不動産売却一括査定で依頼した1社が我が家の中古マンションに来て訪問査定。成約予想価格はズバリこれ!

「家を売りたいけれど、どうしていいかわからない。」
家を買っても、転勤や住み替えや親と一緒に同居など、色んなライフイベントで家を売る時が来ることがあります。
家を売りたいけれど、家なんて売ったことが何度もある人なんてほとんどいませんから、不動産のプロにお願いすることになると思います。
我が家では早いもので、現在の中古マンションを購入してから約3年が経ちます。
3年経ちますが、1度新築一戸建てを売った時に500万円の売却損をしているため、不動産市場については常に最新動向をチェックするようにしています。
「我が家って、もし今売ったらどれぐらいの値段で売れるのかな?」
家の値段って波のように変わりますから、常にチェックしておくことが大事ですし、いい物件があったら、我が家は住み替えも検討しています。
でも世の中にはたくさんの不動産会社があって、どこに依頼したらいいかわからないですよね。
今回我が家では、不動産売却一括査定サイト「タウンライフ不動産売買」で3社に依頼し、今回1社が我が家にやってきました。
おうちでの査定ってどんな風に行われて、一体どんな査定価格が付いたのでしょうか?
査定サイトから依頼すると、まずは電話がかかってくる!
「タウンライフ不動産売買」で家の情報を簡単に登録すると、自宅に近い不動産会社を勝手にピックアップしてくれます。
我が家では今回3社の不動産会社がピックアップされて、すぐに3社の営業担当からメールが入り、電話で連絡も入りました。
売却する理由や、リフォーム状況などをここで聞かれました。
ほとんど土日に査定されることが多いようですが、子供がいてグチャグチャになることが予想されましたので、平日私1人でのんびりと対応することに。
「それじゃあ平日の14時にお伺いしますので、よろしくお願いしますね。」
営業担当と電話で話をして、担当が当日やってくるのを楽しみに待っていました。
家の中をじっくりと見られるかと思ったけれど、そうでもない
以前、一戸建ての査定の時はほとんど新築でしたので、室内をあまり見なかったのはわかったのですが、今回はすでに築13年も経った中古マンションです。
きっと虫眼鏡やらものさしやらビー玉なんかを持ってきて、家の中を小姑のようにチェックされるに違いない!
グチャグチャだった部屋を片付け、トイレ、キッチン、風呂、床などワックスをかけてピカピカに磨いておきました。
ピンポーン♪
ドキドキ!とうとう我が家に、査定される方が来たみたいです。
「今回担当する加藤です。よろしくお願いします。」
誰もが知っているような大手不動産会社の藤井直人似のイケメン営業マンのお兄さんが、我が家に査定をしに来ました。
いや、お兄さんどうぞ、どうぞ!
もうずっとごゆっくりなさって♪
「とってもキレイな状態ですね。びっくりしました。」
今日は特別仕様で、いつもは踏み場もないぐらいグチャグチャなんですよ・・。
家中をなめまわすようにチェックされるかと思いきや、部屋を1度見て終わって、トイレ、キッチン、お風呂など淡々と見てすぐに部屋チェックは終わりました。
部屋を見て回った時間は、たった5分ぐらいだったでしょうか?
ほこりを指チェックされるかとドキドキしていた私としては、かなり拍子抜けをして終わったのでした。
テーブルに座って、査定の流れの説明を受ける
「こちらでもお飲み下さい。」
藤井直人さん、いや、加藤さんに温かい緑茶を出して、今度はテーブルに座って査定の流れの説明を受けます。
一般的に不動産を売る時の流れは、以下の手順で進んでいきます。
家の査定 → 物件登録 → 購入者探し → 購入希望者へ紹介 → 売買活動の経過報告 → 購入希望者の内覧 → 交渉 → 契約 → 売却(引き渡し)と進んでいきます。
不動産を売却する時には、色んな契約状態があります。
「専属専任媒介契約」や「一般媒介契約」との違いなどの説明を受けたり、どこどこのエリアに強い会社はここですよ〜などの話も聞けました。
気になる修復したい箇所があれば、無料でリペアしていただけるなど出来たり、トランクルームの貸出しや住み替えの賃貸ルームの話も聞けました。
今回査定依頼をしたら、物件が「レインズ」といういわゆる不動産のポータルサイトに登録されるのですが、市場価格から見て査定価格の付け方のアドバイスなども聞けました。
不動産会社の独自のサイトにも載ることで、買いたい人がどれだけその物件をクリックしたかまでわかるそうです。
「興味がある人たちがいる時は、価格はまだ粘った方がいいなど分析しながら売買活動ができるんですよ。」
今の不動産会社のサイトは、すごい分析システムが取り入れられているのですね。
売却の流れがわかったところで、早速査定額が書かれた提案書を渡されました。
提案書に書かれていた我が家の査定額はこれだった
今回しっかりとした査定額が書かれた提案書を、担当の方に作成していただきました。
我が家のもともとの新築時のスペックは、約3,900万円が分譲価格です。
築10年目で3,100万円で売りに出された3年前に、売主さんと交渉した結果、2,850万円で購入することができました。
新築時から考えたら、1,010万円も安く購入することができたのは、買った経済情勢が良かったのですね。
査定額には、「市場価格」と「成約予想価格」があります。
「市場価格」とは、現地調査や世の中の取引事例を見て、ここ3ヶ月間のマーケット市場での予測から出した価格で、その市場価格が3,197万円です。
「成約予想価格」は、実際に売りに出したらこの価格で売れるだろうという価格です。
その成約予想価格が、3,480円から3,280万円のレンジで推移しています。
おそらく3,480万円で売れるとしたら、1月から3月の引越しシーズンということですから、まさに今の売れる時期に売ったら最高予想価格で売れるかもしれません。
1年3ヶ月前ぐらいに1度査定をしていただいた時も、この価格でしたのでほとんど下がっておりません。
資産価値が落ちないマンション選びで大事なこと。我が家の資産価値額とはずせなかった2つの条件とは
下がっていない理由として、以下の理由があげられるということでした。
- 市場にいいマンションが出てきてないこと
- オリンピックまで価格が上昇していること
- 最上階プレミアムがついていること
駅から徒歩3〜4分の立地条件で、最上階で花火が見える場所でデザイナーズマンションですから、かなり人気があって価値が高いということでした。
1度失敗していますから、この家を選ぶ時はだいぶ苦労しましたから、選び方はやっぱり間違っていませんでした。
他の階で最近売りに出した物件も、1〜2ヶ月で売れてしまったということで、売れる物件であることに間違いないようです。
現在の我が家の住宅ローンの残債額が、約2,500万円です。
仮に最低価格3,200万円で売れたとしても、仲介手数料や諸費用、引越し代や家具代などの予備費を200万円を含めて計算してみると、
3,200万円 − (2,500万+200万)= 500万円も利益が出ることになります。
500万円って、すごい投資益です。
3,400万円で売れたら、700万円の売却益がでますから、不動産は投資であることが、とてもよくわかります。
新築一戸建て売却損の500万円が、今売ったら取り戻せてしまう計算になりますね。
これはいい物件が出てきたら本気で検討したいですが、市場で高値で売れても買う値段も高かったら意味がありません。
値段だけではなく、家族のライフイベントなどもよく考えて、検討しないといけないなと感じてしまいました。
一括査定をして大事なことは、いい担当と出会うこと
今回不動産一括査定サイト「タウンライフ不動産売買」を利用して査定依頼をしてみましたが、全部に依頼する必要なんてありません。
今回おうちの内覧が簡単に済んだのは、実は査定額なんてどこの不動産会社もほぼ同じ価格を提示してくると踏んでいます。
なぜかというと、内覧してもほとんど部屋の中は後から修復できるからあまり査定ポイントにはならないからです。
内覧した時にリフォーム代として、ある程度値引きをすればいいだけですからね。
マンションの査定額は、立地条件や築年数、市場の人気度、ブランド価値などでほぼ決まってしまいますから、他者とほとんど査定額が変わりません。
でもなぜ一括査定をして、何社も依頼する必要があるのか?
それは最高査定額を知るのではなくて、いい営業担当と出会うためなのです。
査定依頼で大事なことは、高い査定額の所に頼むのではなくて、その不動産会社が「何をやってくれるのか」を見極めることが大事なのです。
3,000万円より3,500万円と値付けをした会社に依頼したくなってしまいますが、買うのは不動産会社ではありません。
査定価格を上げてくれる不動産会社より、「どう売るか」を考えてくれる会社を選んだ方がいいですよ。
一括査定は、不動産会社をあなたが逆査定することが大事です。
変な営業担当に引っかかってしまい、いつまでも買い手がつかずにどんどん値引きするハメにならないよう、しっかりと人選びをしてください。
だから1社で決めてはいけませんよ?
契約を急がせる担当だったら、「まだ何社か査定依頼していますので・・。」と、その日は帰ってもらってください。
1度落ち着いてから、比べて検討することが大事ですし、もし会った営業担当がイヤだったら同じ会社の違う人に変えてもらってもいいのです。
一括査定する前に「住まいサーフィン」で自分のマンション価格相場を調べてから、一括査定で3社ぐらい依頼して、自分と相性がいいと思える営業担当をあなたの目で見抜きましょう。
不動産選びは人選び。
いい担当が見つかって、心に温かく残るいい取引ができるといいですね。
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