リモートワークはいいことばかりじゃない!子育てしながら在宅勤務する上で気をつけていることやデメリット
新型コロナウイルス流行の影響で、全国の小中学校が一斉休校となり、突然、在宅勤務・リモートワークを会社から言い渡された方も多いのではないでしょうか?
私の子どもたちも世の中の情勢に合わせて休校となり、私の会社でも同じように「リモートワーク」勤務が突然開始されました。
朝のバタバタも通勤時間も不要、満員電車による疲れもなく、家族との時間も増えて、いいことばかりな気がする在宅勤務ですが、
実態はいいことばかりではないのです!
小学生2人の子どもを持つ会社員の私が、リモートワーカーをする上で気をつけていることやデメリットをお伝えしたいと思います。
子育てしながらリモートワークする上で気をつけていること
会社に出勤することで、ある程度は規則正しい生活を保つことができておりました。
しかし、周りの監視もチャイムもない在宅勤務では、当然のごとく自分で管理しなくてはなりません。1日の基本的な流れを通して気をつけていることを見ていきましょう。
生活リズムが崩れないように1日のスケジュールを立てる
子どもの送迎や登下校の時間に合わせていると、規則正しい生活リズムが立てられるかと思います。しかし、そうでない場合は「いつ起きてもいいや」と、生活リズムが乱れがちになってきます。
生活リズムが崩れないように、起床時間やお昼時間、仕事は何時から何時までするかなど、生活リズムが乱れないように、1日のスケジュールを立てておきましょう。
私の場合、アナログですが、メモ帳やノートに1日のタスクと時間を書き込んでいます。自分がわかればOK!ざっくりと書いておくだけでも、断然仕事の進み方が違います。
頭で組み立てるよりも、やるべきことが明確に見えるようになりますので、さぼるのが心配な方にオススメです。
メイクも洋服も出勤時と同じくオンモードに
誰に見られるわけでもないから、スッピンにパジャマ姿で仕事をしていたこともあるのです。
しかし、突然オンライン会議に招集されることもあり、誰にも見られたくないスッピン姿をさらすはめに・・。
スッピンに自信がある方以外は、仕事中にオフモードにすることはおすすめできません。
仕事モードに入るためにも、朝起きたらある程度はメイクをし、出勤時と同じ服装にすることで、在宅でも仕事モードに切り替えることができます。
やること、やらないことを決める
前日に優先順位の高い順にやることを決めてから寝るようにし、仕事時間前に確認します。途中、オンライン会議が入っていることがある場合は、会議前に準備しておくことを確認します。
反対に、やらないことを決めておくことも大切です。
やることが終わっても、「こっちもやったほうがいいかな」と迷い続け、いつまで経っても達成感が得られません。しかも、会社に「出来ます!」と言って出来なかったほうが迷惑がかかってしまいます。
在宅勤務は、子どもが急に病気になったりと想定外のことが起きやすいため、やることは少なめに設定しておくことがポイントです。
お昼ごはんはアラーム設定
会社にいれば、チャイムや同僚が席を立ち始めたのをきっかけに、お昼の合図がわかりますが、自宅にいるとなかなかそういったきっかけがありません。
気がついたときには、お昼の時間を過ぎてしまっていたり、普段見られないようなお昼の情報番組が始まって、ついついダラダラと見続けてしまったり・・。
仕事が終わらないと、お昼ごはんを食べながら仕事をしがちですが、在宅だからこそしっかりと休憩時間を管理することが大切!
出勤時と同じようにきっちりというわけにはいきませんが、テレビを自動的に切ったり、スマホでタイマー設定しておくことをおすすめします。
ダラダラ残業しないために終業時間にもアラーム設定
通勤時間もないし、その分働かなくちゃと思っていると、際限なく仕事をしてしまいがちです。終わらないとついつい子どもが寝静まったあとに仕事をしたりしてしまうことも・・。
結果的に効率が下がりダラダラ残業に。会社に事前申告していないとサービス残業にもなりかねません。
在宅勤務でも、「自分の時間」を使って働いていることに変わりありません。
場所が違っても、働き方を意識するためにも、お昼時間と同じく終業時間にもアラーム設定しておきましょう。
仕事を終えたらPCやスマホから離れる時間を作る
私自身、ときどき集中力が欠けてやらかしてしまうのですが、何か調べ物をしようと思ってネット検索してみたら、ついでにニュースを見てしまい、その延長線上でSNSを見てしまいます…。ごめんなさい。
特にスマホをそばに置いておくと、LINE通知などが気になってしまい、まったく仕事になりません。
SNSを見てしまうと、あっという間に時間が過ぎ去ってしまいます!
節電のためにもダラダラネットサーフィンを防ぐためにも、時間帯を決めて作業し、それ以外はPCやスマホから離れる時間を作ることが大切です。
家事が昼間にできるからと言ってもやらない
家にいると、床に落ちているゴミが気になってしまい、仕事と仕事の合間についつい掃除機をかけたくなってします。
洗濯物も同じく「せっかく家にいるのだから、たくさん干さないともったいない!」と、普段できないような家事をしているうちに、あっという間に1日が終わってしまいます。
普段やらないことが、なぜか気になってしまうのです。
マメに掃除したい気持ちをグッとこらえ、どうしても気になる場合はクイックルワイパーでササッと掃除するようにしましょう。
家の中で運動するようにする
通勤って意外と侮れない貴重なウォーキング時間。家から一歩も出ない在宅勤務は、運動不足になりがちです。
仕事が終わり次第、PCもスマもパタンと電源を落とした後は、軽く運動したり散歩に行くようにしましょう。散歩時間は事前申請しておいたほうがトラブルが起きないです。
私は外のジムに行くのもめんどくさいので、腹筋ができるマシーンを購入し、リモートワークのときは1日3回腹筋を鍛えるようにしています。おかげでお腹だけは細マッチョですよ。
リモートワーク、ここがデメリット!
リモートワーク、いいことばかりのようですが、実はデメリットもあります。
子どもが家にいると気になって仕事にならず
保育園や小学校に行っている間は何とか仕事になりますが、子どもが自宅にいるときは全く仕事になりません!
新型コロナウイルスで休校となり、暇を持て余した我が家の小学生の子どもたち、「宿題がわからない!」「お腹すいた!」「暇だ!」と、家中を騒ぎまくるせいで、全然集中して仕事ができず・・。
仕事しながらイライラ爆発です!
自宅で仕事ができることに感謝しつつも、結局、子どもたちが寝静まった夜中に作業をすることになり、睡眠不足に陥ることも多々あります。
際限なくサービス残業してしまう
自宅作業を続けているうちに、次第に時間感覚が失われていきます。気がつくと膨大にサービス残業していることもあったりします。
働いた分だけお金がもらえるようなホワイティな会社ならいいかもしれませんが、「そんな時間に働けと指示なんてしてない」「働いているかわからない時間に、金なんて払えるか」と言われる可能性大です。
事前申告している時間以外は働かないと自分で決めておかないと、お金はもらえずヘトヘトに疲労するだけです。
リモートワークは意外とお金がかかる
家から一歩も出なくても仕事ができることで、お金がかからないかなと思いきや、意外にもお金がどんどん出ていきます。
寒かったり暑かったりするとエアコンはつけっぱなしですし、ポットやトイレも使いますので光熱費も水道代もグン!と上がります。
給食が出ないため、子どもが家にいるとお昼代も余計にかかりますし、自分のお昼も自炊する分、電子レンジやガスなどの光熱費が余計にかかってしまいます。
リモートワークにより、家計費が3割ほどアップしました・・。
PCやスマホの通信費、プリンターのインク代や文房具代も増えることから、これらの出費は経費になるのかどうか、会社にきちんと確認を取ってみましょう。
共働き家庭はどちらが在宅勤務するか揉める原因に
子育て中の共働き家庭の場合、どちらが休むかが問題になってきます。
「いつも私ばっかり!あなた、今日休んでよ!」と、保育園の送迎をどちらが担当するかで揉めることも多く、イライラが募って夫婦ケンカ勃発となることも。
仕事のスケジュールとは別に、家庭内のスケジュールも2人でよく話し合って決めておくことが大切です。
誰とも話さないため、次第に病んでくる
会社にいると誰かと話す機会が増えたり、お昼も一緒に食べる人がいたりと、ストレス発散が自然とで出来るもの。ママ同士だと子育ての悩みも聞いてもらえたりします。
しかし、リモートワークの場合、話し相手は子どもだし、子どもがいないとテレビを見てお昼ごはんを食べるようだし、社会からズレているような気がしてきて、次第に病んでくるように・・。
社会から取り残された気持ちになってきます。
今はチャットワークやズームなどで、離れていても会話ができるツールがありますので、気分転換に積極的に活用することも大切です。
サボっていると思われる
オンライン会議や上司の監視がない場合、買い物に行っていようと寝ていようとわからないため、仕事をサボっていると思われてしまう可能性が・・。
「ちゃんと仕事しているの?」と上司に疑いをかけられ、ただでさえ子育てしながらの自宅作業はイライラしているのに、精神的なストレスが倍増することもあります。
ある意味、リモートワークに対する会社の理解度や上司の性格が、こういうときにわかるかもしれません。
リモートワークは「自宅出勤」と同じ。マイリズムを作ることがコツ
辛い通勤がなく、自分のペースで仕事ができて自由ということは、その自由になった時間をいかに自分でコントロールできるかが求められてきます。
始まりもお昼も終わりも自分で決める必要があるのに、言うことを聞かない子どもが家にいるだけで思い通りにならず、出来ない自分を責めて発狂してしまうこともあります。
ラクになるかと思いきや、会社とは違うストレスを抱えるのがリモートワークというもの。
いつもと違う環境下で仕事をするには、自宅に出勤すると思って取り組むことが大切です。
私は「今日はこれ頑張ろう!」「今からこれやる!」「今日の仕事終わり!」など、ひとり言が増えたかも。はたから見ると変な人ですが、リモートワークではひとり言がとても大切だったりして(笑)
自分だけのリズムを作ってしまえば、イヤな上司や同僚とも目を合わせる必要がなく、こんなに快適な労働環境はありません。
子育てしながらのリモートワークは思い通りにいかずに大変でもありますが、子どもと過ごせる貴重な時間にもなります。
リモートワークを認めてくれない会社もある中で、認めてくれることに感謝しないといけませんね。
自宅作業は多少時間は前後してしまうもの、完璧なんてできないもの!と割り切り、自分を責めることなく、在宅仕事を共に楽しく乗り切りましょう!
この記事が気に入ったら
いいね ! しよう