2014年12月8日 

節約雑誌の「家計簿見せて!」の他の家の家計簿を見るのが大好きだった私が、貯金額が気にならなくなった理由

「他の家計簿って、どうなっているんだろうなぁ?」

「あなたの家計簿見せて!」なんてリアルに聞ける人なんて、まず周りにはいません。

だから他の家の家計がどうなっているのか知る方法は、ネットや雑誌などが主な手段です。

節約雑誌で有名なところと言ったら、『サンキュ』や『すてきな奥さん』などが主な情報源でしょうか?

この家計簿にのっている「家計簿見せて!」というコーナーを、私は興味津々で目を釘づけにして読んでいました。

私は結婚したての時は、こういった他の家の家計簿がたくさん載っている節約雑誌がとっても大好きでした。

なぜかって、家計簿がたくさん載っていますし、結婚後のお金の管理について誰も教えてくれなかったからです。

でもだんだんと、他の家の家計簿や貯金額が気にならなくなってきたのです。

それは一体なぜなのでしょうか?

貯金額を見て他の家を判断していました

ずっと貯金がゼロ円どころか、借金生活だった我が家でした。

他の家の家計簿がすごい気になって、ひたすら家計簿が載っている雑誌を本屋で手にとっては読みあさっていました。

「すごいなぁ、この家は1,000万円以上も貯めている!」

その総貯蓄額を見て、その家の家計状況を判断していました。

貯金額が少ない家はダメと偏見を持った目で、その家のトータル状況を決めつけていました。

「多いからすごいよね。」
「少ないからダメだね。」

「1,000万円貯めているからすごい。」

「200万円しか貯まっていないから家計管理が出来ていない。」

今から考えるとなんてバカげた発想をしていたんだろうと、首をかしげたくなってしまうのですが。

雑誌と言ったら貯金額しか見ていなかった私です。
貯金額というものが、人を魅了する魅惑的な数値だったのです。

数字の魔力ってすごいものがある

数字の魔力ってすごいです。

日本は学齢偏重社会ですから、数字がいい事で人を判断します。

そんな風に生きてきたからか。
そんな風に仕向けられてきたからか。

点数がいいほどよいという風潮で生きてきた、いわゆる数字の弊害かもしれません。

人物重視だと言われても結局裏では学歴重視で、いい大学に入りたければいい点数が必要な時代です。

常に人と比較するときに、使われるのが数字というものです。

貯金額が多い = 優秀な人
貯金額が少ない = ダメな人

こういう方程式が、頭の中で出来上がってしまっていたのです。

実際はこの=(イコール)の間の人生がとても重要なのに、結果だけで人を判断してしまうのが脳みそです。

でも今まで泣きたくほどの人生を送ってきた私は、最近人の貯金額を見ても何とも思わなくなってきました。

なんとも思わなくなったはウソですね。
ほとんど気にならなくなってきたぐらいかな?

貯金額1,000万円と雑誌に書かれていても、「すごーい!」とか驚かなくなったのは事実です。

どうしてこういう心境に、私は変わってきたのでしょうか?

貯金額だけで人は判断出来ない

「素敵なおうちのために貯金を使ったんだろうなぁ。」

幸せそうな4人家族なのに、総貯蓄額が100万円しかないというおうちがあるとします。

でも素敵なインテリヤに工夫を凝らした収納。
無駄なものがなくシンプルなステキな暮らし。

「貯金額少ないのは、素敵な夢を叶えたからかな?」

雑誌に載っている貯蓄額を見て、私はこんな心境に変わるようになりました。

貯金額の多い少ないで、その家が幸せか幸せじゃないかは、数値だけでは判断出来ないということです。

住宅を購入すれば、頭金に入れただけで何百万円もの貯金を使います。

学校に進学しただけでも何百万円かかりますが、それはその人の必要経費であり、幸せにお金を変えただけです。

現金という資産は減ったかもしれないけれど、幸せという貯金は誰よりも持っています。

そう考えただけで、総貯蓄額いくら持っていますという断片的な価値観だけで、 人のことをうらやましく思わなくなっていきました。

幸せは数値だけでは見えてこない

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貯金1,000万円持っているけれど賃貸暮らし。
貯金200万円しかないけれど持ち家暮らし。

持ち家の人は、実は頭金にドカン!と使ったかもしれません。

それゆえに、家という資産にお金が変わっただけです。

一概に現金の貯金額だけで、お金持ちかどうかなんて判断出来ません。

その持ち家が負債たっぷりかもしれません。
持ち家売ったらすごい利益が出るかもしれません。

貯金2,000万円持っているけれど、ストレスだらけのセコい節約生活。

貯金50万円しかないけれど、夢のためなら投資を惜しまない極貧俳優の卵。

あなたは、どちらが幸せそうに見えますか?

人によって価値観はまったく違います。
数値を見ただけで決めつけてはいけません。

お金以外に大切なものがあるって事を、もっと意識するようになってきたからだと思います。

お金を使ってこそ幸せが得られるものがあれば、気持ちよくお金を幸せに変換していこうと考えています。

幸せは自分の中に基準を置く。

他人を貯金額だけで判断せず、数値だけにとらわれないことが大切です。

貯金額だけでその家を判断する事のない思考をこれからも持ち続けていきたいです。

自分自身の過去の家計簿と比較して、お金をどんどん貯めていきましょう。

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