毎日忙しくて心を見失っているときこそ、散歩をしてみることで気づかなかったものに気づくことがある

朝起きて身支度をして朝ごはんを食べて、いつもと変わらぬ道を歩いて電車に乗り、また同じ道を歩いて帰ってくる日々。
テレビやゲームやSNSなど、なんとなく過ごしているうちに1日があっという間に終わり、また明日から同じことの繰り返し。
日々なんとなく過ごしているけれど、なんとなく心が満たされてないってことありませんか?
「こんな日々で、人生終わってしまっていいのだろうか?」
私自身もこのような状態に陥ってしまい、時間だけが過ぎ去ってしまうことが多々ありました。
忙しさゆえに我を忘れそうになっていたとき、ふと外に出てみたら、意外な発見をすることができたのです。
心の声を聞くままに、外に出て散歩をしてみることにした
「なにか感じる心を忘れているな。ちょっと外に出てみよう。」
あまりにも仕事のことばかり考えていて、心が何も感じなくなっていたときでした。
10月下旬の休日、暑くもなく寒くもなく、雲がほとんどない澄み切った秋晴れの青空のもと、散歩をしながらスーパーに買い物に出かけることにしました。
日々、PCやスマホなど無機質な画面ばかり見ているからでしょうか?
部屋の中から外に出た瞬間、自然界から温かいエネルギーを全身で感じ取ったことで、心が一気にポカポカと温かくなっていきました。
と言っても、「時間をムダにしちゃいけない」「1分1秒でも人生にとって貴重な時間」というライフハック的な言葉を聞くと、早歩きで急がなきゃ!と思ってきてしまうのですね。
公園の中の道をササッと早歩きで歩いていたとき、前方にふわふわっとしたピンク色の花が見えてきたのです。
「うぁ、もうコスモスの時期だったのか。こんなにキレイに咲いているとは!」
ギラギラ照りつける太陽めがけて咲くヒマワリや、真っ赤なバラの花のように主張しているわけでもなく、そこに黙ってただ咲いているうすピンク色のコスモスが咲いていました。
8枚のピンク色の花びらという、とてもシンプルな花なのに、人もミツバチも引きつけるパワーと言ったら計り知れません。
毎年この場所に咲いていたはずなのに、なぜ今まで気づかなかったのだろう?
忙しい中でふと立ち止まってみたら、こんなにも心に温かいパワーを感じるとは思ってもみなかったのです。
花は誰の評価なんて気にすることなく咲いている
コスモスを見て思ったこと、それは、花はただそこに咲いて、そこでただ散っていくということです。人の評価なんて何も気にすることなく、ただ咲いているだけです。
自分自身も、コスモスのようにありたい気もしますが、こんな風に生きられないのが人間社会なのでしょう。
人は常に評価の対象になりながら生活しているのが現実です。
技術職でも営業職でも、その他どんな仕事に携わろうと、誰かに評価されながら、人を評価しながら生きているのが現実です。
でも花は、誰かの幸せな姿など気にすることなく、ただ当然のように咲いているだけ。誰とも比較なんかしていません。
コスモス以外にも、道端に咲いている名もない花でも、他人の評価なんて何も気にしないでただ咲いているのです。
散歩は治療。忙しいときこそ心の余裕を作るために散歩にでかけよう
忙しいときは、歩いているときでも、道端に咲いている花を見ることはありませんでした。
そんな余裕はないからです。
どんなに美しい花が咲いていても、咲いていることに気づけないのでは、ないも同然です。
花ばかりではなく、心に余裕がないほど忙しい時は、身近にあるはずの多くの幸せに気づかないまま、ただ素通りしていることが多いのでしょう。
忙しいときこそ、どうなってしまうのか?
おいしい食べ物を味わう時間もなくなり、愛しい人とゆっくり語り合う時間もなくなり、今ある健康的な体があることに気づけません。
散歩なんて時間があるときにするものだと思っていることこそ、すでに余裕がないことを物語っています。
今回、忙しいながらも散歩をしたからこそ、気づけたものがあります。
散歩こそ「心の治療」になり、心の余裕を作っていきます。なにか忘れかけていたことに気づかせる「薬」となります。
「なんだか最近、余裕がなくなっているな」と思ったら、思い切って外に出てのんびりと散歩をしてみましょう。いつも走り続けていたら、わざと立ち止まることも大切です。
散歩をすることで、日々忘れかけていた感情や思いが蘇ってくるかもしれません。
忙しいときこそ、心の余裕を作るために散歩にでかけてみましょう。
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