子供が楽しめるお金の勉強術。大人になってから苦労しない賢いお金の使い方はカレーの食育で身に付ける
「子供が将来お金で苦労して欲しくない。」
子育て中の親だったら、誰もが願うことでしょう。
私がどんな机上の勉強よりも重視していたのが、学校ではゼッタイ教えてくれない「お金の勉強」です。
3歳ぐらいからお金の勉強を初めて、今は7歳になりました。
小学校2年生になった今、どれぐらい身についているか「お金の勉強 実践編」として試してみることにしました。
お金の勉強の題材に選んだものは、食育の代表格であるカレーライス
「お母さん、私ひとりでカレーを作ってみたい。」
お金の勉強に選んだものは、自ら選んだカレーライス作りです。
しかも自分でカレーの材料決めから買い物から料理まで行います。
夏休みらしく「夏野菜たっぷりのチキンカレー」を作る予定です。
こちらが計画して作った「夏野菜たっぷりチキンカレーレシピ」プランです。
作り方のポイントも作ってあって、これはかなり期待出来そうな内容です。
材料4人分で2,600円になる予定ですので、材料費として千円札3枚を渡しました。
「よーし!それじゃあお母さんは、買い物中何もしないから1人で全部やってごらん。」
目をキラキラと輝かせて買い物に行く気満々の長女と一緒に、イトーヨーカドーまで早速買い物に行ってきました。
母は買い物中は後ろに付いているだけ。自分でどれを買うか考えさせる
さて売り場に到着しました。
「まずは野菜から買う!」
先ほど紙に書いた買い物リストを見ながら、カゴに入れていきます。
「夏野菜にはやっぱりパプリカだよね。」
黄色ではなく赤い方を選びました。
ズッキーニも入れるよ。
妹が大好きなトマトは、ヘタの方の変色も確認してツヤツヤなものを選んでおりました。
他にナスや玉ねぎ、とうもろこし、にんにくやしょうがを選んでカゴに入れていきます。
「あれ?カレーのルーってどこにあるんだろ?」
グルグルとカートを持って迷いだしてしまいました。
「わからなかったら人を頼るんだよ。」という母の言葉を思い出したのか、店員さんにルーの売り場を聞いておりました。
店員さんに聞いてようやくカレールー売り場を見つけました。
こくまろはね、お父さんが胃がもたれて食べられないの・・・。
買い物計画では2,600円でしたが、結果的に3,188円でした。
日用品や他にもちょっと買い足したからなんですよね。
「お母さん、お金足りないよ。」
3,000円しかお財布に入れていなかった長女は大慌てです。
本来なら大人はカード払いをしておりますが、金銭教育のために現金払いをすることにしました。
結局自分の財布に入っていた1,000円を足して買ったようです。
小銭ジャラジャラ入っていたのになぁ。
あと200円出せばよかったのにお札を出してしまう点は、もうちょっと買い物の仕方はお勉強が必要ですね。
それでも150点ぐらいあげたいぐらい、最初から最後まで買い物をすることが出来ました。
買い物袋をいつもお母さんに持ってもらっているから、1人で持ち帰るのは相当重かったようです。
最後は引きずって、ビニールの底が破けておりました。
それでは料理は一緒にお母さんと作っていきましょう。
親子で食育クッキング!夏野菜たっぷりチキンカレーを一緒に作ってみた
こちらが買ってきた材料全部です。
とうもろこしは時短仕様のようです。
玉ねぎの皮をむいて、くし形に切っていきます。
これは何回もやっているのでお手の物ですね。
「お母さん、目が痛い!」
何度切っても、玉ねぎは大人でも苦手です。
切った玉ねぎは、耐熱容器に入れて5分ほどレンジでチンしておきます。
ズッキーニは柔らかかったらしく、すぐに切ることが出来ました。
しましまにピーラーしたなすも、簡単に切ることが出来ました。
パプリカの種取りに初挑戦です。
スプーンで頑張って取っていました。
パプリカは内側から切ると、切りやすいことに気がついたようでサクサク切っておりました。
同じ要領でピーマンの種を取ったのですが、なぜ輪切りに?!
それでも何も言わずに、気の向くままに切らせてみました。
かぼちゃは種を取って、レンチン2分すると柔らかくなって切ることが出来ます。
かぼちゃはそれでも危険でしたので、私が一緒に切りました。
切ったかぼちゃは、とうもろこしと一緒にトースターに入れて5分ぐらい焼くといいですよ。
最後に鶏もも肉を切ります。
これも結構皮の部分で苦戦しておりまして、結局私が1枚切ることになりました。
なかなか全部1人で切るのは、まだ難しかったようです。
オリーブオイル大2を入れて、にんにくとしょうがのみじん切りを炒めた後に、材料をよく炒めます。
ルーの適量の水を入れて約10分中火で煮込みます。
火をいったん止めてからルーを入れて溶かします。
さらに弱火で約10分ほど煮込みます。
「うぁ〜、おいしそう!」
汗水垂らして作った長女の心が、テンションMAXのようでした。
最後にトマトを適当に切って鍋に入れます。
我が家の最終隠し味は、ウイスターソースを大1弱入れることです。
これであと2〜3分煮込めば完成です。
なんだかもういつも以上に楽しみです。
長女が一生懸命考えて作ってくれたカレーを食べてみた
こちらが長女が計画から買い物までして、ほぼ1人で作った「夏野菜たっぷりチキンカレー」です。
盛り付けも「あっちっち!」って言いながら、頑張って行っておりました。
お肉もとっても柔かくて、お野菜がたっぷり入っていてジューシーな味です。
最近食べ過ぎの母のために、ごはんなしチーズ入りカレーを作ってくれました。
チーズとトロトロのなすが、絶妙においしかったです。
これはまさにカレーのおいしさではなく、愛情がたっぷり詰まっているからおいしいのですね。
ほんとここまで1人で出来たことに、母も父も心から感動してしまいました。
「お父さん、おいしいでしょ?全部1人で作ったんだ。」
最初から最後まで1人で全部出来たことに、目をキラキラさせながら長女は大満足しておりました。
お金の勉強は楽しく覚えていこう。大人になってから苦労しないためには親の教育が大切
金銭感覚は、人間が生きていくためにとっても大切な感覚です。
子供のうちは親が面倒を見てくれますが、大人になってからは自分1人で考えていかなければなりません。
自分の金銭感覚だけが、唯一頼りになってくるのです。
大人になってから金銭感覚の勉強をするようでは、少し遅いです。
できるだけ早いうちから本物のお金を持たせて、自分でお金を管理する勉強をしていく必要があります。
小さいころに失敗しておけば、大人になってから失敗免疫を活かしていけるようになるのです。
でもね、どんな勉強でもそうですが、楽しくなかったらまったく意味がありません。
このようなカレーを題材にして最初から最後まで自分1人でやる計画を立てると、とっても楽しくお金の勉強が出来ますよ。
お休みの日に、ぜひ親子で取り組んでみてくださいね。
金銭感覚は、学校の教科書から学ぶことはできません。
お金を使う体験を通して、初めて身につく感覚なのです。
我が家ではこれからも、お金の教育にしっかりと力を入れていきたいです。
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