2016年1月19日 -PR-

早生まれの保活体験記。4月入園の厳しさを思い知る。私は自然分娩と計画分娩との心の戦いだった

「早生まれって、保活に不利じゃないですか?」

保活情報を見ていると、よく早生まれは不利じゃないかと疑問に思われていらっしゃる方が多くいます。

そんな我が家の長女も1月産まれの早生まれでして、自然と妊娠して我が家に産まれてきてくれました。

実は、結婚してから安定した環境になるまで子作りは控えていました。

その理由として、私は共働きでずっと働いていこうと決めていたからです。

「正社員として職に就くまでDINKSで頑張って行こう。」

そして正社員になってから、子作りを開始しました。

なんとも今まで苦労した人生を神様は見ていたのでしょうか?

すぐに妊娠が発覚しました。

「こんな我が家にも来たいと思ってくれる魂が存在するんだ。」

悪いことばかりではないと思った瞬間でした。
しかし良いことばかりでもありませんでした。

早産まれの保育園入園の難しさを知る

実は共働きを続けていきたい!と豪語していたにも関わらず、保育園の入園のことなんて何も考えていませんでした。

出産予定日が1月であることがわかり、誰も育児休業なんて取得したことがなかったけれど、会社との話し合いで、産休や育休のスケジュールが出来上がっていきました。

しかし!

そこから先に暗雲が立ちこめることになりました。

保育園の待機児童問題が、とても深刻であるということです。

入るには1歳児からは難しく、ゼロ歳から入ることが大事であるということです。

保育園の1次選考の申し込みはたいていは年内〆切がほとんどで、我が家の近くの認可保育園の申し込みも同じでした。

ゼロ歳児から預けることにとっても悩みました。

それは、産まれてわずか2ヶ月で、生まれたての子を他の人に預けることになるからです。

「年内に産まなければ入れないことになる。」

働き続けたい。

ここで辞めてしまったら、正社員に転職をした意味がありません。

年内に産むためには、どうしたらいいのだろうか?
どうしたら年内に産まれてきてくれるのだろうか?

悩みに悩んだ結果、頭の中で悪魔のささやきが聞こえ始めてしまったのです。

自然分娩か計画分娩か。悪魔のささやきと戦ったこと

「早生まれの子の4月入園枠とかないんでしょうか?」

役所の保育課に突撃して、思わず問い詰めてしまいました。

当然のことですが、産まれていない子の入園申請を出すことは出来ません。

出生届が受理されてからではないと、受け付けてもらえません。

もちろんそんな優遇処置なんてありません。

相談しても、直接ではないですが「産む月を計画せずに妊娠したあなたが悪いんでしょ?」という視線がヒシヒシと感じられました。

「計画せずに妊娠しなかった私が悪いのか・・・。」

働き続けていく為には戦略が必要なのです。

出産予定日を逆算して、妊娠しなければならないなんて全然考えていませんでした。

自分をひどく責めましたし、夫も同時に責めてしまいました。

でもここで悪魔のささやきが聞こえてきました。

「計画分娩して早く産んでしまおうか?」

陣痛促進剤を投与して年内に産んでしまう方法です。

出産周期からしたら可能な範囲でした。

ここでは相当悩みました。

頭の中でずっと葛藤していたと思います。

どんどんと大きくなるお腹と同時に、どんどんと悩みも大きくなりました。

無事に産休に入ってからも毎日考えていました。

もう自分の頭の中では処理しきれなくなってしまいまして。

「そうだ、相談してこよう。」

ふと天使の声が聞こえてきました。

私は1番相談出来る人に、相談しに行くことにしたのでした。

実母と話し合って、我に返ったこと

「もう計画出産しちゃおうかと思う!」

産休中、誰とも話し相手がいなくて行った実家で、1番理解をしてくれる子育ての先輩である実母に、私の悩みを涙ながらに打ち明けました。

そこで実母にアドバイスをもらったのです。

「後で後悔しない?お腹の子、出てきたい時に出てきたいんじゃない?」

お金を得るために働きたいという自分都合で考えていたことに、思わずハッとさせられました。

後で後悔しながら、ずっと生きていくのはつらすぎます。

もし計画分娩をして、さらに保育園に入れなかったらどうするのでしょうか?

それだったら自然分娩をして、保育園に入れなった後悔の方がよっぽど良いです。

「もう保育園に、最悪入れなくてもいいや。」

人生は1つの道ではなく、違う道もあります。
その道を進んでも、違った人生が歩めます。

子育ての先輩に言われたことで、私の中で悪魔はどこかに飛んでいってしまったのです。

1次選考当日はやはり心とずっと葛藤していました

保育園の1次選考〆切日の当日になりました。

まだ提出出来ぬ入園申し込み書類が、我が家のテーブルに置き去りのままになって、時間だけが過ぎていきました。

「今産まれたら、まだ1次選考に間に合うのにな。」

やはり待機児童になりたくない、復帰したい気持ちとの戦いもまだありました。

でも今は無事に産まれて、我が家に楽しく来てくれることだけを願って、年末は楽しく過ごすことにしたのです。

「まだ出てきたくないのだよね。無理なんてすることない。」

今はカラダの事を1番に考えて、のんびりと過ごすことにしました。

1次選考を過ぎたら吹っ切れた

 「もうあとはのんびりと無事に産まれてきてくれればいいや。」

1次選考の期限を過ぎてしまった後は、もう気分は吹っ切れました。

出産予定日を過ぎても産まれてこない我が子でしたので、何度も何度も公園などを歩いて刺激させました。

そして出産予定日を3日過ぎて、無事に産まれてきてくれたのです。

自然におしるしが来て、自然に陣痛が来ました。

「自然分娩して良かった。」

しかし、幸せにひたっているヒマなんて、我が家にはありませんでした。

生まれた瞬間から、保活との戦いが再び始まったのです。

4月入園2次選考の申し込みをした結果は・・・

我が子が産まれてから、すぐに出生届けと同時に保育園の入園申し込みをしました。

私が入院中に夫がすべての入園手続きしてくれまして、2次選考にはギリギリなんとか間に合いました。

結果はなんと3月中旬です。

遅いよ、遅い。

保育園の入園準備とかどうするのでしょうか?

保育園入園準備って何をしたらいいの?4月入園承諾通知を不安と焦りでイライラしながら準備したこと

そして運命の封書が自宅に来ました。
もう開けるまでは胸がドッキドキです。

我が家の運命が書かれている封書を、早速開けてみた結果・・・。

 

第1次希望の園はやはり無理でした。

 

それでも第2希望の園には、入園が可能となりました。

「うーん、やっぱり、第1希望は無理か・・・。」

もう夫と共に、1次希望の保育園の入園はあきらめていた時に、1本の電話がかかってきたのです。

「第1希望の方が1人辞退されたのですが、どうしますか?」

もう第2希望で行くと納得していたのですが、やはり出来るなら第1希望の保育園に入りたい!

夫婦でよく話し合った結果、第1希望の所に行くと連絡をして、無事に保活を終えることが出来たのです。

ホッと安堵したと同時に、ドッと疲れが出てきたのでした。

保活で大事な事は、働きたい意志をしっかりと持つこと

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今回もっと激戦区の地にお住まいの方でしたら、第2希望でさえ入れないことでしょう。

その点、2次選考でも認可保育園に入れたことはとてもありがたいことであり、そして「運」もありました。

フルタイムで共働きだから必ず入れるとは限らないですし、厳しい待機児童問題がまだまだ改善されていません。

今回私は生後2ヶ月で預けることにも、やはり葛藤がありました。

「まだ小さ過ぎないか?あと1年待っても遅くないんじゃないか?」

早生まれで産んだからこそ、ゼロ歳児での月齢が低いから心配ですしさびしいです。

しかし1度仕事を辞めてしまうと、再就職が難しいのも現実です。

「出産した後も、自分は働いていきたいのか?」

夫にも周りにも相談しましたが、最終的には自分の意志を尊重しました。

自分の希望軸をしっかりと持つこと、そして周囲の理解を得ることが大切です。

生後2ヶ月から保育園児となった長女は、誰よりも身長が大きく、保育園が大好きだったよといつも言っています。

私は結果として「自然分娩」を選んで良かったです。

誕生日を娘が自ら選んで、無事に生まれてきてくれてありがとう。

選考はすんなりといかなったですが、今となってはまったく後悔が残っていません。

母としてのアドバイスを頂いた実母に、心から感謝しなければなりません。

「私は自然にこの世で出会えたことがとてもうれしいです。」

希望軸がしっかりとしていれば、いつか私みたいに「運」が味方に付くこともあります。

働き続けたいと思う意思が、運を引き寄せてくれます。

4月入園の保活、決してあきらめないで下さい。

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