仕事か子育てか。子供を産んで働き続けるか悩む時に周りの言葉に振り回されてはいけない

「子供を産んだら仕事を辞めなさいって、親に言われているんです。」

出張で別事業所に立ち寄った時に、突然事務職の後輩の女の子に相談された私でした。

29歳の彼女は2014年春に結婚したばかりで、現在仕事を辞めることなく共働き生活を送っています。

私は今の会社で育児休業取得第1号です。
30歳、31歳で2度ほど育休を取りました。

働くママとして基板が何もなかった今の会社で、いちをレールを作ってきた先駆者なのです。

そう立派に言えるほどのものでは、決してありませんけれどね・・・。

「働きながら子育てなんて出来るのかしら?」

子育ても仕事もしていきたいけれど、働き続けられるかもとっても心配です。

そんな悩みを持っている方に、ぜひとも伝えたい事があります。

私の前のアラフィフ世代は、もっと何もなかった

私より前の世代と言ったら、50歳前後の方達のことでしょうか?

1985年、つまり今から30年前に新社会人となられた世代の方々です。

女性でも総合職となられた方々は、女性が差別されることなく働けるようにと法律が決められただけで、 前例や実態が何もない状態で働いてこられています。

結婚して出産しようとしても、どうしていいかわからない。

だから子供を産まずにキャリアの道を進むか?
子供を産んで総合職をきっぱりと辞めるか?

間の道がなく、泣く泣く辞めて行かれた方が多かったのです。

今の時代よりも、もっと厳しい時代であったに違いありません。

管理職ワーキングマザーの両立のコツ。ライフステージが変わっても育児と仕事を両立して働き続けている理由

団塊ジュニア世代は専業主婦がロールモデル

そこから1段下がったのが、団塊ジュニア世代です。

1971年~79年の間に産まれてきた世代ですが、80%以上の人は専業主婦家庭で育ってきました。

「父は外で仕事、母は中で家庭を守る。」

このような考えのもとで、幼少期を育った世代です。

ロールモデルが母ですから、女性は結婚して家庭に入る事で幸せになれると教えられてきたのです。

私もこんなロールモデル家庭で育ちました。
父は不在、母は家で料理と家事と子育てです。

女性がフルタイムで仕事を持つイメージなんて、つかむことができませんでした。

モデルがないからこそ初めてのことだらけで困惑状態

「妊婦検診って毎月あるの?」

部長に言われたひと言です。
今だったらセクハラ発言ですね(笑)

もう何を言っても、はてなマークなんですよ。

部長に有給届けを出すにもひと苦労しましたから、もういいやと言わないことに。

つわりがひどすぎてトイレにこもっていた私ですが、誰にも相談が出来ない状態が精神的なストレスでした。

「便器さん、あなただけは私の話を聞いてー!」

もう説明するのも疲れたから、普通に早退届です。

本当の事を言えないつらさが、とってもありました。

総務や人事に言っても、産休や育休の事はちんぷんかんぷんです。

就業規則に書いてあるのに、何で届け出用紙はないんじゃ!って。

これだから、中小企業はたいへんです。

大手企業だったらとんでもない話です。
監査で見つかってボッコボコでしょう。

ないから自分で届け出用紙を、作っちゃいました。

「こんな時に、先輩ワーキングマザーがいたらなぁ。」

何でも自分が初めてのことだらけですが、私だけが不安なわけではありません。

先人がいない不安で混沌とした状態の中、手探り状態で未知の世界を開拓していったのです。

会社の意識が変われと言うけれど実際変えるのは大変

「子育てと両立するために政府も企業も変わらないと。」

よく聞く言葉です。

でもそう簡単には変わらないです。

制度も作って出来るだけで、企業は制度を規則に載せるだけです。

実態は政府でも企業でもなく「人」ですので、人の中身が変わらない限り何も変わりません。

働いている「人」の価値観って人それぞれですし、生い立ちや育った環境によってまったく違います。

制度が出来たからって、そう簡単には変わりません。

私も何度も何度も変えようとしてきました。

有給の時間単位での取得や、就業時間の前倒し。

「必要性を感じないねぇ。桃音さんだけでしょ?当てはまるのは。」

変えられないと思っていた方が、とっても気が楽です。

「周りが変わらないなら、自分が変わればいい。」

限りある制度の中で、改善策を見いだしていくしかありません。

会社に行くのがつらいから辞めたい!転職して逃げ出したい時に環境のせいにしてもしょうがない

夫や親や有料子育てサービスなど、会社以外の人間を味方に付けることも大切です。

限りある中で何とかして工夫していくことで、「変える」ことも出来るのです。

会社が変わらないから変えていけるのは経験者

会社は簡単に変わらない。

でもこのままでは、子供を産みたくても不安な人たちばかりが広がっていくだけです。

それでは一体どうしたらいいのか?

私達経験者が、これから子育てと両立して働いていきたいと思う人達をサポートしていく必要があると思います。

何をって精神的な面でサポートしていくのです。

「仕事続けていきたいんでしょ?だったら続けようよ。」

母親に逆らったことがないという後輩は、「ここで逆らうべきなんじゃないの?」とアドバイスしました。

一生後悔するよと告げたところ、

「桃音さんみたいに続けていきたい。私も頑張ります!」

後輩は、とても晴れやかな笑顔をしていました。

後輩が辞めたいと思っている不安を、私が和らげてあげたい。

私に出来ることはこれしかないですが、私だから出来ることかもしれません。

働くママをしている人が、働きママになりたい人をサポートしてあげること。

こういった身近なサポートが大きなサポートにこれから変わるのではないかと、私は感じました。

最後は働き続けたいという自分の心の戦い

専業主婦になりたい人も多いですが、子育てしながら働き続けたい女子はとっても多いです。

私の経験から、やはり子育てにはとってもお金がかかります。

子育ては毎日がお金の不安の連続。子供1人分の費用を保育園卒園までにかかったトータル額を出してみた

家族を運営していくためには、やはりお金が必要なんです。

妊娠、出産で会社はたくさん休むことになりますし、ここでくじけてしまう人がとっても多いのです。

でも1度辞めてしまうと、女性の再就職は本気で難しいです。

自分は仕事を続けたいのか。
それとも家庭に入りたいのか。

はっきりと自分の意志を固めることが大事です。

周りの言葉に振り回されないことが、1番大事です。

私達の上の世代はロールモデルがありませんでしたが、今ではロールモデルがかなり増えました。

もっと大変だった時代の先輩方の功績を、私たちはムダにしないようにしていきたいです。

そんな周りの人を、ぜひ自分のイメージにしてみて下さい。

自分の希望を軸にして、次の選択を考えましょう。

周囲に仕事を続けたい意志を見せて、理解と応援をしてもらいましょう。

つらくなったら、辞めることはいつでも出来ます。

心の葛藤との戦いの連続が始まりますが、原点を忘れなければ働き続けられます。

決してあきらめないでください。

お金も得られて社会ともつながれて、子供も保育園で楽しそうですよ。

働くママは忙しいイメージですが、働くママはそれ以上に楽しいですよ!

素敵な働くママになれること、私は心から応援しております。

共働きで働き続けるのがしんどいと感じたら、ぜひ読んでみてください

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