2016年5月15日 

共働き家計が男性の長時間労働を救う。働きたいのに働けない専業主婦にはこんな働き方がおすすめ

「今日は大事な会議があるから、今日中に帰れないかもしれない。」

日本のサラリーマンは、なぜこんなにも忙しいのでしょうか?

会議があるから帰れない。
仕事が終わらず帰れない。

満員電車に乗るだけでもヘトヘトなのに、終電間際まで「帰りたいのに帰れない」地獄のような日々が続きます。

こんな生活なんてイヤだからと辞めたくても、次にいい所が見つかる保証なんてどこにもありません。

会社の転勤命令に逆らうものなら、ポイッ!っと簡単にリストラされてしまう時代です。

給与改定で毎月の給料が下がって不当な扱いを受けても、文句を言えずに働いている人がとっても多いのです。

給料額ダウンで、残業をさらに増やしていく人たち

「来期から給料額思いっきり下がるから、覚悟しておいてね。」

夫の会社では、会社全体で給料ベースが下げられることがわかりました。

会社の意向ですから、これは致し方ありません。

我が家でもかなりの影響を受けまして、収入源としては約5%はダウンしてしまいました。

「どんどん辞めていく人がいるかと思ったら、辞めるどころかさらに残業する人が増えていってね。」

確かに今回の給料改定で「こんなのやってられないぜ!」って言って、さらに給料のいい会社に転職していった人もいたそうです。

でもそんなスキルも勇気もない人達は、会社にさらにしがみつくかのように、元通りの給料額を取り戻す作戦で残業を増やしていったのです。

残業している人達のホンネの中に、片働きでは生きていけない現実

スキルの高い人達が、どんどんキャリアップをして出て行ってしまえば、当然反対側の立場の人達がその業務を肩代わりしないといけません。

業務量がどんどん増えていってしまい、1人辺りの残業が必然的に増えていってしまうのです。

それでも早く業務をこなそうとせずに、キツい残業を積極的に行う人も中にはいます。

それは片働きの給料額では、子供をとても養ってはいけないからです。

積極的に残業を心から楽しんでしている人達なんて、本当はいないはずです。

早く帰って子供とお風呂に入りたい。
子供が起きているうちに遊びたい。

でも現実は、早く帰りたくても帰れない。

仕事量もたくさんあるし、残業しないと生活していけないという、ダブルのジレンマと戦いながら、仕方なく長時間働いている人が多いのです。

周りが残業していても気にしないで早く帰ったり、業務改善して短時間で終わらせればいいのですが、お金のことを考えると早く帰れない・・。

片働きではとてもじゃないけれど、生活していけない重い現実がダラダラと長時間労働を誘発している原因になっているのです。

夫は給料が減っても、残業をほとんどせずに帰ってくる理由

給料額が改定されても、夫の会社はやはり大きな会社ですので待遇面ではかなりいい方です。

40歳近くの人が他の会社に転職したら、給料額や待遇面ではさらに悪くなる可能性の方が高いです。

挑戦してみないとわかりませんが、「年齢」はスキル以上に重い採用条件になるのが現実です。

実際に給料額や待遇面などのネガティブな転職をする人のほとんどが、次の会社もすぐに辞めたという便りが届くことが多いそうです。

ネガティブな転職は、うまくいかない場合が多いのです。

会社に行くのがつらいから辞めたい!転職して逃げ出したい時に環境のせいにしてもしょうがない

どう考えても動かないのが賢明な判断なのですが、給料が下がっても夫は残業をほとんどせずにすぐに帰ってきます。

なぜでしょうか?

その理由として、共働きでお金をダブルで稼いでいることが大きいです。

我が家が夫だけの収入に依存している家計だったら、夫は鬼のように残業してお金を稼ぐ必要があったことでしょう。

深夜遅くまで残業をしていた日もたくさんありましたが、日中のパフォーマンスが落ちまくって眠くて、全然効率が上がらないんですよね。

仕事の効率が上がらないから、夜遅くまでダラダラ仕事をする体質になり、残業体質に変わっていってしまうのです。

たっぷり睡眠を取り、家でリフレッシュして日中の効率アップをはかる。

1つの会社でいい人間関係を長く築きあげてきたからこそ、「ノー残業スキル」を夫は身につけてきたのでしょう。

1つの会社を辞めないスキルって、実はあるのかもしれません・・。

共働きで働いていることが、実は健康面でも金銭面でもいい作用を働かせているのです。

共働きで働きたいけれど、「非積極的」な専業主婦がいる現実

共働きで働くことが、金銭面でも健康面でもいい作用をもたらしてくれることは、経験上わかってきました。

しかし現実は、共働きで働きたいけれど働くことができない「非積極的」な専業主婦が増えているのです。

夫の仕事が安定していて、お金の心配なんてないから私は働かなくて家のことをしていたいという、「積極的」な専業主婦の方は問題ありません。

親が近くにいなかったり、子供を預けているうちに働けるようないい仕事がなかったり、待機児童が多くて子供を預けられなかったり・・。

専業主婦になりたくてなったわけではない「非積極的」な女性が、世の中に潜在的に多くいるのが現実なのです。

「非積極的」な主婦にとって、働くハードルを高く上げている壁

働きたいのに働けない「非積極的」な主婦の人は、時間的な拘束が問題ではないでしょうか?

私も小学生の2人の娘がいますが、保育園は天国だったのではないかと思うぐらい「小1の壁」は高すぎました。

フルタイムで毎日遅くまで働いていたら、子供の塾や習い事は思うように習わすことが難しいことがわかりました。

小学校は、働くママ用に行事は一切作られていません。

PTA活動や保護者会など、子供の行事は平日の日中であることが多く、小学校になればなるほど「働く壁」がどんどん高くなっていくからです。

30代半ばになってくると後輩もできて、働く立場もどんどん重くなっていき、簡単には休めなくなってきます。

後輩が休んでいないのに、上司が休んでばかりはいられないという罪悪感と戦う毎日が続きます。

日本の社会では悲しいことに、女性は子育てでブランクが空けば空くほど、ますます外で働きづらくなってきます。

週3日で10時〜15時だけの土日休みの仕事で、年収300万円を満たせるような正社員の職なんて、まず日本中を探してもなかなか見つからないのではないでしょうか?

女性が思うように働きたくても、子育てと両立して働けない。

代わりに男性が長時間働いて家計を支えているアンバランスな労働構造は、やはりおかしくないですか?

男性の長時間残業をなくせるような女性の働き方で、私が積極的におすすめしたい働き方があるのです。

両立して働き続けたい主婦には、在宅ワークがおすすめ!

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男性の長時間残業をなくすために、女性の働き方でおすすめの形態は、何と言っても「在宅ワーク」です。

趣味で作った小物をネットで売ったり、Webデザインやパンや料理教室を開いたり。

在宅ワークは時間に縛られることがほとんどなく、自由度はとっても高いです。

保育園からのお熱の呼び出しの恐怖もなし。
PTAや保護者会などの学校行事の壁もなし。

小1の時の学校の防災訓練で、早くお迎えに行けずに「お母さん、私1番最後でさみしかった。」と、いまだに長女に根に持たれています(泣)

でも在宅ワークなら、子育てと仕事の両立がさらに柔軟に可能になるのです。

実際に私も「小1の壁」に思いっきりぶつかって、フルタイムで働く会社員を断念しました。

保育園の壁なんてなかったんじゃないかと思うぐらいありがたすぎて、小学校の壁は比べものにならないぐらい高かったです。

私は在宅ワーカーに1年前から切り替えましたが、PTA役員決めでは何も壁がなかったことで、積極的に手を上げて2年連続立候補してなりました。

専業主婦のように家にほとんどいますが、積極的に取材に行ったりもして、人に雇われずに自らの力でお金を稼いでいます。

もちろん在宅ワークにもいいことばかりなんてなく、デメリットもたくさんあります。

孤独感でいっぱいだったり、会社員のように安定した収入もないしボーナスもないし・・。

長期休みの間は子供がうるさくて仕事にならなくて、ストレスいっぱいたまることだってしょっちゅうあります。

在宅ワークで主婦が子育てと両立しながらお金を稼ぐことって、こんなにもイライラして大変なのか?

でも私は、まったく後悔していません。

「お母さん、ただいまー!あのね、学校でね・・。」

帰ってくるなり子供の学校トークが機関銃のごとく始まりますが、これも私の毎日の楽しみですね。

小学生2人は、家に私がいることで安心して帰ってくるようです。

何かを捨てれば、何かを得るものがありますね。

在宅ワークにもメリットもデメリットもありますが、子育てと両立して働くスタイルとしては、実体験としてとってもおすすめな働き方なのです。

育児と家事と両立して自宅で稼ぐ在宅主婦ワークの実態。在宅ワーカーが考えるメリットとデメリット

自分は将来どうしていったらいいのか、よく考えてみよう

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「寿退社」なんて言葉は、もう死語でしょうか?

結婚したら幸せになれるという、女性の生き方はもうとっくに過ぎ去ってしまいました。

男性が長時間働かなければならない原因は、会社の制度が悪かったり、周りの人達が帰らなくて帰りづらいなど、いろんな要因が絡んでいます。

「残業してる人が評価される」というしくみも、まったく意味がないのでやめたらどうですか?

まずは社会全体が、長時間残業によって人間の幸せを奪うことにつながっているという問題を、もっと問題視していくことが先決でしょう。

首都圏では、親が近くに住んでいないことで保育園に預ける必要が多いことから、保育園不足が続いています。

子育てしながら働き続ける環境が、なかなか上手くいっていないのが現実です。

でももし自発的に残業しなければならない症候群になっている人がいるとしたら、女性が積極的に働き出すことで、何かしら男性の労働環境を改善できるかもしれません。

夫婦は一心同体です。

家計も片方が重いバランスを抱えることなく、協力して支えていったほうがうまくいくことが多いことでしょう。

仕事を持つことで自分自身が成長していけますし、人生をさらに豊かにしてくれます。

女性が仕事を持つことは、人に頼らず生きていけることで「人生のお守り」にもなってくれることでしょう。

ただし専業主婦がいいとか悪いとか、そういったことがここでは問題ではありません。

働くことが大好きな男性も、世の中にはたくさんいます。

夫にバリバリと働いてもらい、家のことは全部引き受けた方が上手く回るという分業スタイルも立派な共働きスタイルです。

自分がどうしたら、家計が心もお金もバランスよく上手く回っていくことができるのか。

自分自身はどれぐらいのお金を稼げれば、心が満足できて家計もうまく回せていけるのか。

まずは自分が何をしたら幸せな生き方ができるのかを、しっかりと胸に手を当ててよく考えてみることが大切です。

人生は、決してあきらめてはいけません。

働きたくても働けない専業主婦の方は、今ある時間を大いに利用してスキルアップなどでどんどん自分磨きをして、いつか仕事を再開するという心構えも必要です。

私も日々現状に甘んじることなく、スキルアップだけは怠らないようにしています。

もし夫婦でお金や働き方に困っている時、何をすれば夫婦で幸せになれるのか。

人生のバランスは、お互いの意識合わせが大切なのです。

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