2014年10月20日 -PR-

ペットは一生大事にする覚悟じゃないと飼ってはいけない。かわいいだけで飼うと悲惨な結末が待っている

「あのね、なんでもいいからペットが飼いたい。」

つい先日の秋祭りで、学童で一緒の友達と金魚すくいをしたとのことでした。

「うちは日中誰もいないからペットは飼えないよ。」

我が家のマンションはペットの飼育は可ですが、小さいうちからずっとダメと言い聞かせていました。

その言葉をずっと覚えていた長女です。金魚すくいですくった金魚を、途中の道路にわざと置いてきたようです。

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それを聞いてなんてかわいそうなことを!と怒ろうとしてしまったのですが、

「お母さんに金魚見せると怒られると思ったから。」

半べそをかいて帰ってきた長女です。

犬やネコなどは困りますが、金魚ぐらいは全然OKなのに・・。

長女にキツく言いすぎていた自分に、大いに反省しました。

「でもね、本当は犬が飼いたいんだ。」

ボソっと言った長女ですが、でもどうしても飼う勇気がないのです。

子供の頃に飼っていた犬のこと

私には小学生の時に雑種犬を飼っていました。たくましく育って欲しい気持ちで、名前は「ロッキー」と名づけました。

とても人なつっこくて、決して人を威嚇することなく、私に従順でおとなしい犬でした。

学校が休みでぽかぽかに晴れたある日でした。気持よく外の犬小屋で寝ていたロッキーです。同じクラスの男の子達が隠れんぼをしに来て、私の家の庭を走り回っていたのです。

そんな男の子たちにびっくりしたのか、主人を守ろうと思ったのか、突然近づいてきた男の子に跳びかかり、腕を思いっきり噛んだのです。

腕に何針も覆う大怪我です。一生残る傷跡を作ってしまいました。

近所中、学校中のうわさになり、我が家が悪くなくても、ロッキーは家にいる事が出来なくなりました。

ロッキーはただ主人を守ろうとしただけなのに、事件から1週間も経たないうちに、保健所に連れて行かれる事になったのです。

学校から帰ってきて、しっぽを振ってくれたロッキー・・。

その事件以来、空っぽの犬小屋と綱を見ては、涙が止まらない生活を送ることになったのです。

本当は夫婦共に犬が心底から大好きなのですが、この事件以来犬を飼う事へのトラウマがありまして、未だに飼う勇気が持てていません。

一生大事にする覚悟じゃないと飼ってはいけない

雑誌やCMやテレビでは、ペットのかわいい面だけが映し出されます。もちろんペットはとってもかわいいし、いるだけで人間に癒やしを与えてくれます。

でも実際に飼ってみてわかったことは、えさ箱からえさを撒き散らかし、糞をしつけるまではそこら中にするし、散歩に行っても糞の始末も大変です。

予防接種、耳掃除に爪切り。毛のカット・・。今思うと人間の赤ちゃんそのものです。

旅行に行きたくても好き勝手に行けません。

雑誌のようなイメージとはまったく違い、飼うことは想像以上に大変でした。

かわいいだけでは飼えません。

お金も手間もほんとうにかかります。

成人犬になっても、老人犬になっても、一生大事にしていく覚悟じゃないと、絶対ペットは飼ってはいけません。

最近は捨てられてしまうペットの数が多過ぎます。

捨てられたらどうなってしまうか。
考えたことあるのでしょうか?

中途半端な気持ちで飼うぐらいなら、最初から飼わないほうがいいです。

娘にはその気持ちがきちんと芽生えるまで、「家族」の一生を大事にする覚悟が出来るまで、今はその様子をじーっと観察しています。

そんな我が家にも新しいペットが来ました!

「なんでもいいから何か飼いたい!」

決めたことは絶対曲げない長女です。

私も母にダダをこねていたなぁと、私の子供の頃そっくりなのです。

私は長女が学童保育が終わったら、何かしらペットは飼いたいと考えています。やはり命の大切さを肌で感じて欲しいから、「家族」が亡くなる辛さをわかって欲しいからです。

今飼えるとしたら金魚かアリかスズムシぐらい?

でも現時点では、植物でさえ枯らしてしまう我が家です。

マンションのベランダには枯れた朝顔の残骸が・・・。

生き物を飼えるココロの余裕がない!

そんな我が家でも飼えるような、新しい家族が来ました。

それがこちらです。

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先日ホームセンターで一目惚れしまったのです。

名前は「ちーこ」と申します!小さいからちーこなのだそうです。

娘よりも私の方がこの子への思いが強いので、これを自分だと思って、プロフィールに使うことにしました。

私の分身を、どうぞこれからもよろしくお願いします。

次女の話によると、

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お魚をよく食べるそうです。

 

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お手もするそうです。

 

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頭はかなり禿げておりますが・・・、

家族みんなを癒してくれています!

ほとんどえさを必要とせず、少量のおいしいお水だけで、ひなたぼっこを楽しんでいるようです。

この子が息絶えてしまったら、娘には相当飼う能力がないことでしょう。

家族を大切に思う心を持つことは、自分を大切に生きられるようになります。

お互い信頼関係が出来上がっていって、家族同士が強い結束で結ばれていきます。

「この子のためならなんでもできる!」

そんな風に考えてくれる日がくるまで、我が家ではこれからもこの子を通じて、命の大切さという教育を続けていきたいと思っています。

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