2018年2月6日 

家計簿をつける意味ってあるの?家計管理は6割でOK!挫折しない方法を続けよう

ノートとコーヒーカップ

「お金を貯めなきゃ!」

「赤字家計で大ピンチ!」

こんな時、あなたならどうしますか?

お金がなくて家計が大赤字で大ピンチに陥った時とる行動と言えば、家計簿を買いに行ったり、家計簿アプリをダウンロードしたりが定番の家計管理です。

もちろん家計管理をしていくうえで、家計簿をつけ続けていくことはとっても大切なことです。

でも、必ずしも家計簿をつけることと、お金が貯まることとが同義とは限りません。

「家計簿って一体どんな意味があるの?」
「家計簿はつけた方がいいのかしら?」

これから家計管理をしていこうと思っているあなたに、家計簿をつける意味や挫折しない家計管理の方法をお教えします。

家計簿をつける意味

そもそも家計簿とは何でしょう?

家計簿は家庭の経済を健全に運営するための資料として,家庭の収入と支出を記録する帳簿(ブリタニカ国際大百科事典)

家計簿は、収支を記録することです。スマホアプリでもノートでも市販の家計簿でもいいので、記録することが家計簿という意味です。

家計簿の意味はわかったけれど、家計簿をつける意味ってあるのでしょうか?家計簿をつけるといいことってあるのでしょうか?

お金の流れを知ることができ収支がわかる

家計簿をつけることによって、お金の流れを知ることができます。いくら入っていくら出ていくのか、家計管理の基本である「入り口」と「出口」を知ることができます。

色んなつけ方がありますが、一般的には収入は月に1度ですので、月始めや給料日で区切ってつけていることが多いです。

収入 − 支出 = 貯金

とってもシンプルな引き算ですが、収入から支出を引いて余ったお金は、貯金に回すことができます。

お金が入って出ていき、どれぐらい残るのかというお金の流れを把握していない人は、今月はいくら使えて、いくら残るのかがわかりません。不足金額も余るお金も、さっぱりわからないままです。

これでは、きちんと計画的に貯金することができません。貯金ができない理由の1番の理由が、家計全体を把握していないことです。

家計簿をつけると、お金の収支がわかり、貯金が計画的にできるというメリットがあります。

お金の無駄遣いを把握できる

家計簿をつけることによって、支出全体に対する各項目の割合がわかります。

住居費や通信費、保険などの固定費は毎月ほとんど金額に変わりはありませんが、見直しをして改善していくことができます。

  • 住居費:住宅ローンの借り換え
  • 通信費:格安スマホに変更
  • 保険:加入条件を見直す

毎月気がつかないで払っていることも、家計簿をつけることで具体的な数値を把握することができ、無駄使いに気がつくことができます。

食費や日用品、洋服代や美容代など、本当に必要だったか考えることができます。ただの衝動買いだったのか、ただセールになっていたから欲しかっただけなのか。

家計簿をつけることにより、「無駄な買い物だったなぁ。」と、振り返って考えることができます。「来月はセールには近づかないようにしよう。」と、反省から目標を立てることができます。

家計簿をつけてお金の流れを見える化し、お金の無駄を把握できるようになれるのが、家計簿のよいところです。

家計簿は改善するための行動を起こして初めて意味がでる

家計簿は記録ですが、毎日記録だけをしていたら家計簿をつけることが目的となってしまいます。それでは、家計簿をつける意味がありません。

家計簿をつけることが目的ではなく、家計簿によって家計を改善させることが目的です。

収支を管理し、問題点を検証し、改善するための行動を起こして初めて意味が出てきます。最終的には貯金を増やすことに、家計簿をつける意味があるのです。

お金は使ったらなくなるもの。「お金」と「物」や「サービス」を交換したら、その得たものが自分自身に役立つものだったかが大切です。

別にいらなかった、あってもなくても良かったのならそれは無駄遣いになります。

家計簿には何をいくらで買ったかを記入していきますが、「事実」だけではなく、「なぜ買ったか」という「動機」を考えることが大事です。

1円を大切にする気持ちは素晴らしいですが、1円合うか合わないかなんて、抱えている問題の解決にはほとんど関係ありません。

ただ、記録するだけではなく、意味を考えて行動していくことが家計簿には大切です。

実は家計簿をつけなくてもお金は貯まる

家計簿をつけていなくても、家計全体を把握しており、貯金額もわかっていればどうでしょうか?それでも家計簿をつける意味はあります。

家計簿をつけることは、家計を切り詰めるためだけにあるものではありません。

収入が多く生活に困ることがない人も、家計簿は有効です。忙しさや人間関係がストレスとなり、買い物や飲食代でたびたびうさ晴らしする人は、特に家計簿が必要でしょう。

今までまったく収入も支出額も気にしたことがないという方は、とりあえず1ヶ月分だけでも記録してみましょう。人生の中で、たった1ヶ月でいいのです。

ざっくりで構いませんので、とにかく把握してみましょう。

「毎日、毎日つけ続けることなんて、しんどくて続かないわ!」

安心してください。家計簿を毎日つけ続けられるような超人はほとんどいません。なかには努力で乗り切れてしまう素晴らしい人もいますが、ほとんどの人は1週間、続いて2〜3ヶ月分でやめてしまいます。

私も家計簿はたくさんつけてきましたが、私には頑張りきれない方法だと思ったことで、家計簿をつけなくても家計管理できる方法を考えました。

完璧じゃなくても、ある程度は手を抜く「ズボラな方法」でもできる方法です。数字が苦手な人でも、自己管理に自信がない人でも、完璧でなくても不安から解放され、希望をもって貯金することができるようになりました。

つけるメリットもありますが、もし「家計簿は絶対つけなきゃいけない!」という呪縛にとらわれていたとしたら、つけなくても貯まる家計管理方法もあることを知っておいて下さい。

家計管理は6割できればOK!挫折しない方法を続けよう

家計簿をつけることは、収支を把握するため、貯金額を把握するために大切です。しっかり屋さんで、毎日つけないと反対にイライラしてしまう人は、家計簿はつけた方がいいでしょう。

でも、「家計簿なんてめんどくさい!」「そんな時間なんて取れない!」という方は、家計簿がなくてもうまくやっていける方法がありますので、不安になって落ち込んだりしないでください。

完璧主義になってしまう方は、「6割できたら上出来!」「6割できた自分はすばらしい!」と、できなかった4割より、できた6割を褒めるようにしていきましょう。

1ヶ月分の収入額と支出額をわかった時点で、大変すばらしいです。その一歩を褒めてあげてください。自信をもっと持っていいのですよ。

家計簿をつけるからお金を管理できて貯められるのではありません。お金の管理ができて、はじめて貯められるようになるのです。

目的は、家計簿をつけることではなく、収入があり、心が温かくなるようなものに使って、上手に貯めることです。

続かないと落ち込んで挫折してしまいますが、家計管理の方法は1つではありません。必ずあなたにぴったりのやり方があるはずです。自分に合う方法を見つけることが大切です。

つけても結果がでないから諦めるのではなく、自分が挫折せずに続けられる方法を見つけていきましょう。

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