2015年8月12日 -PR-

子供の自殺の兆候を親が見逃すな!9月1日の長期休暇明けに子供の命を決してムダにしてはならない

しずく

「昨日、小学校6年生の女の子2人がマンションから飛び降りました。」

このような悲劇的なニュースが、ときどき耳に飛び込んできます。

2014年の去年に実際にこのニュースを耳にしました。

同じ小学生を持つ親として、他人ごととは思えなくなってきました。

内閣府の調査(PDF参照)によると、夏休みなどの長期休暇明けに子供の自殺数が最多という調査結果があります。

もうすぐ夏休みが開けるのに、これはかなり考えさせられる問題です。

どうして長期休暇明けに、こんなに自殺数が増えてしまうのでしょうか?

子供が命を落としたくなるほど悩んでいる悩みとは

子供が自殺したくなるほど悩んでいる理由として、「学業不振」「親子関係」「入試の悩み」などがあげられています。

「学力が全然上がらない。もう生きていたくない。」

私立中学受験などで、早期教育をする家庭が増えています。

夏休み期間中はずっと受験勉強をしている子もたくさんいることでしょう。

しかしどうしても学力が他の子と比較してあがらない。
新学期を迎える前に、心身ともに疲れ果ててしまうのです。

子供の気持ちを無視していい学校に入れたい親の気持ちはわかりますが、強制的に勉強することは子供のために何もなりません。

学力不振が入試への不安につながり、気持ちをわかってくれない親への不信にもつながります。

子供の進路の先が、何も見えない「暗闇の進路」になってはいけないと感じます。

さらに女子に多い悩みが、友達との人間関係

学力不信や進路の悩みは男の子に多いそうです。

反対に女の子に多い悩みが家族関係や友人関係など「対人関係」が多いのです。

女性は子供の頃から横並びの人間関係に悩んでいるというのは、非常にうなづける調査結果です。

いくつになってもママ友や職場の女子同士の関係に悩み続けるのが、女子という生き物です。

生きている中で、子供も大人の悩みも変わらないということですね。

自殺原因の中で第4位にあがるほど「友人関係との不和」の中には、いじめなどの問題も含まれているのでしょう。

「休みが開けたら、いじめっ子に会わないといけないんだ。」

休みの間は何とか逃れられたのに、学校に行ったらまた会わないといけないというプレッシャーがかかります。

いじめっ子に会う前に、消えてしまいたいという衝動に駆られます。

これが新学期前の9月1日に自殺件数が多くなる理由なのでしょう。

これ、すごい気持ちがわかるのです。

私が子供の時の兄が、まさにこの状態だったからです。

壮絶にいじめられていた兄が新学期を迎える前に母が決意したこと

私の兄は、小中学校で壮絶ないじめにあっていました。

「お金をいますぐに持ってこい。」

毎日のように体育館の裏や近くの公園で不良集団にいじめられているのを見て、妹の私は何も出来ずにいました。

毎日仕事ばかりしていた父親に相談なんて一切できず、兄は気持ちのやり場がなくなり青ざめた顔に豹変していきました。

母親に暴力を連日のように振るうようになり、その矛先は私にも向かってきて、私は小さい時兄が眠るまで家に帰れなくなりました。

我が家は戦場のようにメチャクチャになり崩壊していきました。

「いじめられているという報告は一切来ておりません。」

母親が担任の先生に相談しても、まったく取り扱ってくれませんでした。

「このままでは兄は生きることを諦めてしまう。」

母の決断は素晴らしく迅速で、新学期を迎える前に新しい寮付きの学校に転校させました。

あの時母の機転がきかなかったら、今頃兄はこの世にいなかったことでしょう。

逃げることも1つの正しい選択なのです。

この夏休み中に親が子供の心に気づいていかないと、取り返しのつかないことが起きるかもしれません。

一体同じ親として、どうしていったらいいのでしょうか?

親が子供にどんどん介入していこう!愛情が子供の命を食い止める

ひつじ

やはり兄を見ていて思ったのですが、いじめの最大の理由は相談できる親が身近にいなかったことです。

男の子だからこそ、父親がしっかりと話せる環境があったら違ったのかもしれません。

でも我が家のように家庭をかえりみず、働きバチのようにお金を持ってくれば幸せなのでしょうか?

親の愛情不足や子供への無関心、親の態度の冷たさなどが、子供の心を崩壊に走らせます。

現代社会は共働きではないと、生活していけないのが現実です。

その反面お金はある程度ありますから、お金で問題を解決しようと考えてしまう親が多いのです。

塾に行かせて他の子よりいい学校に行かせたくなる気持ちも、同じ親としてとてもわかります。

でも現代では時間が足りない穴埋めにと、お金をふんだんに渡したり携帯電話を与えて寂しくない環境をつくって心の埋め合わせをしようとしています。

そうではないでしょ?

愛情とお金はどんな事しても同等に出来ません。
お金で心の問題なんてゼッタイ解決出来ません。

いい学校なんて行かなくたって、立派に生きている人なんてたくさんいます。

宿題なんて出来ていなくたって、先生にちょっと怒られるだけじゃないですか?

社会に出たら怒られることなんて、腐るほど出てきますよ。

人間関係に悩んだら、真っ先に1番身近な親がどーんと受け止めてあげる事が大切です。

いじめは、キレイ事なんかじゃ片付きません。
親の愛情に変わるものなんて存在しません。

この夏休みの間に、子供の心を本気になって受け止めるようにしましょう。

「何か悩んでいることない?何でもお母さんお父さんに話してごらん。」

しつこいぐらい聞いてみてはいかがでしょうか?
親が子どもが嫌がるほど介入していきましょう!

私も昔みたいなこと、ゼッタイ繰り返したくないです。
子供の命を決してムダになんてしてはいけません。

せっかくこの世に生まれた命です。

ムダな命なんて1つもありません。

他人だろうが自分の子供だろうが、大切な命をもっと救っていきましょう。

決して自分の命をムダにしないように。

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