企業の有給休暇年5日間の義務化。休まないは美徳?すでに5日間義務化されている会社はどうなるの?

「有給休暇が残っているから、分けてあげようか?」

「残っているなら、私にぜひとも下さいよ~!」

「それじゃあいくらで買い取ってもらおうかなぁ?」

有給休暇を毎年捨てている先輩から、自慢げに言われる私です。

表向きには笑顔でこう答えている私ですが、有給休暇がない私にとって心の中では腹ワタが煮えくり返って仕方がないです。

保育園からの呼び出しが、私の隔週のように日課でした。

なくならないように温存しながら計画していても、インフルエンザになんてかかったら一気に有給休暇なんてゼロです。

有料の病児保育と戦うことになり、ダブルパンチです。

有給休暇なんて毎年残っていたことがないですし、すでに今年は使い果たしてしまいました。

「有給休暇がないのは、国の制度のせいだ!」

そんな時に「有給休暇を年間5日間義務化」という私にはとってもタイムリーな法律の改正案のニュースが飛び込んできたのです。

一体どういったことでしょうか?

有給休暇の制度ってそもそも何のこと?

労働基準法とかって、法律ですから難しくてわかりづらいですよね。

一般的に「有休」「年休」って言っている正式名称が「年次有給休暇」と言って、「一年ごとに与えられる有給の休暇」であるため「年次有給休暇」と呼ばれています。

労働基準法第39条で定められた労働者が、休んでもお金がもらえる制度なんです。

休んでいてもお金がいただけるなんて、なんとも有給休暇ってすばらしい制度ではありませんか。

一般的に、全労働日の8割以上出勤していないと、有給休暇はいただけませんし、有給休暇の権利は「労働基準法第115条」によると、たった2年で消滅してしまうので気をつけたいですね。

でも使わなくて残ってしまった有給休暇の日数は、なんと翌年に持ち越すことが出来ます。

ありがたやー!

もし一般的な社員が1日も有給休暇を使わなかったら、以下のようになります。

勤続年数付与日数前年繰越日数合計日数
6か月目10日0日10日
1年6か月11日10日21日
2年6か月12日11日23日
3年6ヶ月14日12日26日
4年6ヶ月16日14日30日
5年6ヶ月18日16日34日
6年6ヶ月20日18日38日
7年6ヶ月20日20日40日

入社して半年間は有給休暇なんてゼロですから、とても厳しいですよね。

新人社員は風邪も引けない状態です・・・。

繰り越し分を含めると、最大40日も持つことが出来て、基本的に取りたいときに自由に取れます。

でも「時季変更権」と言って、忙しい時は変更出来る権利は使用者側にありますので、完全に自由じゃないですよね。

取る人は取る。取らない人はまったく取らないの2極化

2013年の労働者の有休取得率は、48.8%です。

約半分の人は取っていないのが現実で、与えられた有給休暇の日数の平均が18.5日、取得日数はたったの9.0日です。

正社員ではなんと有給休暇を1日も取得していない人が、なんと16.1%もいるのです。

これを5年後に70%にまで引き上げるなんて、相当な企業改革が必要です。

私の部署は15人ぐらいいますが、その中で1年間に1度も有給休暇を取らない人はなんと4人もいます。

模範となる上司が年間で1度も有給休暇を取っていないのですから、これだから周りが取れないし、取りにくいのです。

風邪も引かないですし、どうやって平日の用事をこなしているのか気になって仕方がないです。

取る人は1ヶ月の間に1~2回はきちんと取っていますし、私みたいに欠勤届出している人も2~3人います。

取る人は取るけれど、取らない人はまったく取らないという「2極化」の方向にあります。

なんでまったく休みを取らないんでしょうか?
取ると評価に響くと思っているのでしょうか?

私なんて有給休暇なんてなくなっても、1度も評価を下げられたことなんてないです。

これ以下の給与査定がないから、下がらないのは当たり前なんですけれどね・・・。

上司が取らないから部下も取らない。

こういう風習が、1番有給休暇の取得率を下げている要因になっている気がします。

我が社ではすでに有給休暇が5日義務化されている

今回の「有給休暇5日間義務化」するという法律の改正案の話ですが、すでに我が社では5日間の有給休暇が義務化されています。

いわゆる「年休の計画的付与」と言って、年休のうち5日を超える分に関しては、社員代表との協定にもとづき、計画的に付与することが出来るという制度です。

こういう風に会社で有給休暇の日を決められている会社って、世の中的には少ないのでしょうか?

お盆休みは固定で夏休みの自由度はゼロですし、3連休後の土曜日もほぼ固定です。

私の会社は土曜日も出勤がありますので、土曜日の行事があるたびに有給休暇の消化デーとなっています。

計画年休があることで、自由に取れる有休なんて2~3日だけなのです。

毎年この制度で、実は悲惨な目に遭っているんです。

これで1番困る人って誰ですか?

有給休暇が10日しかない新人や、私みたいに呼び出しがたくさんある人ではないでしょうか?

自由に有給休暇を使えない人たちが、実は義務化で1番困るのです。

新人君なんて、入った時にすでに5日しか自由に取れる日がないんですよ?

付与された途端に、5日間いきなりマイナスにされる気分はドヨーンってなります。

5日間義務化はまったく取らない、または取れない人が、強制的に取るようにとの目的で制定されると思います。

でも自分の意向で自由に取れない人や、付与日数弱者には非常にイタイ制度であることには間違いありません。

すでに5日間義務化されている所は、さらに義務化されてしまうのでしょうか?

5日 + 5日 = 10日なんてことは、まさかないですよね・・?

上司が必要な人に取れと言うだけで済む話では?

会社に義務化をしたところで、そこの上司がきちんと取らなければ意味がありません。

私も3日3晩帰れない2重派遣のブラック企業にいましたが、有給休暇を取るなんて言ったら、1か月後に更新を止められました。

そんな制度うちにはねぇーよ!って・・・。

不眠不休で頑張る精神なんて、一体どんな得があるのでしょうか?

休まない = 美徳という時代は、すでに終わっていますよ。

そんな上司は定年後「ボケ街道」まっしぐらですし、実際に定年後にボケてしまった人を何人も知っていますから本当に怖いです。

社員を「社畜」にしている根底には、周りの雰囲気が大いに関係しています。

まずは上司の意識を変えたらどうですかね?

ヨーロピアンなダンディーな上司よ、日本にもっとカモーン!

社風も部下の意識もメンタルも、日本の会社員は相当改善するはずです。

日単位ではなく、時間単位で採れるようにして欲しい

実は今、私が会社にイチオシで提案している制度があります。

有給休暇って、1日単位や半日単位で取ろうとするから気が重くありませんか?

2010年4月の労働基準法改正によって、時間単位で取得することが可能になりました。(詳しくは厚生労働省の時間単位年次有給休暇:PDF参照)

保育園からの呼び出しや、ちょっと病院に行きたかったり、少し外出予定がある時などに非常に便利になります。

そんな時に、気軽に申請が出来るようになるのではないでしょうか?

育児と両立しやすい働きやすい会社を目指して!会社の制度は自分の手で変えていく!

実はまだ実現していなくて、実現すればだいぶ有休日数が残るはずです。

やっぱり実現している会社って、まだまだ少ないんですかね?

でも働きやすくするためには、現場から制度を変えていくべきですよ!

日数の義務化より時間単位での義務化を推し進めていただきたい人は、実は多いのではないでしょうか?

年次有給休暇の5日間義務化のまとめ

取りたい人は取ればいいですし、取りたくない人は取らなければいい話です。

自由に取りたいけれど取れない心理の中で働く人たちは、自由なようでとっても不自由な制度です。

全ての会社に当てはまる制度ではないですし、「企業」の義務化ってそもそも「企業」の定義がよくわからないです。

企業規模なんて、何百万人から1人まで企業の形態は様々ありますし、サービス業なんてもっと取りづらいはずです。

有給休暇の義務化によって、有給日数弱者の人はもっと苦しむことになります。

休みたい日に休みを自由に取れないですし、休まなくてもいい日に休まないといけません。

なんか矛盾していませんかね?

義務化の制度に頼ることなく、1番身近でわかっている上司が適材適所で割り当てをして、有給休暇の取得率を改善していくべきです。

育児休業などもそうですが、制度だけ決めては何も変わりません。

まずは管理者の方の「マネージメント」教育が大事ではないかと思います。

制度だから義務的に行うのではなく、ストレスなくココロが健全に働ける環境作りをしていただきたいです。

こうやって、こんな制度にいちいち翻弄されているのは、零細な会社のみです。

大企業や公務員の方が心底うらやましいです。

負け犬の遠吠え言ってみました。ワンワン!

中小企業で有給休暇ゼロでも、めげずに働く私ですが、これ以上有給休暇の制度に縛りがないように祈るのみです。

組織で働く下々は、しっかりとした頼りがいのあるサポートのもと、楽しく働き続けられることを願うばかりです。

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ABOUTこの記事をかいた人

橘 桃音

東京都在住の小学生2人の娘を持つ母。長年の会社員生活を経験したのち独立したお金と不動産のことが大好きなブロガー兼ライター。

このブログでは、人生で大切なお金や家のこと、毎日の生活に役立つことを自分の経験から誰にでもわかりやすくお届けしていきたいです。