お年玉の相場を小学生の子供を持つ親が考えてみた。孫や姪や甥には平均金額よりこだわったことがいいこと

私には、ほとんど親戚というものがいません。
同様に子供にも同じく親戚がほとんどいません。
父が亡くなってから、父方の方の親戚とは絶縁状態となり、お年玉をいただくなんて私の母からいただくぐらいになってしまいました。
お年玉の金額を聞いて落ち込んでいたけれど。愛情というお年玉を子供にはたっぷりあげよう
しかし、子供が小学2年生、年長になってから、たまたま15年ぶりぐらいに母の姉が実家に来ると言うのでこんな機会は滅多にないと思い、ひさしぶりに会って来ることにしました。
「お年玉もらえるかもしれないから、もらったらありがとうございますって言うのよ?」
子供たちに目上の人からもらった時の対応を何度も車の中で教えながら、実家につきました。
母の姉からしたら、私の子供たちは大伯母にあたります。
親の私もお年玉にドキドキしながら、行ってきました。
ところで世間のお年玉の平均的な金額っていくらぐらいなの?
孫や甥っ子、姪っ子をお持ちの方からしたら、お年玉ってどれぐらいの金額をあげたらいいかとっても悩まれるかもしれません。
「住信SBIネット銀行」の調査結果によると、2016年度のお年玉の平均支出額は約27,644円というデータがあります。
30代〜40代ぐらいのまだ小さい子供がいるご家庭からしたら、自分の家計のことでカツカツでしょうから、人にお金をあげる余裕なんてないかもしれません。
しかし、日本の伝統的な文化は根強くあり、上げないのも何だか気が引けてしまうかもしれません。
「あのおじちゃんだけくれなかった。」なんてウワサを子供に広められたら、たまったものではありませんよね。
この調査によると、小学校低学年(1〜3年生)ぐらいの子供にあげる平均的な相場は1,000円〜3,000円ぐらいが相場と言えるでしょう。
高学年(4〜6年生)ぐらいになると3,000円〜5,000円、中学生になると5,000円〜10,000円とどんどん上がっていくようです。
親戚が多いうちでは「人数 × 金額」ですから、年始からかなり痛い出費となるに間違いありません。
1ヶ月に3万〜5万円となると、自分のお小遣いにしちゃいたいぐらいの金額です。
さて、今回実際に親戚の方からいただいたお年玉の金額を、こっそり公開しちゃいたいと思います。
孫や姪っ子にいただいたお年玉の金額とはいくらだった?
「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。」
私の母と実家はとても近く、2ヶ月に1度ぐらいは会っていますが、15年ぶりぐらいに会う親戚のおばさまと会うのは何だかとても緊張してしまいます。
「はい、これお年玉よ。」
「おばちゃん、ありがとう。」
ありがとうじゃなくて、ありがとうございますって何度も言ってから来たのに、やっぱりお金の教育より道徳的な教育が大切と汗をかきはじめます。
お年玉袋も帰ってから開けようねと言ったはずなのに、子供にはそんなこと待てません。
お年玉袋をすぐに開けてしまいました。
「うぁ〜、2,000円だぁ〜!」
おいおい!もうぜんぜんマナーがなっていないダメな我が子です。
「大事に使ってね。」
「はーい!」
おばさまからいただいた金額は、何とか相場どおりの金額で安心したのですが、問題なのは母の方です。
「はい、これどうぞ。」
また間髪入れずに子供たちはお年玉袋を受け取ってから、すぐに開けてしまいました。
「うぁ〜、5,000円札が入っている!」
小2の長女が思わず声をあげて、キラキラと輝いた顔をしてお札を広げて見ていました。
保育園の年長の次女にも、同額の5,000円です。
「お母さん、ちょっとあげすぎじゃない?」
私の母に言ってみたのですが、「いいのよ、かわいい孫なんだから。」の一点張りです。
うん、今回のお年玉をいただいたことから、親としてお年玉の相場の金額ってこれぐらいがいいのではと言うのを考えてみました。
小学校低学年までの子供に最適なお年玉とは?
子供が生まれてから、お年玉をいただく側の親として、小学校低学年ぐらいまでの子供に最適なお年玉の金額を考えてみました。
親としてストレスなく受け取れる額としては、100円〜1,000円までの硬貨がベストだと思います。
「え?なんでお札じゃないの?」
実は最近お財布を子供たちに持たせて、お小遣いを月に1度はあげるようにしているのですが、しょっちょう子供に言われることがあるのです。
「お母さん、小銭がいい。」
お札ではなくて硬貨がいいと言うことです。
なぜ硬貨がいいのか?
小学校低学年の子供がいまハマっているものって、ニンテンドー3DSやショッピングモールなどにあるアーケードゲームです。
長女の小学校のクラスでも大ブームですし、保育園でも大ブームです。
このゲームがやりたくて、お札よりも100円玉の小銭がいいのです。
子供たちは小銭ジャラジャラが大好きなのです!
2,000円をすべて100円玉にしたら、お年玉袋もパンパンになってしまいますから、1,000円札を100円10枚にして渡すとと〜っても喜びます。
親としても、5,000円とか1万円とか1人からいただいたら、反対に戸惑いの方が大きくなってしまいます。
同じように自分がお年玉をあげる立場になっても、同じ額をあげなくてはいけないというプレッシャーにつながるからです。
お年玉は、たくさん入れれば入れるほど、あげる方にももらう方にも負担がかかると思います。
平均金額にこだわるより、お金の種類が大事なのです。
両替がとっても面倒くさいかもしれませんが、子供たちがとっても喜ぶ100円玉の硬貨をジャラジャラお年玉袋に入れてみてはいかがでしょうか?
またお年玉の袋を、流行りのキャラクターの袋にするのも子供が喜ぶポイントですよ!
お年玉は親が勝手に使ってもいいの?
「お年玉って、親が勝手に使っちゃったらどうなるのかしら?」
たくさんいただくと、どうしても気になってしまいますよね。
私の夫は、子供の時お年玉はすべて親に没収されてしまって、住宅ローンの返済などにすべて使われてしまったくやしい思い出があります。
お年玉は親が子の財産を管理する権限(民法824条)がありますが、子供がもらったものですから、子供の財産なのです。
勝手に親の都合で使っては、財産管理権の乱用になってしまうのです。
あくまで推測ですが、家庭の状況によっては教育費に使う所もあると思いますので、子供のために使うときは乱用とは言えないでしょう。
「お年玉、今年は何万円もいただいたけれど、どうしたらいいのかしら?」
でも多くお年玉をいただいたら、親がどうしても使ってしまいたくなりますよね。
多くいただいた場合は、どのようにしたらいいのでしょうか?
多くいただいた場合に、我が家が行っているお年玉の管理方法
我が家では、よく母からこのように多めにお年玉を毎年多くいただくことがあるのですが、このようなときにどういった管理をしているのでしょうか?
それは子供の財布に1,000円以上入れないというルールを決めています。
これ以上入れると、子供がゲームでどんどん使ってしまうからです。
1,000円以上手持ち金が貯まってしまったら、お小遣い帳をまずは付けます。
我が家ではゆうちょ銀行に子供用の口座があるのですが、そこに入れるようにしています。
親戚が少ない我が家であることと、すぐに浪費してしまう長女の性格から、まだ3,000円しか貯まっていません(汗)
子供名義の口座に関しては、我が家では三菱UFJ銀行をメインで使っていますので、2人の娘分に関しては今度新しく開設しようとしています。
小銭貯金などを、これからはじめてみたいですね。
そしていくら貯まったら何を買うのかという「貯金の目的」を決めさせています。
「私ね、5,000円貯まったら3DSのプリパラのゲームやグッズを買うんだ!」
お金をなぜ貯めているのか、欲しいものを買うためには買える金額まで貯める必要があることを教えてあげます。
小学校低学年最後の年になってきましたので、金銭教育についてさらに教えていきたいと考えています。
お年玉は子供の金銭教育をつける最大のチャンス!
子供はおろか親でさえ、お年玉をいただくときはうれしい半分どうしていいのかわからず、オロオロとしてしまいます。
お年玉をあげる方としても、いくらぐらいあげればいいのか迷ってしまうことでしょう。
大人になってからお金に関してオロオロしてしまうのは、金銭教育を子供の頃から受けてこなかったからです。
学校では習わないからこそ、親や周りの人からお金をいただくことで、金銭教育を身につける最大のチャンスになるのです。
お金は貯めるのではなく、使うために生まれてきました。
だからこそお年玉をいただいたら貯めるだけではなく、きちんと使うことも教えてあげることが大事です。
ただ貯めこむのではなく、なぜ銀行に預けるのか、いくら貯まったらどうするのかなどを月に1度でもいいから確認することも、子供のうちからはとっても大切であるかと思います。
大人になってからお金に困るのは、大人が教えないからです。
お年玉をきっかけに、お金にふれさせる機会を親子でどんどん作っていきたいですね。
貯金ができる子に育てたい!子供のお金教育のコツはこちら
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