父を追い込み、殺したのはきっと私。過去を悔やんでも無駄だから前を向いて生きていこう。

私は中学校まではずっと勉強をしていた反動からか。

高校ではずっと部活に燃えて、文化祭、体育祭ばかりに力を入れておりました。

おかげで今でもずっと続いている友達がたくさんいるのですが。

その代償として現役で大学に合格することは出来ませんでした。

そこで始まった浪人生活。

今までの華やかで楽しかった高校生活から一変して。

暗い、寂しい浪人生活を過ごすことになりました。

父と偶然会ってびっくりしたこと

そんな浪人生活を送っているときに。

私が予備校から帰ろうとしたら。

「なんか見たような人がいるなぁ?」

前のおじさん達の集団の中に。
深い帽子をかぶった父を発見したのです!!

何だか会ってはまずいような顔をしていて。

今思えばそこは場外馬券場の近くでした。
父はそこで馬券を購入していたのでしょう。

突然会った娘にすごい慌てて驚いて。

「よし、これからどこか食べに行こうか?」

カモフラージュでもしたかったのでしょうか?

父と2人きりで外食したことなんてあったっけ?

いつも仕事一筋人間。
最近は休日にはどこかにこっそりと行っているし。

勉強でイライラしていたけれど。
こんな機会ないから付き合うか。

「うん、それじゃあ一緒に行く。」

電車で10分ぐらい乗った所にあるお店に行きました。

父の気持ちを感じ取らず、イライラしていた私

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「最近仕事ばかりでごめんね。」

「色々あってさ。ちょっと疲れているんだ。」

娘の前では決して疲れなんて見せない父。

いつの間にこんなに小さくなったんだろう?
こんなに白髪が増えてしまったんだろう?

父の姿なんてまじまじと見たことがなかったので。
疲れ果てたその姿に正直戸惑ってしまいました。

ただ、私はこのとき予備校の明日の模擬テストの事でいっぱいで。
自分のことしか考えられていませんでした。

それにこんな休日に何やっているんだ?
疲れていれば家で寝ていればいいじゃんと。

正直父に腹が立っていたのも事実です。

そして自分の見えない進路に。
いらだちを隠せないでいました。

早く帰って勉強の続きをしなければ。
大学に行けなくなってしまうじゃないかと。

父の話は耳から抜けてしまい。
ほとんど会話はなく。
食べるだけで終わってしまいました。

ボソッと何か言いたかったようでしたが。
私がイライラしているのが伝わって。

30分ぐらいで店を出ることになりました。

父を追い込んだのは私だった。

それが最初で最後の父と会話した日でした。

その後すぐに父は自ら命を絶ちました。

あのとき、私がきちんと父の話を聞かなかったから。

父はひとりで悩んでしまったのかと。

何ごともまじめに文句を言わずに働き。
悩み事など一切口に出さなかった父。

あの時父の気持ちを感じ取らなかったばかりに。

父は最後に悩みを打ち明けることなくこの世を去ってしまった。

私が父をあの世に追い込んだんだ。
父を殺したようなもんなんだ。
父は私によって殺されたんだ。

「自分があのとき、こうしていたら・・・。」

10年間ぐらいそのトラウマに悩み続けました。
現実を直視出来ず、周りにはずっと事故だとウソを付いてきました。

きっと自殺遺児の子達は。
同じ思いで悩んでいることでしょう。

消しゴムでさっと過去を消せたらどんなにいいか。
タイムマシンがあったら、戻って話を聞いてあげたい。

それが出来ないから過去の記憶にずっと苦しめられる。

でも悩んでいても。
何を思っても、もう帰ってこないから。

残った家族は前を向いて生きていくしかない。

つらい経験があったから、今の自分がいる。

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だから私は前をしっかりと向いて生きていくことにした。

「お父さんは?」

こういう風に聞かれた時に。

周りに父は「自殺」だったって言えるようになった。

周りは一瞬びっくりして驚くけれど。
明るい顔で言うからみんな安心して聞いてくれる。

こうやって言えるようになったのも。
現実を受け止めたからだ。

同じ思いを持っている方。

前を向いて生きていこう。

私も30歳になってから、ようやく明るくなれましたよ。

今はどんなにつらい事があっても、とびっきりの笑顔でいます。

守るべき家族もいるしね^^
きっと明るい未来が私を待っているから。

 

暗いまま生きるなんて、もったいないじゃない!

 

過去に人から受けたつらかったこと。
成功するはずだったのに失敗したこと。

ごくごく普通の家庭に生まれなかったこと。
成りたかった夢になれずに悔しかったこと。

 

こういう経験があるから。

 

今の前向きな自分がいるのだ。

 

過去は変えられないって言うけれど。
私は過去は変えられると思っている。

自分の気持ちの持ちようでどんな風にでも。

黒い過去を変えるためには。
今を白く輝かせればいいのだから。

ABOUTこの記事をかいた人

橘 桃音

東京都在住の小学生2人の娘を持つ母。長年の会社員生活を経験したのち独立したお金と不動産のことが大好きなブロガー兼ライター。

このブログでは、人生で大切なお金や家のこと、毎日の生活に役立つことを自分の経験から誰にでもわかりやすくお届けしていきたいです。