僕は会社を作る!同期男性が不動産投資会社の社長に転身。成功した起業家から学ぶ行動力の大切さ

「あなたを新卒で採用します。」

23歳で新卒派遣で入った会社は、バリバリのIT外資系の会社でして、設立してまだ3ヶ月の会社に派遣されることになりました。

もともと東証1部上場の会社にいた人が脱サラし、会社を作った人を慕っている人達が一緒について作った会社です。

優秀なシステムエンジニアやプログラマー、そして社長秘書と、30人ぐらいついてきたというから驚きの人望の厚さです。

他にも何社も転職した後に、最終的にここに来たという転職組が20人ぐらい。

場所は虎ノ門の一等地で働くことができ、私は夢のような労働環境の中で社会人デビューをすることになったのです。

新卒で入ってから仲良くなった転職組の1人がいました

4月入社と同時に、他の会社から転職して第2新卒という形で入社してきた2人がいました。

2人とも男性で、24歳と26歳です。

24歳の方が地方から東京に出てきた方で、もともと違う会社でプログラマーをしていて、転職をしてきたのです。

名前を仮に、坂巻(さかまき)さんとしましょう。

私はプログラムの基礎も何も知らなかった当時、坂巻さんにこっそり教えていただいておりました。

システムエンジニアの方って、自分の世界観があって話しかけづらい人がとても多いのですが、坂巻さんはユーモアたっぷり溢れる人で、仕事に対しては非常に探究心が旺盛な人でした。

「桃音さん!今日は激辛ランチ食べに、1階のレストランにダッシュで行くぞー!」

仕事熱心かと思ったら、すごいおちゃめでとても話しやすく、「ON」と「OFF」の切り替えがズバ抜けて出来る人だなと感じました。

毎日深夜遅くまで会社に残っていましたので、お昼も晩ご飯も一緒に食べる仲に・・。

休みの日には、新宿にある「ルミネ the よしもと」に一緒に行き、まだ売れていない森三中を観に行ったことも!

お互い恋人がいながら恋人未満の存在ぐらい仲良くなっていて、毎日刺激的な日々を送っていたのです。

私は新卒半年後に契約更新されずにリストラされました

私はこの会社に新卒派遣として入りましたが、半年後には何もなければ正社員として採用されるはずでした。派遣期間が試用期間の代わりだったのです。

しかし、契約更新されることなく、なんと半年後にリストラされてしまったのです。

新卒半年で会社をリストラされた経験者が告ぐ!第二新卒の転職でも決してあきらめてはいけない

外資系ゆえに能力重視で、異様に高い能力を求められていたことも、かなりのプレッシャーでした。

リストラされたとなっていますが「もう契約更新できません。しんどいのでもう辞めます。」と、私の方から言ったのです。

「もう続けられないので、会社辞めます・・。」

本来派遣元に先に言わなければならないのに、社長に自ら辞める意志を告げに言ったのです。あまりにも自宅から通えなくて毎日終電を逃す日々で、心も体もボロボロになっていたためです。

言った後に、社長に築地の高級寿司屋に連れて行かれました。

本当はその時に「辞めないでくれ!」と引き留められることを期待していたのですが、

「桃音さん、次もまたいい会社が見つかるよ。」

え?それだけ・・?

まったく引き留められることなく、一貫1,000円もするまぐろの寿司を食べながら、あっけなく辞めることになったのです。

私が会社を辞めた半年後に坂巻さんも会社を辞めました

坂巻さんとは会社を辞めた後も、頻繁に連絡を取り合っていました。

私が契約更新をせずに、会社を辞めてから半年後に来たメールに、

「僕、会社辞めて自分で会社を作ろうと思うんだ。」

そういえば、ご飯を一緒に食べている時も、ずっと彼は起業したいと言っていました。

ベンチャー企業に来たのも、ベンチャーの事を学びたかったためです。

起業した社長のもとで1度経験を積んでから、次のステップに行きたいと言っていたのです。

「桃音さんも起業したら、僕の会社で働く?」

その時に実は、お誘いをいただいていたのです。半分「冗談でしょ?」としか考えていませんでした。

その時は世の中に対して希望なんてまったく持てず、精神状態がボロボロになっていたために、あまりにも憔悴しきっていて、まったく働く気が持てなかったのです。

「うーん、ちょっと考えておくわ。」

そう言ってしまった私でしたが、どことなく後悔した自分がそこにいたのです。

1年後に連絡をしてみたら、本当に起業していてびっくり!

それから坂巻さんとはあまり連絡が取れなくなり、気がついたら1年が経過していました。

私は日雇いバイトと派遣社員を繰り返しており、転々とした人生を送っていた時でした。

「なんかいい仕事、他にないかなぁ?」

坂巻さんのことをふと思い出し、何気なくネットを検索してみたのです。その時に、とある不動産投資会社のサイトに「坂巻代表取締役」の文字が・・。

「え?これってもしかして、本物の坂巻さん?」

その会社のホームページを開けてビックリしてしまい、目ン玉が思わず飛び出してしまいそうに!

なんと本当に起業して社長になっていたのです。

まさに、有言実行とはこういうことを言うのでしょう。坂巻さんは、不動産投資のポータルサイトを作って社長として就任していたのです。

「なにこれ?メディアとかにも掲載されているじゃない!」

私と連絡が途絶えてから、3ヶ月後ぐらいに起業していたのです。たった1年しか経っていないのに、メディアに多数露出して、ものすごい有名な会社に成長していました。

社長の挨拶のページに、なんとスーツを着た坂巻さんが登場です。

「本当に起業したんだ。行動力がありすぎる!」

自分との雲泥の差に、もうびっくりです。あの時に会社に誘われて断ってしまったことを、ひたすら後悔しました。

久しぶりに連絡をしてみてまたびっくり!

居ても立ってもいられなくなった私は、思わず企業サイトの問い合わせページから連絡してみたのです。

「あの、以前会社で一緒だった橘 桃音と申します。覚えていらっしゃいますか?」

起業して経営トップを走っている坂巻さんです。こんな挫折人生真っ最中の落ちぶれたヤツなんて、もう相手にしないだろうと決めつけていました。

そしたらすぐに、坂巻さんからメールで連絡が来たのです。

「おぉー!ももちゃん元気?今度久しぶりに会おうよ!」

え、なに?

性格、全然変わってないじゃん・・。坂巻さんが住んでいた日比谷線沿線の大都会で、久しぶりに再会したのです。

以前は1Kのボロボロ木造アパートに住んでいたのに、現在は2LDKの鉄筋作りのピカピカでオシャレな賃貸マンションに!

「すごい、やっぱり社長になるとこんな良いところに住めるんだね。」

「うん、そのうち上場させようと思っている。」

同棲中だった彼女との間には、なんとかわいい男の子が産まれていました。

「しまった、逃した魚はかなりでかかった・・・。」

坂巻さんの会社は、これから本気で上場が予定されており、どんどん進化していく彼の有限実行力に、私はただ驚きで何も言うことができませんでした。

なんだかもう激しく後悔・・・。

上場会社社長夫人になる機会を、私は自ら逃してしまったのでした。

思い立ったらすぐに行動出来る人が、人生で成功できる!

坂巻さんの起業ストーリーで思うこと、それは「思い立った時に瞬発的に行動出来る人」です。

すぐに行動に移せる人が、人生で成功していくのです。

「ここで起業しなかったら、きっと後悔する。」

坂巻さんは自分で決めたことに強い意志を持って、失敗を恐れず前進していったのです。

もたもたしていた私は転落して腐った人生に・・、熱い情熱を持って強く前進していった坂巻さんは、ピカピカと光り輝く人生に・・。

同じ会社に入って同じ道を歩いていたはずなのに、「行動力」と「意志」が違うと、これだけ人生に大きく差がついてしまうことを、チクチクと心が痛むほど感じたのです。

「いいや、後でやろう。」

ほとんどの人がめんどくさい事を後回しにします。でも人生で成功する人は、思った時にすぐに行動に移します。

「今でしょ!」がもう死語のようですが、死語なんて言っている人は「しご」とが出来ません。

言うこととやることが合っていないのです。これじゃあ、言った人に対してウソをついていませんか?

成功力は「行動力」です。

考えただけではそれは「ゼロ」です。
やらなかったらそれは「ゼロ」です。

実際に飛び込んだ人が、ゼロから1へ2へと進んでいくことができます。

「どうせだったら、行動して後悔しようぜ。」

坂巻さんに直接言われたひとことです。

起業家の人って、やっぱり考え方がひと味もふた味も違います。

「かっこいい生き方だな。」

人生で仕事に占める割合はとても多いです。
人生とはある意味働くことかもしれません。

働くということは、お金を得て生活をしていくためという一面もありますが、働いて成し遂げられたことで自分の欲求を満たし、人から喜びを得られるという面もあります。

すべての人生のことは「させられる」と思うから辛くなったり惨めになるので、「してみよう」と思うと何でも道楽になる。

by 曽根綾子(作家)

毎日働くことは、ヘトヘトになってしんどいです。しかし、仕事はやりたいことを「自らやってみる」ことで、その仕事は道楽にもなり、面白くなっていきます。

守りに入って挑戦しない人生なんて、果たしておもしろいでしょうか?

自分が満足する働き方を模索していこう。
10年後の自分に向かって生きていこう。

今の私自身、心に強く刻みこんだのでした。

ABOUTこの記事をかいた人

橘 桃音(たちばな ももね)

東京都多摩地域在住小学校2人の娘を持つ母。機械メーカーで10年間勤務した後に独立。
このブログでは、生きていく上では欠かせないお金や家のこと、自分らしい生き方や働き方など、1度きりの人生を前向きにシンプルに変えていける方法をお届けします。

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