非正規雇用って悪?目の前でボーナス明細をビリビリと破られた悔しさを今でも忘れない。

もうすぐボーナスの時期ですね。
私が新卒でリストラされてからは、正社員での就職をすることなんて困難で、日雇いバイトや、派遣社員を長年経験しております。
派遣社員というと、自分のスキルを武器にお金を稼ぐ、というイメージがあるかもしれません。
私の年代では少なくとも、超就職氷河期で正社員になりたくてもなれなかった人達が、仕方なく派遣社員になった、という方々も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな悔しい思いをしながら、何とか採用していただいたのが派遣社員でした。
デザインソフトを用いて、取扱説明書を作る仕事をしておりましたが、正社員と同等、いや、正社員以上に残業をし、毎日必死に誠意を持って働いておりました。
しかし、働いていると、欲が出てくるものですね。
同じように働いているのに、
なぜ、自分にだけボーナスがない?
正社員の人と同じように働いていても、ボーナスが無い事に本当に屈辱感を持って働いておりました。
ボーナスの時期、正社員だけ集会ホールに集められて、ボーナスの説明をしていた事。
その間に、派遣社員の人達は、デスクで電話番だけをしているだけでした。
ボーナスが支給されて、目の前に座っている私を気にして、ビリビリと音を立てて明細を破っていたこと。
ビリビリビリ・・・。
色んな所から聞こえてくる聞きたくない音。
その明細を見ながらニヤニヤとしていた顔。
今でも悔しすぎて忘れない。
誰が付けたのか知らないが、「非正規雇用」と呼ばれて。
「非」という意味は、
悪い。間違っている。悪いこと。道理に反すること。正しくないこと。
「夢は正社員になること」だった。夢って一体なんだろう?夢を叶えるためにすべきこと
誰が悪いんじゃ!非で悪かったな!
道理に反した正しくない働き方で悪かったな!!
負け犬の遠吠えにしか聞こえないかもしれないが。
本気で非正規雇用の時は、自分が必要とされていないと思って悩んだ。
そんな働き方に決別したくて、現在の自分がいる。
あの時の、脳内物質が壊れそうなぐらい悔しかった日を忘れない。
それが今の私の働き続ける原動力。
血のにじむぐらい悔しすぎた涙が、私の心臓の体液となっている。
絶対忘れない。忘れないでこれからも働き続けよう。
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