30代女性の転職の壁である育児との両立の悩みは、子連れ出勤で解決可能か?

「仕事」「女の幸せ」のどちらかと言われたら、あなたはどちらを優先しますか?

20代は社会に出て、仕事優先でキャリアを積むことを優先する人が多いと思います。

しかし30代になると、途端に焦り出すのが結婚と出産・育児という「女の幸せ」と言われているものです。

いまだに出産となると仕事を続けていくハードルが高すぎて辞めていく人が多く、女性の労働人口のうち8割以上も超えています。

子供との時間を優先したくて仕事を辞めたはいいけれど、なぜか満たされない生活が続きます。

辞めたくて辞めたわけではなかったという、どこか煮え切らない不満の気持ちが膨らんでくるからです。

30代になって転職したいけれど、大きな壁となって立ちはだかるのが「育児との両立」なのです。

女性が出産後も仕事を続けていくためには、柔軟な働き方が必要です。

実は今、新しい女性の働き方である「子連れ出勤」が注目されているのをご存知でしょうか?

子育て中のママの中は、社会人経験が豊富で即戦力になる人が多い

子育て中のママの中には受験戦争にも勝ち残り、就職前線を乗り越えて大企業に入った方々もたくさんいらっしゃいます。

大企業じゃなくても、豊富に社会経験を積んでいてすぐにどんな会社でも即戦力になる人がとても多いのです。

キャリアがありすぎて残業も多いために、両立どころではなく辞めていく人も多いのが現実です。

保育園激戦区にいたために入ることが出来ず、泣く泣く仕事を辞めた人も多いはずです。

実はこのような女性が世の中にゴロゴロといて、家の中で1人孤独と闘いながら慣れない子育てをしているのが現実なのです。

すごいもったいない社会構造をしています。

「保育園に入れないのなら、会社に連れてくればいい。」

保育園を社内に作ってしまえば、もったいない人材を採用して即戦力として活用できるのではないか?

こう考えた会社が「子連れ出勤」という形を取り入れていったのです。

子連れ出勤の環境と、子育て世帯が参加するメリットとは

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子連れで出勤できる環境はすごいのです。

例えば体験カタログ・チケットの企画・販売を手がける「ソウ・エクスペリエンス株式会社」では、子連れ出勤を推進するプロジェクトをしています。

なんとオフィス内に、子供が遊べたりお昼寝が出来るスペースがあるのです。

目隠しのためにおむつ替えや授乳スペースまであります。
子供を抱っこしておんぶしながら、仕事をしているのです。

これは考えられない環境ですよね・・・。
ママだけではなくパパもいるそうです。

子連れ出勤のメリットとしては、以下のようなことがあげられます。

  • オフィスが明るくなって、笑いが絶えなくなった。
  • 子育てを知らないスタッフも、子供の成長や子育ての面白さ、大変さに気がついた。
  • すぐに必要な人材が集まった。

子連れ出社のパパ、ママなどの意見から、子育て世帯向けの商品開発(出産祝い)につながったなど、企業側にもメリットがあるようです。

毎月社内で見学会や勉強会をして、子連れ出勤可能な会社を増やしたい思いがあるようです。

毎回大盛況のようですから、子連れ出勤に世の中が非常に関心があることがわかります。

保育園でも在宅でもない。新しい働き方がある

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他にも商業施設「ララガーデン川口」に共用オフィス「ママスクエア」という子供がいるスペースがあるオフィスがあります。

学校行事のために中抜けや急な休み、短時間勤務などを認めています。

丸1日働くのは大変だから、短時間でしかも無料で働けるのは非常にありがたい制度なのです。

子育て経験豊富な方や保育士さんがしっかりサポートしてくれる点も、非常に安心です。

在宅で仕事をするわけではなく、出社して子供と共に働く新しいスタイルがあるのです。

一緒に出勤して退社まで過ごせてすごい魅力的な子連れ出勤ですが、やはりメリットばかりじゃないですよね。

子連れ出勤のデメリットとして、どんなことが考えられるでしょうか?

子連れ出勤することによって起きるデメリットとは

やはり子供はわんぱくに成長しますから、オフィス内で走り回って大事な資料をぐちゃぐちゃにして、仕事にならない場合があります。

子供同士がケンカしだしたら、親同士が険悪な雰囲気になりそうです。

子供が泣きわめいてうるさくて、子供がいない社員にとっては迷惑でしかありません。

また都内の満員電車で、子供と一緒に電車に乗ることほど煙たがれることはありません。

子育てと仕事の区別がつかず、病気が伝染って共倒れになるリスクだってあります。

どちらかというと、仕事にならないケースの方が多いのではないでしょうか?

在宅勤務の私でさえ、近くに子供がウロチョロしていたり話しかけられたらまったく集中できません。

職場で子供と離れる時間があるからこそ、イライラせずにリフレッシュできたりします。

子育てをしている時間は勤務になるのかどうか。
他の人との給料の差別化も問題になるでしょう。

やはり「周りの人」の多大なる理解がないと、子連れ出金はまったく成り立たないのではないでしょうか?

子育てと仕事を何とか両立してきた私としては、デメリットの方が多く見えて仕方がないのです。

それでも魅力的ですよね。

子育てもしたいけれど仕事もしたい女性は、一体どうしていけばいいのでしょうか?

子連れ出勤可能な会社が増えれば、女性の悩みは解決出来るのか?

再就職して働きたくても、子供がいることがネックで働くことを諦めている30代ぐらいの女性にとってみたら、こんな制度がある会社は非常に魅力的です。

子供を産んで仕事と両立できるか悩んでる人たちも、転職先の有力な候補になるのではないでしょうか?

いい人材不足に悩む中小企業にとってみても、子連れ出勤制度をつくれば宝のような人材が集まってくる可能性が高まります。

子連れ出勤は、会社にも女性にもメリットがある制度なのです。
雇用環境がよくなって、社会全体にもメリットが出てきます。

それでもやはりデメリットに取り上げたような大きな課題は、たくさんあることでしょう。

同じような人たちが集まってくる可能性が高いですが、やはり職場の人間関係ってとても難しいです。

「私はどうしても子供がいても、社会に出て働きたいんだ。」

働きたい強い意思を持つ方は、子供がいても働きやすい会社を探してみてはいかがでしょうか?

子連れ出勤OKの会社じゃなくても、時短勤務OK、在宅勤務OKの会社はたくさんあります。

子育てしやすい会社を探して転職すれば、いま悩んでいることが実は解決できるかもしれません。

どんなに両立しやすい会社に入ったとしても、やはり1番大切にした方がいいことがあります。

人から得られる信用力と、人に対する感謝の気持ちです。

自分は子育てが大変だから理解してくれないという投げやりの気持ちにならないように、自分も人を助けてあげるような人になっていれば、必ずわかって助けてくれる人がいます。

仕事か女性の幸せかなんて、人それぞれでいいわけです。

大切なことは、どのように自分が納得してその時々の幸せな生き方を選ぶかなのです。

30代にもなると、女性は人生の道が多岐にわたって悩みも多いです。
仕事と家庭のバランスは、自分自身の手で切り開いていきましょう。

とっても奥深くて難しい問題ですが、子育てしやすい会社、お互い理解しあえる会社が少しでも増えるといいですね。