いらないものを捨てる方法は「3つの力」があれば出来る。子供が片付けを習慣化して得られる宝物とは

「部屋の中に散らばっているおもちゃ、片付けなさい!」
子供が自分自身で片付けられなくて、悩んでいませんか?
我が家の子供部屋もグチャグチャで、私は鬼のような顔をしてガミガミと怒ってしまいます。
怒りたくないのに怒らないといけない毎日に、なんだかイヤな気持ちでいっぱいです。
「もっと楽しく整理整頓が出来たらいいのにな・・・。」
悩んでいる時に、ある1冊の本と出会いました。
それが「学校では教えてくれない大切なこと 1 整理整頓」の本です。
中を読むとマンガ形式で、楽しく整理整頓術が身につきそうでしたので、早速購入してみました。
一体どんな楽しい整理整頓術なのでしょうか?
本の内容に沿って、一緒に実践してみましょう。
いつどうするのかという「決める力」をつけよう
「今片付けるって言ったじゃない。なんでやってないの?」
グチャグチャな部屋の中をさっき片付けると言ったはずなのに、本やおもちゃの出しっぱなしの状態に私の怒りが大爆発です。
こういう時って、床を見ただけでイライラしてしまいます。
これを解決する方法は、子供の機嫌です。
実は片付けるときに良いタイミングと悪いタイミングがあります。
子供の気持ちに余裕があるときなど、良いタイミングでやると徹底的に片付けられるのです。
「わかったー!今から片付けるー!」
子供がいい気分でルンルンの時に、ゲームのように片付ける作戦をします。
「いるもの」と「いらいないもの」とに分けるゲームをはじめます。
教科書やノートなどの文房具や、おもちゃなどがありますよね。
「これいるのかな?どっちに入れたらいいのかな?」
そうすると途端にやる気を出して、片付け始めますから不思議です。
「今使っている教科書はいるよね?古いプリント類はどうかな?」
自分で考えながら、どっちに入れたら正解かというスリルが楽しいようです。
衣類も「いるもの」と、「いらないもの」とに分けてみました。
「ステージ1クリア!次のステージ行くよー!」
「やったー!」
このように、自分から行動してみようという力が楽しく身についてくるのです。
身の回りのものを「まとめる力」をつけよう
自ら行動する力を付けたら、次は身の回りのものを整理して「まとめる力」を付けます。
子供にとって1番身近なアイテムと言ったら学習机です。
我が家の子供の学習デスクは、でかいゴミ箱のようです。
机の上にドサーっと置いてあって、勉強どころではありません。
「机の上を片付けておくと、すぐに必要なものが取り出せるんだよ。」
先生にしょっちゅう忘れ物が多いと言われている娘は、怒られることをやっと自覚してきたようです。
まずは机の引き出しで、先ほどの「いるもの」と「いらないもの」に分けます。
ランドセルの中で、ジャバラのようなプリント類も捨てます。
学校でもらうようなプリント類は、クリアファイルにインデックスを付けて私は整理しています。
必要だと思うときに、すぐに取り出せることが時間短縮につながるのです。
短縮された時間を使って、勉強や他の有意義なことに使うことが出来るようになります。
充実した1日を過ごすためにも、「まとめる力」がとても大切であることがわかります。
「まとめる力がついて、レベルアップしたね!次に行ってみようー!」
「ハーイ!」
どんどん子供たちも乗りに乗って、楽しくゲームをクリアしていくのです。
きれいな状態をキープする「続ける力」をつけよう
1番大切なことですが、きれいな状態はずっとは続きません。
出しっぱなしにしていたら、部屋はどんどん汚くなります。
「出しっぱなしにしないよ!元にあった場所に戻してあげよう。」
これを繰り返さないために、すぐに元に戻すという習慣をつけさせます。
実はこの習慣が、1番難しいのではないかと感じています。
我が家はこの習慣がまったく出来ておりません!
読んだ本、脱いだ服、食器のおかたづけなど、すぐに元にあった所に戻すだけなんですけれどね・・・。
トイレや洗面台などは、みんなが使う場所であるからこそ、あとで使う人のことを考えることが大事です。
大事なのは、相手を気づかう「思いやり」の心を持つことです。自分勝手な発想にならないことが、とても大切なのですね。
唯一我が家で何とか出来ているのが、おこづかい帳をつけることです。
「おこづかい帳をつけると、ムダ遣いが減ってお金が貯まるんだよ。」
我が家ではずっとこの言葉を繰り返し言い聞かせてきました。
「お母さんわたし、お金たくさん貯める!」
いつもアメ玉を買って浪費していましたが、頑張った結果ようやく3,000円以上貯まったみたいです。
たまにお店の前のガチャに夢中になって、浪費しまくっていますけれどね・・・。
毎日コツコツと「続ける力」をつけることが、やる気につながって子供の成長にもつながっていくのです。
いらないものを捨てて整理整頓をする本当の目的とは?
この本を読むと、子供の頃からものを捨てる習慣をつける大切さがわかります。
整理整頓を子供の頃に習慣化しなかったばかりに、片付けられないゴミ屋敷人間が出来上がります。
子供には「決める力」「まとめる力」「続ける力」を付けることが、自分のためにもなることを教えていきたいですね。
ガミガミと「かたづけなさーい!」と、私も言っていたことを反省したいと思います・・・。
「3つの力」をステージごとにクリアしていくことが、子供が楽しく整理整頓術が身につくポイントです。
出来たら思いっきり笑顔で一緒に達成感を味わうことも大切ですね。
我が家もステージ3をクリアすべく、今日からまた実践していきたいです。
整理整頓の本当の目的とは、一体何でしょうか?
整理整頓を習慣化すると、ただ部屋がきれいになるだけではなく、重要な能力を自然と身につけることができるのです。
その力は「時間」という宝物を誰よりも多く与えてくれるのです。
「時間」という貴重な宝物を得るために、整理整頓をするのです。
子供の頃から時間管理術を覚えることが、大人になってからスケジュール管理がうまい稼げる人になれるのです。
人生の中で平等に与えられている時間を、いかに捻出して作り出していくことが大切です。
片付けの習慣化が、お金と同じ価値を生む「時間」を手に入れられます。
時間を浪費することは、お金を捨てることと同じです。
親子で楽しくいらないものを捨てる整理整頓術を、本を通して遊びながら身につけていきましょう。
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