女性が働く問題を解決するよりも、もっと男性が安心して働き続けられることが大切だと思うこと

女性が働くことに関するニュースが、連日のように目に飛び込んできます。

妊娠や出産による職場での嫌がらせである「マタニティー・ハラスメント」が話題になったり、妊娠で降格は違法という最高裁判決が出たり。

女性が活躍出来る社会って、いったいどんな社会なのでしょうか?

世の中では、いつの間にか働く環境に対する法案が次々に出て来ています。

最近の話題でどうしても目がいってしまうのが、アベノミクス成長戦略の『女性活躍推進法案というものです。

要するに、大企業(従業員301人以上)に女性の管理職をどれだけ増やすかなどの目標を義務付けるものです。

指導的地位にある女性を、2020年までに3割に増やすことが目標です。

あまり政治には話を突っ込みたくない私でも、「これって違うんじゃないの?」と思うところもあるんですよね。

女性の管理職を増やすことは必要か?

働く女性達は、本当にみんな管理職になりたいと思っているのでしょうか?

私は少なくとも、管理職にはなりたいとは思っていません。

管理職になんてなったら、残業代も出ないし部下より早く帰ることができません。

もっと家庭を犠牲にする方向に向かうようになってしまうことでしょう。

ただでさえ世の中の人達は、残業が多くて両立出来ないと嘆いているのに、違う方向に向かっているような気がしてなりません。

それに日本の企業のうち、99.7%は中小企業なのです。

どれほど女性管理職という名のポストがある職場が、世の中にあるでしょうか?

女性が多く働くサービス業や製造業では、正社員が少なくアルバイトが多いのが現実です。

男性の正社員の人(店長とか)がいて、その下にアルバイトがつく形態が多いのです。

1番トップになれても、バイトの中でのリーダー職ではないでしょうか?

このアルバイトが多い職場の中で、正社員の管理職を目指せと言うのでしょうか?

たった1%足らずの狭き大企業の中で、働く女性達に向けた政策としか聞こえないのは、やっぱり私だけでしょうか?

企業側も管理職を増やすという方針を打ち出していますが、企業のイメージアップだけ狙っているかのような気がしてしまうのです。

生活がかかっているから働かざるをえない現実

現在働く女性は、どうして働きたいと思っているのでしょうか?

自分のスキルアップのためとか。
人の上に立って働きたい人とか。

働く理由は、人それぞれ違うと思います。

実は女性は働くことを望んでいるのかと思いきや、今の独身女性の45%は専業主婦が希望という世の中なのです。

やっぱり人間の生物学的に植え付けられている遺伝子の部分で、男性と女性との違いで役割を分担せざるを得ない所があるからでしょう。

生活があるし、お金が必要だから働いている。

それが、女性が働いているという現実ではないでしょうか?

「ゆっくり子育てと家事をしてゆとりある生活を送りたい。」

そう思っていても、夫の収入が少ないし片働きだとやっていけないから、働かざるをえない人が多いのです。

女性は働くことの本当の意味が見い出せないまま、働かないと家族が怒涛に迷ってしまうのが怖いのです。

何とかして働き続ける道を、色々と悩みながら模索し続けているのです。

女性の雇用対策より、男性のリストラ対策が先!

女性が率先して働いて輝ける社会より以前に、男性が安定して安心して働ける社会作りが先ではないかと思います。

男性メインの社会構造でしたから、そんなにたやすく労働の男女比率は変えられません。

だから断然多い男性の雇用条件を、まずはよくすることが先です。

夫がリストラされずに収入アップが見込めれば、女性はこんなに必死になって働かなくて済むのですよ。

安心して家で子育てや家事が出来ますし、子供も産みたいだけ産むことができます。

結果的に、少子化対策につながっていくのです。

我が家もいつ夫婦ともにリストラされるかわからないことで、私も必死に働いています。

子どもと触れ合う時間が少なすぎて、罪悪感いっぱいで泣くじゃくることもあります。

でも、こんな政策を見たサラリーマン達は、女性ばかりが優遇されることにきっと腹を立てているはずです。

まずは家計の柱となっている人の雇用の安定化をして、不安定な非正規雇用などを減らしていってはいかがでしょうか?

いつ契約更新が途絶えて、いつリストラされてしまうかわからないビクビクの雇用形態では安心して働き続けることなんてできません。

不安で押し潰されそうになって働いているから、まったくやる気が出てこないのです。

正社員を増やして余計な心配をさせないことで、男性のやる気度がグングンとアップしていきます。

やる気が上がれば仕事の効率も上がりますし、それが会社の業績アップにもつながります。

お父さんの給与アップにもつながりますし、女性が無理やり働かなくて済むかもしれません。

女性が輝く社会進出を目指すより、男性が伸び伸びと安心して働ける社会づくりを真っ先に考えるべきです。

まずは時間外労働を減らして、男性が子育てしやすい環境整備が先ではないかと思うのです。

これだけで仕事も子育てもする女性は、とっても楽になりますよね。

男性が変わるからこそ、女性が活躍できる社会になる。

この順番を間違えてはなりません。

最終的には、性別とは無関係に誰もが活躍できる社会を目指していって欲しいです。

とてもむずかしい性別による労働問題ですが、ひとりの働くものとしてそう願っています。

共働きの仕事と子育てと家事の両立は正直しんどくて疲れる。でも仕事だけでは得られなかった幸せもある

4 件のコメント

  • 男性の安定した雇用の重要性、同感です。我が家も共働きですが、夫は自営業のため生活費は共働きで1.2人分といったところでしょうか。共働きにもかかわらず、家事は主に妻の仕事、分担したところで細かいところに気づくのは女性。共働きなら、体力のある男性が家事をするべきではと考えるようになりました。子供は母親第一なので、それはかえることはできないし、疲れてるっていうのはお互い様。むしろ仕事中も仕事集中の男性と、家事や育児、ほかのことも考えなければならない女性なら、女性のほうが疲れていると言えると思います。
    女性が輝く世界というなら、安定した十分な夫の収入、仕事だって完璧なわけじゃないんだから、家事に完璧を求めない男性の思考、包容力のある自分に満足できる頼もしい男性、そういったことがあってこそ、女性は笑顔になるし、子供だって生活の心配が少ないなら産もうと考えるようになるはず。
    働きたい人には均等な評価を。
    少子化対策がしたいのか、男性雇用の枠を減らしてないがしろにしたいのか、子供の母親離れを早めたいのか。男性がどうなりたいのかって言う意見も聞きたいものですね。

    • 2児の母さんへ

      とても貴重な、すごいわかりやすいコメントありがとうございます!!

      もう私の記事以上の価値ある素晴らしいお言葉です。

      私も共働きをしたての頃は、女性がもっと頑張ってオスのように働かないとと考えていたのですが、家庭内では結局ぶつかり合ってしまい、ケンカばかりしていました。

      ふと、やはり性別の差というものは埋められない部分があるということに気が付き、
      自分は家庭をもっと大事にするべきだという点に立ち返り、今の定時で帰れるような
      仕事に就くことにしました。

      結果それが我が家には正解でした。

      各家庭でそれぞれの役割分担がありますので、男性側、女性側の意見がまとまらないんでしょうね。

      男性も、女性も、皆が輝きたい!!

      どちらかを解決してから次への対策が今ごっちゃごちゃになっているせいで、
      民にその思いが伝わりきれてないんでしょうね。

      ちょっと女性が強すぎるという現代社会でもあるような気もしますね´∀`*

      永遠に続くテーマである、と私は思っています。

      ほんと素晴らしい意見ありがとうございました。

  • 欧米ではパートナーの収入と幸福度に相関性がありませんが、
    日本では女性の幸福度は夫の収入に比例して高くなるようです。
    欧米はたとえ結婚したパートナーであっても収支は別なことも多く、
    お互いが自立し、だからこそ相手のお金が幸せに結びつかない、
    当人の相性が付き合って行くことに重要な、つまり精神的に幸せな生活が送れているようです。

    一方が希望する生活だけが叶ってしまう社会と言うのはやはり異常でしょう
    働きたい女性、主夫業に専念したい男性
    これらを切り捨てて、男性だけが(強制的に)安定して働ける社会と言うのは不自然極まりなく、長期的に見れば昭和の男は仕事、女は家と言う価値観は唾棄されなければならないと思います。
    またそうであった方が、やる気のない男性に仕事させる、
    やる気の無い女性に家事をさせるよりもはるかに、
    日本経済にも良い影響を与えることでしょう。

    社会だけでなく、男性女性が互いに認識を変えなくてはならない難しい問題ですが、
    パートナーが金持ちかどうかが幸せに直結する社会なんて悲しすぎます。
    その点は早く欧米を見習って改革がなされることを願っています。

    • 憧れの職業さんへ

      もう、ほんと素晴らし見解すぎて、言葉が出ないです・・・。

      そして日本のこういう男尊女卑の考えがなっかなかなくならないこと。
      でも今大人になっている日本の女性は、どうしてもそういう男社会を見てきて育ってきたしまった分、
      模範とするようなモデルがそういう家庭であること。

      でも働きたいと思っている人は世の中にたくさんいること。
      でもどこかで女性の役割をいまはしていかないと、うまく家庭が回っていかないこと。

      やりたいことと、やるべきことが相まっていない社会なのですよね。

      なぜ欧米では出来ていることが、日本では出来ないのか。
      文化の違いなのか、意識の違いなのか。人種の違いなのか。

      幸福度のベクトルが違ったところにあるのかもしれません。

      お金で相手を判断している目を持ったまま結婚すると、お金がなくなった時、違う判断をしてしまいます。

      やはり、制度うんぬんも大事ですが、「意識」「認識」を多くの人が変えていけば、
      光の幅がどんどんと明るくなっていくと思います。

  • ABOUTこの記事をかいた人

    橘 桃音

    東京都在住の小学生2人の娘を持つ母。長年の会社員生活を経験したのち独立したお金と不動産を日々研究しているフリーライター。

    このブログでは、人生で大切なお金や家のこと、毎日の生活に役立つことを自分の経験から誰にでもわかりやすくお届けしていきたいです。