2018年10月26日 

アイロボット社からロボット掃除機「ルンバe5」が新登場!800シリーズと比較して改善された点

ルンバe5

毎日快適に暮らしていく上で、人が動かし続けなくても勝手に働いてくれる便利家電が「ロボット掃除機」です。

ロボット掃除機といえば「アイロボット社」の「ルンバ」が大人気ですが、新型は10万円以上するなど、想像以上に高くて、試してみたい、買い替えたいと思っていてもなかなか手が出せないですよね。

そんなあなたにぴったりな新型モデル「ルンバ e5(イーファイブ)」が、2018年10月26日(金)に新発売されました。

ルンバには数え切れないほどたくさんのシリーズがありますが、ハイエンドモデルの「800」シリーズと比較してみたら、嬉しすぎる改善点があるではないですか!

新しく発売される「e5」は、一体どんなモデルなのか?早速ご紹介したいと思います。

ルンバのラインナップの中でも、「e5」はどの位置づけなのか?

rumba643

ルンバのラインナップは、構造はやや古めのエントリークラス「600シリーズ」、新吸引機構やテクノロジーを採用したハイエンドな「800シリーズ」、そしてマッピング対応の最上位のフラッグシップの「900シリーズ」と3つのラインナップで展開されています。

 

ルンバ890

「e5」はどこの位置づけかというと、ルンバの中でもハイエンドモデルである800シリーズの「890」に置き換わるモデルとなっています。

最大連続稼働時間が120分もあり、カメラで部屋をマッピングするといった超高性能な「900」シリーズには及びませんが、「890」の置き換えとなると、かなり期待できる子なのです。

「800シリーズ」同様に受け継いでいるすばらしい点

「e5」は「800シリーズ」の後継機種ではありますが、すばらしい点は相変わらず受け継がれています。

1.「AeroForce 3段階クリーニングシステム」は搭載

これまでルンバ 800シリーズ以上のモデルで搭載されていた「AeroForce 3段階クリーニングシステム」は「e5」でも搭載されています。

フローリングはもちろん、畳やカーペットまでホコリやチリを残さずグングン吸い取ってくれちゃいます。

髪の毛などがブラシに絡まりにくく、「ルンバ600」シリーズと比べて5倍の吸引力を誇るとか。

2.高速応答プロセス「iAdapt(アイアダプト)」は搭載

ルンバが走っているところ

部屋のあらゆる状況に合せて、自ら考えて動き回っちゃう、高速応答プロセス「iAdapt(アイアダプト)」は800シリーズと同じく搭載しています。

ルンバ本体に搭載されたカメラで部屋の状況を把握し、フロア全体のどこがまだ掃除されてないのか判断する「iAdapt2.0」ではないものの、シーンごとに最適な動作で掃除してくれます。

ゴミセンサーもあり、ゴミを見つけたら「この辺りはゴミがあるんだ!」と、ゴミがある部分を集中的にやっつけてくれちゃう頼もしさも健在です。

3.Wi-Fi・スマホ・スマートスピーカー対応

ルンバを起動するところ

「e5」は「890」と同じく、Wi-Fi・スマホ・スマートホームに対応しています。

この3点、結構重要でして、忙しい朝にバタバタしながら外出したあとに「あ、ルンバで掃除しよう!」と思い立ったら、通勤電車の中でもスマホをポン!と押してルンバを起こすことができます。

ルンバのスケジュールも管理することができ、アプリをダウンロードすれば、「Googleアシスタント」や「Amazon Alexa」などのスマートスピーカーに話しかけて、ルンバをコントロールできるようになります。

800シリーズ「890」の後継機種「e5」になって変更された3点

「e5」が「890」の後継機種であれば、後を継いだ「e5」はどんな点が変わったのでしょうか?変更されたのは以下の3点です。

1.最大稼働時間が「60分」から「90分」へ

部屋の形状や床の状態、バッテリーの状態などにより異なりますが、フローリングの上でルンバを動かしたときの最大連続稼働時間が「800」シリーズでは60分です。

バッテリー構造に変更点はないものの、電力構造を改良したことで、「e5」は30分も連続稼働時間が伸びて最大90分に。「890」よりも1.5倍も伸びました。

30分伸びるだけで「いつ充電が切れるのか?」という不安も減りますし、部屋のすみずみまで掃除することができるようになりますから、安心して使うにはメリット大と言えるでしょう。

2.ゴム製のデュアルアクションブラシが改善

ルンバe5のデュアルアクションブラシ

ゴミを吸い取るのにもっとも大切な吸引口は、「900」や「800」シリーズと同じくゴム製のデュアルアクションブラシを引き続き搭載しますが、羽根の部分を改良してより長くなりました。

羽根を長くしたことで、掃除するときに床とより密着できるようになり、吸引力がさらに向上したのです。

「600」シリーズなんて毛のブラシですから、髪の毛や大量のホコリが絡まってしまい、手で取るのが大変でしたからね。

さらに床への密着度が上がって、掃除機本体のメンテナンスも非常にラクになりました。

3.最大の違い!ダストボックスの形状が変更&水洗いできるように

ルンバe5のゴミ箱

「e5」のダストボックスは、手で引っ張ることなくゴミ箱マークのボタンを押すだけで、ポン!ッとでてきます。

 

ルンバe5のゴミ箱

さらにゴミ箱マークのボタンを押すとフタが開き、簡単にゴミ箱に捨てることができます。

ダストボックスの形状が変更になり、使いやすくなったのはいいのですが、さらに「e5」で画期的に変わったところがあります。

 

洗えるダスト容器

それは、ダストボックスが水洗いできるようになったことです。ちなみに、フィルターもダニを90%捕獲できるように高性能になりました。

今までなぜ水洗いできなかったかというと、ダストボックスとモーターが一緒になっていたからです。水洗いしたらモーターが壊れてしまいますから、洗うことができなかったのです。

グングン吸い取ったはいいけれど、最後にダストボックスを掃除するときに、部屋中にホコリが舞い散って「なぜ水洗いできないんだぁ〜!」と、イライラしながらルンバを責める必要もなくなります。

変な液体みたいなものを吸ってしまい、ダストボックスがホコリと液体でグチャグチャになってしまったときでも、洗えるのと洗えないのとでは、お手入れのラクさは大違いです。

ただ、水洗いしたらきちんと乾かさないとカビの原因にもなりますから、水洗いできればいいというわけではありません。

「掃除機の中も清潔に保ちたい!」という方には、水洗い可能になったことは最大のメリットと言えるでしょう。

「890」と性能を比較すると「e5」のここがデメリット

e5のゴミ箱

稼働時間が30分長くなったり、ダストボックスが水洗いできるなど、お手入れ面で性能が向上しておりますが、「890」にはある「ダブルゴミセンサー」が「ゴミセンサー」になっています。

ダブルゴミセンサーは、ダストボックスの中のゴミの量を感知するセンサーで、ゴミがいっぱいになるとゴミフルサインを出して「ゴミを捨ててちょうだい」と教えてくれる便利な機能です。

この機能がないため、自分自身でダストボックスのゴミの量を把握しなければなりません。

ダストボックスは水洗い可能になったのに、ゴミの量は人間が感知する必要があるため、この点を不便と思うかどうかで「890」と比較してよく検討する必要があります。

今から買うなら800シリーズより断然リーズナブルな「e5」がおすすめ

ルンバe5

800シリーズよりもゴミセンサーの点で劣る部分はあるものの、さらに使いやすくなった「e5」ですが、肝心なのがお値段です。

「890」は家電量販店でも6万円前後で販売されていることが多いですが、「e5」は公式オンラインストアでも4万9,980円(税抜)と、5万円を切る格安モデルです。

付属品としてデュアルバーチャルウォール1個、ホームベース、電源コード、交換用フィルター1個が付いています。

「アイロボット社さん、そんな価格で大丈夫?」と思わず心配してしまうほど、とんでもなく安くてびっくりです。

「800シリーズ」と比較して、最大に変更された点は「価格」とも言えるでしょう。

iPhoneなんてバージョンアップするごとにびっくりするほど高額になっていきますが、ルンバはその真逆を行く路線とは、まさに家庭事情をわかっている強いミカタではないですか!

性能と価格において、ルンバ史上最高のバランスが取れたハイエンドモデルと言っても過言ではありません。

と言っても、1〜2万円の格安ロボット掃除機と比べてしまうとまだまだ高いのがルンバですが、色んな方が使って評判がいいからこそ、価格だけで決めるものでもありません。

ルンバ = 高いを見事に覆してくれた今回の「e5」は、これからルンバを買いたい人にも、800シリーズから買い替えたい人にも、気軽に手が届くのではないでしょうか?

ロボット掃除機の中でもルンバが欲しい!と思っている方は、「e5」をぜひ検討してみてくださいね。

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