリと断捨離することができました。

利用店名・商品名がわからないものは調べる

カード明細で、よく英語表記になっている支払いがあったりします。「AMAZON.CO.JP」ならAmazonの利用履歴を見ればわかりますが、意味がわからないアルファベットは調べてみることにしました。

そしたらクラウド型サービスの利用料金だったり、知らないうちに容量をアップして余計なお金を取られていることもありました。

英語版のソフトウェアも意味わからずクリックしていった末に、いつの間にか有料版にアップグレードしていました。

調べて不要だったら解約を徹底して繰り返していった結果、よくわからない利用店名や商品名が明細からなくなっていきました。

30,000円以上の高額商品はなぜ買ったのか振り返る

どの金額から高額商品になるかは人それぞれ違うかと思いますが、私は30,000円以上は高額商品と決めています。

なぜ高額商品を買ったのか？

買った理由を確認するようにしていきました。

生活家電であれば壊れてしまったから買い替えたけれど、あえてこんなに高いグレードの商品を買う必要があったのか？美容関係に1万円、2万円と使っているけれど、本当に効果があったのか？

お金が心の底から幸せに使えたかどうか、きちんと確認するようにしました。

過剰に使ってしまったと思ったら、次はワングレード下げてみる。自分の価値観とお金の使い方のズレを見直していきました。

半年かけて家計の見直しをしていった結果、毎月の変動費をグンと減らすことができ、さらに先取り貯金額を増やしていくことができたのです。

無駄な支払いを断捨離するためにカードの明細チェックを！

クレジットカードの支払い額がいつの間にか増えてきたら、明細を必ずチェックするようにしましょう。

明細を郵送にしている人はそのまま封筒を放置せず、WEB明細の人は紙に印刷し、チェックポイントを参考に蛍光ペンでチェックするようにします。

私のように、何かしらのサービスの定期コースに入っていることもあります。今はネットの決済システムが簡単になったこともあり、知らないうちに入っていることも。

隠れ出費ほど、お金が貯まらない「邪魔者」はありません。でも、それを作り出しているのは、あなた自身なのです。

クレジットカードの使い方は対策を知らないと、私のように「知らず出費」が増えていくことになりかねません。カードの便利さが、あなたの大切なお金をむしばんでいくこともあります。

便利なモノを増やすのに努力は不要ですが、便利なモノを減らすには努力が必要です。

無駄な支払いを減らすために、少しめんどくさいことを頑張れば、お金を貯められる人に生まれ変わっていけるのです。

さぁ、今日から頑張って明細チェックをはじめましょう。