2018年2月11日 

お金を貯めるために大切な6つのステップ。1つずつ進んで家計をラクにしていこう

植木鉢

お金を貯めたいけれど、一体どうやって貯めたらいいのかさっぱりわからない。

お金をとにかく使わないようにと、食費や光熱費を節約してみますが、途中で飽きてしまったり、挫折してしまったり。なかなか思い通りにいかないことが多いかと思います。

でも、どんなことにも手順があるように、家計管理を確実にラクにする方法があります。

たった6つのステップを始めていけば、家計管理ができるようになり、無駄がない、成果のでる貯金ができるようになります。

「もう、私には無理・・。」なんて、諦めないでください。

気分もワクワク楽しめて、確実に家計管理と節約ができる6つステップを、今回ご紹介したいと思います。

お金を貯めるための6つのステップとはこちら

頭の中で「貯めなきゃ!」「節約しなきゃ!」と思っているのであれば、まずは思っていることを行動です。次のステップを踏んでいってみてください。

ステップ1:貯める目的を決める

まず「何のために貯金するのか?」という、貯める目的を決めましょう。

家を買いたい!
車を買いたい!

将来余裕ある暮らしをしたい!
子どもの大学費用を貯めたい!

目的を決めることによって、何のために貯金するのか、目的が明確になることでモチベーションが上がり、継続させることができます。目的が意志力を持ち、目標達成を後押しするのです。

ただ「お金を貯めたい!」と思っているのと、「マイホームを建てたい!」というのでは、モチベーションが全然変わってくると思いませんか?

お金はただの「手段」です。貯めた後の「目的」を決めておくのです。

挫折しそうになったとき、この目的を思い出すことで、自分自身を支えていくことができます。

ステップ2:家計1ヶ月の収支を洗い出す

貯める目的が決まったら、もう恐れる心配はありません。次は家計の1ヶ月の収支を洗い出してみましょう。

月の収入、支出費目、1ヶ月の総支出、収支額(収入−支出)を書き出していきます。

食費、光熱費、通信費など、費目は自分が使っている費目で構いません。だいたいいくら使っているかを書いていきます。メモ帳でもいいですし、費目を書くのがめんどくさければ、市販の家計簿を使ってもいいでしょう。

細かくつけたい方はそのままの金額でOKですが、めんどくさい方は、1円10円単位で細かくつけなくてOKです。1,000円、10,000円とか端数は切り捨ててしまいましょう。

季節や月によって変動する費目は、もっともお金がかかるときの金額を書きます。もし赤字になってしまった時ショックかもしれませんが、収入以上に使いすぎているお金がある現実を知りましょう。

家計全体を把握することで、問題点から改善策が見つかり、つぎの行動に移していくことができます。

ステップ3:1年間の固定支出と特別費を書き出していく

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毎月の家計の実態がわかったら、次は1年間で払っている固定支出を書き出していきます。

固定費の例として、以下のようなものがあります。

  • 住宅ローンボーナス払い
  • 車ローンボーナス払い
  • 固定資産税
  • 住民税
  • 自動車税
  • 自動車保険
  • 学費の一括納入
  • 学資保険や生命保険の年払い
  • 受信料
  • 出産費用
  • 幼稚園の入園金

固定資産税や自動車税、保険料や年会費など、毎年払わなければならないならないものを整理してみると、普段意識していないお金がこんなにもあるのかと、びっくりするような金額になることがあります。

必ず支払わなければならない支出は、少なければ少ないほど家計がラクに回せますので、積極的に見直したい支出です。

固定費を把握したら、無意識に払いすぎているものはないかどうか、今一度見直しをしてみることも大切です。

 家計管理が上手になるコツは「固定費」を見直すこと。減らすよりやめる覚悟も必要

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固定費のほかにも、予測できないような突然の出費である「特別費」が家計を狂わす原因にもなります。私も実は、特別費が見えてなくて、家計が挫折した経験があります。

特別費の一覧表もつくって予算化し、見えない支出を洗い出してみましょう。

貯まらない家計の原因は見えない支出!特別支出は予算化して月々の家計に組み込もう

ステップ4:目標貯金額を決める

貯める目標達成のために、月にいくら貯める、年にいくら貯める、いつまでにいくら貯めるなどの具体的な数字を目標にしていきます。

「1年後に家族4人で、グアム旅行に行きたい!」

例えば家族旅行をしたいと思ったら、行きたい場所や日程、どのぐらいのグレードのホテルに泊まるのか、家族の人数などによって、目標金額が違ってきます。その金額をいつまでに貯めるかも違ってきます。

1年間で100万円貯めようとした時、2回のボーナスで40万円を貯めるとすれば、毎月必要な貯金額は、

100万円 − 40万円 = 60万円/12カ月 = 5万円です。

「毎月5万円も貯められないわ!」と思ったら、日時を相談しながら延ばすようにしましょう。無理して旅行に行っても、まったく楽しめないですし、毎月もストレスフルになってしまいます。

最初の目標貯金額は、高すぎる金額や短すぎる期間は避けましょう。赤字になって挫折せずに、達成感を味わうことが大切ですので、諦めずに続けられる金額設定が大切です。

最初の目標が達成できたら、次は少し高めにするという具合に、徐々にハードルを上げていくことが上手に貯金できるコツです。

ステップ5:先取り貯金額を出してみる

ステップ2で、収支額(収入−支出)を出したかと思います。実は、その金額が毎月の貯金額になります。

貯金を無理なく挫折することなく続けていく鉄則の方程式とは、収入 − 支出 = 貯金額ではなく、

収入 − 貯金額 = 支出額

です。人間はあればあるほど使ってしまいたくなる欲深い生き物です。月末に余ったお金を貯金しようと思っても、なかなか残らないことが多いです。

だから、先に貯金額を別に分けてしまい、残ったお金だけでやりくりするのです。最初に引いてしまえば、何とか残ったお金でやらざるを得ません。

頭で考えるとゴチャゴチャになりますから、ノートなどに「家計シート」などを作成しておくといいでしょう。

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先取り貯金することで、収支額を「0円」にしていきます。なんだかパズルのようですよね!

残りの収入額でやりくりするため、支出額を減らさないといけなくなります。何度も試行錯誤しながら、目標貯金額は確保できるように、各支出項目を検討していってみてください。

最初はやりくりで苦しく感じてしまうかもしれませんが、残ったお金は全部使ってしまっていいのです!これほど気持ちのいい使い方はありません。

足し算と引き算を繰り返し行い、自分の家計と真摯に向き合っていくことで、次第に貯められるようになっていきます。

 挫折しない!お金が貯まる家計管理シート。先取り貯金をして目標貯金額を達成していこう

ステップ6:目的や目標を再確認し、貯める決意を固めて行動する

貯める目的を確認し、収支も把握し、目標貯金額も明確になったところで、まだ次にやることってあるの?と思われたかもしれません。

最後のステップは、この5つのステップをやり遂げる決意を固めて行動することです。

人間っていつでも同じ調子でいられることってなかなか難しく、挫折しそうなとき、面倒くさくてやめそうになったときでも、5つのプランをやり続けるために、貯金を続けていく決意をするのです。

家計のプラス財産とマイナス財産を記録する「貯金簿」をつけることによって、モチベーションも続けていくことができます。

 家計簿が続かない人におすすめの貯金簿。1ヶ月ごとにプラス財産とマイナス財産を把握してみよう

私自身が挫けそうになった時は、100万円が貯まるまでです。30万円貯めても、仕事が不安定になったりして、また貯金が減っていき、家計もグチャグチャ、心もグチャグチャになりました。

不安でいっぱいになってしまった時、「私は100万円貯めて、もうちょっと広い家に住みたい!」という決意が、貯金を継続させるモチベーションとなっていきました。

気分が落ち込んでしまったときも「やるしかないし、私はよく頑張っている」と褒めてあげることで、すぐに気持ちを立て直し、目的に向かうことができました。

どんなノートでも構いませんが、常に持ち歩ける手帳に書いたり、家族に見せるために冷蔵庫やコルクボードに決意を書いたメモを貼っておくと、さらに効果的です。

先取り貯金を続けていくと、1年間でどれぐらいお金が貯まっていくかを知ることができます。短期的な予測で終わることなく中長期目線になり、10年後、定年後の貯金額まで書き出してみましょう。

 貯金額はいくら貯めていつ貯めたらいい?貯金簿に10年後と定年後の財産を書き出してみよう

「私は貯める!」と決意を固めたら、後はひたすら行動していくのです。

挫けそうになった時、いつでも貯めた決意を繰り返し眺めるようにしていけば、行動していこうというモチベーションアップにもつながります。

手順を踏んでいけば「できた!」という満足感に変わる

お金を貯めたい!という気持ちを持っただけでも、あなたは家計管理の3割は達成しているようなものです。

お金を貯めることって、すごいテクニックが必要なのかと思ってしまいますが、実は難しいことでもなんでもなく、手順を踏んでいくことで、少しずつ貯金できるように変わっていけます。

「私なんて無理」じゃなく、「私にもできる!」「私にも貯める力がある!」と、自分の自信へと変わっていけます。

すべてのステップを100%達成できなくてもいいのです。完璧にやろうと思えば思うほど挫折していきます。

最初からすべてを完璧に貯めることが目標ではなく、貯金をはじめることによって、自分に自信をつけたり、自分自身を知ることが大切なのです。

だから今できなくても、失敗したとしても、決して焦らないください。

私も挫折しまくりで落ち込んで、「もう、私に貯金なんて無理!」と泣きたくなったこともいっぱいあります。まずは、1つのステップをできたごとに、自分をいっぱい、いっぱい褒めてあげてください。

お金を貯めることが目的かもしれませんが、家計管理は自分自身を成長させるチャンスです。

人生って、意外と短いようで長いです。長い人生で少しずつ成長して行く自分をたくさん褒めながら、目標達成に向けて、楽しく自分らしい家計管理を続けていきましょう。

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