2017年4月15日 -PR-

我が家は今、あなたから見てうらやましいですか?妬みと恨みのパワーが自分を向上せる原動力になる

あなたは正直、今の我が家を見てうらやましいと思いますか?

夫は東証一部上場企業の管理職であり、妻は正社員で働いた後に自分らしい働き方を選択し、在宅で働きながら家事と子育てと両立生活。

現在は資産価値の高い高層マンション暮らしを送りながら、貯金総額1,000万円以上を達成して、自分の手でしっかりと稼げるような生活を送る日々・・。

これだけを見たら、温かくて幸せそうな家族に見えて、うらやましい〜!と思われても仕方がないです。

「なぜ、あの人ばかりが上手くいっているのだろう?」

自分よりキラキラと輝いている人を見ていると、うらやましく思ったり、なかなか上手くいかない自分を見て落ち込んでしまったりするかもしれません。

でもあなたは、我が家の1部分しか見ていませんか?

私なんて、今までの人生、ずっと妬みと恨みと劣等感の塊であったのです。

夫婦ともに温かい家庭を心底妬み続けてきた

「昨日ね、パパと遊園地に行ってきたの。いいでしょ?すっごい楽しかった〜!」

小学校の時、お休みの日にレジャーに行ってきた話を友達に聞くたびに、私は胸がギュッと締めつける思いをしていました。

私の父は不規則な仕事をしていて、土日がまったく休みがないことに子供ながらにひどく落ち込んでいました。

「お休みの日なのに、お父さんがいない。」

友達はみんなお父さんとお出かけをしているのに、私はお父さんがお出かけしている。

「私なんて、アリしか遊び相手がいない。」

父がいないことで、私は家の近くに巣を作っているアリさんとだけが友達だった事を、今でもはっきりと覚えています。

夫もほぼ一緒の家庭環境で、子供のことなんてまったく考えない父とは、口を一切聞いていなかったそうです。

夫婦共に、温かい家庭に対する異様な憧れを抱いて生きてきてしまったのです。

仕事に対する劣等感と悔しさの塊で生きてきた

私はやはり仕事に対する劣等感は、ずっと抱いていました。

父が亡くなってからお金が必要でずっと働き詰めだった私は、就活なんてまったくする時間はありませんでした。

時は、誰もが職に飢えていた「超就職氷河期」。

就活を必死に行っても落とされる日々で、満足の行く会社になんて入れない時代でした。

30代後半が非正規雇用で苦しんでいる理由は、自分のせいではありません。時代の流れに呑み込まれてしまった部分が、半分以上はあると思っています。

私もその波に呑み込まれて正社員で就職できず、28歳になるまでずっと日雇いバイトと非正規雇用で食いつないできました。

「みき、今どこで働いているの?私はこの商社に入ったんだ。」

大卒で24歳なのに、製造工場でおそばやうどんを段ボールにひたすら詰める日雇いバイトをしているなんて、恥ずかしくて絶対に言えない!!

周りの友達が正社員で超有名な大企業に属していることが、心底うらやましかったです。

「私を必要としてくれる所なんて、どこにもいないんだ。」

何度も何度も自分が生まれた時代を恨んで、歯を食いしばりながら働いていました。

周りがキラキラとまぶしすぎために、自分がドス黒く見えてしまい、自分の情けなさに心がボロボロになっていました。

「私、一体何のために生きているんだろう?」

夜中の誰もいない駅のプラットホームで、1人でボーっとしていたことも・・。

「お客さん、もう駅構内閉めますよ?」

駅からも追い出されて、私は地球上の中で一体どこに向かっていったらいいの?

自分の居場所を探してもどこにも見つからず、目から流れ落ちる冷たいしずくを、まったく拭きもせずに家路についたことを、今でもはっきりと覚えています。

幸せな結婚生活のはずが、転落して働き詰めの人生に

自分にとてもよく似た夫と結婚したことは、まさに「運命」と思うしかありません。

お互いの貯金を合わせて30万円ちょっとしかなく、引越し費用と家具代にすべてが消えていきました。

「結婚したらきっと幸せになれる。」

結婚したらすべてがバラ色の人生になれるかもと思い、自分の人生をリセットしたくて25歳でスピード結婚しました。

しかしバラ色の人生は、冷凍されたバラのように粉々に飛び散ったのです。

家計を守るために派遣社員から正社員になんとか転職した夫が、会社の業績都合でたった1ヶ月で追い出され、バラ色になるはずの新居も同時に退去することになったのです。

夫がうつ病にかかり休職状態になり、派遣社員の私は夫を支えるために必死に働き続けました。

とにかく生きなければなりませんでした。

働くお金がすべて生活費に消えてしまい、じゃがいも1個も買えないような貯金ゼロ円生活を送ることになりました。

粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら
二人の孤独を分け合う事が出来たのかい

レミオロメンの名曲である『粉雪』を聞くたびに、当時の生活と心の閉塞感がよみがえってくるぐらいで、今でも正直聞きたくありません。

我が家の凍りつくような「雪の時代」は、こうして長く続いていったのです。

人を恨み、妬んでいても何も変わらないことがわかった

「普通に生きている人がうらやまし過ぎる。」

自分以外の人が、すべてうらやましく見えていました。

悔しさとうらやましさの塊でした。

家の購入を失敗した時、すべての人生が終わったと思いました。

この時だったでしょうか?
人生の転換期を迎えました。

色んな事を考えて、色んな本を読みあさりました。

そして私はわかったのです。

「人のことをうらやましく思っている時間なんて無駄である。」

人を妬み、うらやましく思っていても負のエネルギーしか生まれない。

そんな強いエネルギーがあるなら、自分に向けたらどうか?

とてつもない体の奥から、熱いエネルギーが湧いてきました。

今まで強烈に外に向けていたパワーを、ようやく自分に取り込んでいったのです。

妬みのパワーが自分を好転させることにつながった

私はその時から、人への恨みパワーを減らしていきました。

「あのひとはすごいなぁ。輝いているなぁ。」

人は他人が幸せそうに写った時、「妬み」や「恨み」という形に変えていきます。

でもそのパワーは非常に無駄なようですが、実は素晴らしいパワーです。そのパワーをプラスに持っていくことで、今まで見たこともないパワーに生まれ変わります。

ただしそのパワーのはけ口を、人に向けるのではなく自分に向けるのです。

そのパワーは、妻だけでなく夫も同じパワーを持っており、夫と妻とほぼ同時期に希望の職に就くことができました。

夫婦で持っていた恨みパワーが、強力な原動力に変わっていきました。

「自分たちが幸せになれるようにすればいい。」

そのパワーでお金を貯めることができましたし、そのパワーで今のおうちを手に入れることができました。

かわいい娘たちもパワーに惹かれたからか、我が家に来てくださいました。

必死に自分らしい生き方、働き方を考えていった事が、今につながっていくことができたのです。

恨みと妬みのエネルギーを自分へのエネルギーに変えていこう

これでもまだ他人を妬んだりしてしまいますか?我が家を、とってもうらやましい人生って思っていますか?

その妬みや恨みの時間って、とってももったいないです。

その人はお金持ちかもしれませんが、お金目当ての人ばかりが集まってきて、お金がなくなった途端に人はどんどん離れていくかもしれません。

自分は貧乏かもしれませんが、お金なんて気にしない真の友人ができるかもしれません。

結婚できずに単身で寂しいと思っていたことが、実はとっても気楽で自由な人生だったりします。

今まで世間ではいいと思われていることが、実は恵まれていることに気づくものです。

妬んでいる時間とエネルギーがあれば、自分が進む時間とエネルギーに費やすことです。

魅力的な人を見て、まずはスゴイ!と認めてみましょう。私も色んな人を見て、素直にスゴイ人はスゴイと感じています。

色んな失敗して折れてきた経験が、今の境地に達したのだと思います。

恨みで発生したパワーを自分に向ければ、自分が魅力的になれます。

人間ですから感情を持っています。
妬みたくなるのは自然な感情です。

こんな私でさえ素敵な人を見つけたら、「うらやましい!」「自分には無理!」って正直今でも思っていますよ。

でもどん底まで落ちてきたから、妬みの感情はないです。人間、どん底まで落ちると、他人なんてどうでもよくなってきます(汗)悟りの境地に達した私、そのうち出家しちゃいそうですね・・・。

妬みと恨みのベクトルを、ちょっと変えるだけでいいのです。

うまくいっているのも一部、うまくいってないのも一部です。

人生は、とっても短いです。

だからそのエネルギーを、あなたが幸せになるためだけに使って下さい。

妬むパワーを他人ではなく、自分の「幸せ力」を上げるために使える人が、人生を魅力的に生きられるのです。

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