夫が転職に失敗せずに成功した理由。中卒から東証1部上場企業に這い上がった夫のハングリーな人生とは
夫は現在の職場の赤字の経営状況を見て、転職活動を進めております。
リストラされずに残ったものの、残った人達なりに重圧や苦悩は付きものです。
昨日も転職エージェントに行って、色んな求人を頂いてきたようですが、色々あってやはりダメになってしまいました。
やはり問題になったのは、夫の「学歴」です。
書類で落とされる可能性大と指摘されて、自分のやりきれなさにかなりへこんで帰ってきました。
なぜ夫は現在転職活動をしているのでしょうか?
そしてなぜ学歴がない人生を、夫は送ることになってしまったのでしょうか?
夫の学歴が「中卒」になってしまった理由とは
夫の学歴が問題になってしまった理由として、夫の学歴は中卒であると言うことです。
自ら進んで希望して中卒になったわではありませんし、グレてしまって中学校を退学になったわけでもありません。
私の親世代はちょうどバブル世代で、土地を買えば必ずと言っていいほど値上がりする時代でした。
当然のごとく、住宅ローンを何倍も高い住宅ローン金利で借りていました。
しかし、そんな土地神話も経済の荒波ですぐに神話と化しましたよね?
そんな夫の家庭でも、お父様の仕事が経営状態により上手くいかなくなり、無謀に借りてしまった住宅ローンの支払いに無理が出てきたのでしょう。
教育資金よりも住宅ローンの返済に、家のお金をほとんど使ってしまったようなのです。
私も住宅ローンを借りていますから、焦る気持ちが本当によくわかります。
夫は頭だけは抜群によかったみたいでして、中学は誰もが知っているような都内の有名私立中学校に、県No.1の成績で合格しました。
進学はしましたが、やはり一般家庭には私立中学の資金を捻出するのは難しかったみたいです。
やむを得ず私立中学校を中退して、公立中学校に再入学しましたが、やはり高校に行く費用を捻出することが出来ませんでした。
それぐらい夫の家庭では、資金に困窮していたみたいです。
本当は学力が誰よりもあるのに、お金のせいで学校に行けなかったとは、当時親への怒りは相当なものだったことでしょう。
今でも人生の最大の汚点と言っているぐらいですから。お金の恨みって簡単には消えません。
しかたなく、夫は高校にも行けない間に何をしたかというと、土木工事のアルバイトとか土方の仕事をしていたそうです。
頭の才能があるのに、体を使った仕事の日々でした。
それも若干16歳で、相当つらかったことでしょう。
しかし、逆境からのハングリー過ぎる這い上がり方が半端じゃなかったのです。
夫の逆境からの這い上がり方はすごかった
夫は、このままでは自分の人生がダメで終わってしまうと思ったようでして、土方のアルバイトをしながら大検の資格を必死で取得したようです。
自分の才能を生かせるように、情報処理系の職業訓練校に行き、それはそれは真剣に、そして今までの遅れを取り戻すかのようにみっちり勉強して、みごと優秀な成績で卒業したそうです。
今は「高等学校卒業程度認定試験」と言って、高校を出たことになるのですが、昔は大検を取ったからと言って、高卒にならなかったんですね。
ダメだと思って頑張って勉強して、大検の資格を取るなんてほんとすばらしい逆境力です。
しかし、最初に入った企業ではとんでもない会社だったのです。
最初に入った会社は、メチャクチャ学歴偏重主義だった
夫が最初に入った会社は、重労働なのにありえないほどの安月給だったのです。
扱い方も学歴偏見主義が集まったカタマリであったらしく、大卒じゃないと言うだけで見下された目でいつも扱われていたようです。
日本の学歴偏重主義を、イタイほど味わったそうです。
やはりそんな会社に居ても将来性なんてまったくありません。
再び夫は必死になって、転職活動をはじめたのです。
自分の功績から、転職活動に成功をする
夫は今度は常駐派遣という形で、プログラマーとして別の会社で働き始めました。
開発の仕事なのに営業センスもあったらしく、自分で売り込んでは仕事を探してきたりしてきました。
そんな功績が広まったらしく、自分で書いていたブログから本の出筆依頼が舞い込んできたのです。
そして私と結婚して派遣社員で結婚だなんてと、正社員をめざして見事転職したのですが、やはりそこも大卒の人に軽くあしらわれ、半月で退職に追い込まれることに・・・。
そこからうつ病を発したりして、本当に大変な日々が続いたのですが、少しずつ転職活動を開始しました。
本当は学歴が重要視される今の会社の重役の人が、学歴以外の出版の功績に目を光らせ、その重役の人にヘッドハンティングされる形で見事採用されたのです。
まぁ、採用筆記試験も100点だったみたいですので、万場一致だったんですけれどね。
ブログで自分をアピールしたことが、人生を変える事につながったとは驚きです。
ブログって素晴らしいツール・・・。
もうその重役の方はご退職されてしまいましたが、「人間性」を重要視されたその方は、今でも人間として尊敬し、夫が目指すべき目標の人になっています。
こうやって這い上がりたいハングリー精神で、逆境力あるどんでん返しで東証1部上場企業に学歴ではなく、才能だけが認められて潜り込むことが出来たのです。
しかし、転職に成功した後でも、夫はここで決して終わらなかったのです。
転職に成功した後でも、夫は常に自分を磨き続けた
転職に成功して東証1部に入ろうとも、努力をしていなければ奈落の底に落ちることを経験済みです。
おごれる者久しからずです。
学歴で守られていない夫は、常に難関資格をこの10年でたくさん取得してきました。
まだまだ学歴偏重主義の日本の中でどうしたらいいか、答えを彼は知っていたのです。
我が家は上場企業勤めだから安心だとも、上だ下だ考える事事態がバカげています。
企業なんて最後は決して守ってもくれません。
信じるもの、守れるものは自分の力のみです。
どこの大学卒だ、どこの勤め先だ、そんな表面を信じる人生ではいつか足元をすくわれます。
実際に先月、夫の会社で100人もの人がリストラされました。
大企業だからって、安心して温存していてはいけないのです。
夫は転職後も自らの力を磨き続けて、リストラなんておろか会社にとってかけがえのない人財となっているのです。
転職しようか悩んでいる人は、学歴がないことであきらめるな!
「自分は学歴がないから、転職なんてダメかもしれない・・・。」
今、同じように転職しようかどうか悩んでいる人は、絶対にあきらめてはいけません。
あきらめたら最後です。
努力をすれば、必ず報われるときが来ます。
人は生きていたら、どこかで必ず挫折するときがきます。
でも人間はつらいときがあれば、必ず乗り越えられるようにできています。
これから転職しようかどうか悩んでいる人は、夫のような例もありますからぜひチャレンジして前に進んでいってみましょう。
あなたが自信にあふれていればいるほど、明るい光があなたを照らしてくれるようになってくれるのです。
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