家事と育児と仕事の両立なんてキラキラ雑誌のようにいかない。完璧になんてできなくていい

「子供を産んでも、ずっと働き続けたい。でも自信がない・・。」
住居費や日々の生活費だけではなく、育児グッズや塾や習い事など、子供の教育費ってものすごいお金がかかります。
子供を産んで退職して専業主婦になる道も1つの選択肢ですが、やっぱりお金のことを考えると、そう簡単に仕事を辞めるわけにはいきません。
結婚して子供を産んだ後も、育児休暇を取得して復帰してでも働き続けたい。
そう考えた時に、家事と育児と仕事の両立を上手にしている人の雑誌特集などをチラチラッと見ると、一気に自信がなくなっていきませんか?
スーツ姿で子供と一緒に手をつないでいる写真とかなんて、キラキラと光り輝いていて、自分には無理。絶対に無理!って自己嫌悪に陥ります。
でもですね、そんな姿がリアルな世界だと決して思わないで欲しいのです。
雑誌に載っている特集は、ある1部の姿しか写っていない
とある雑誌の依頼を受けた、私と親しいワーキングマザーの方から聞いた話です。
「ワーキングマザーの1日の時間術」を特集するという企画があり、自分の1日をメールに書いて編集者の方に送ったそうです。
夜はぐっすりと寝られています。
家事はパパが協力してくれます。
掃除なんてしなくても死なない。
こういったことが、ことごとく全部ボツになったそうです(笑)実は友達だけではなく私もよく取材されましたが、同じようにボツになりました・・。
早朝5時に起きて、夫と娘のお弁当を作り、帰ってきたらママの顔に変身して掃除や洗濯、ご飯作り!
英語のDVDを見て満足した子供がスヤスヤと寝た後は、ビジネス書を読んでスキルアップ!毎日のタイムテーブルをしっかりと組んで両立しています!
って、そんなこと、無理無理、無理ー!って、叫びたくなりますよ。
超多忙なキャリアウーマンをロールモデルにした方が、雑誌的に美しくて売れやすいということでしょうか?
「今日からあなたも、キラキラママに変身!」なんて特集がよくありますよね?
でもキラキラで順調な毎日をみんなが送っていたら、こんなに多くの人が両立問題で悩んでいません。
「私なんて、他のワーキングマザーの方と比べたら、全然怠け者だわ。」
「こんなにお金をかけないと、両立なんてできないのか・・。」
いいですか?雑誌はコントロールされています。
他の雑誌で「夫が朝の子供の送迎や家事は担当」なんて雑誌に書いてあっても、それはキラキラ女性をロールモデルにしたいだけだと、あえて疑ってみて下さい。
雑誌に載っているキラキラ特集を見て自分のできなさと比較して、ズドーンと落ち込むことなんて決してしないで欲しいのです。
ワーキングマザーはこうあるべきという幻想を捨ててみる
仕事も完璧にこなして、帰ってから育児も家事も時間通りに完璧にこなさなきゃいけない・・。
まずは「こうあるべきよい妻や母という幻想」を捨て去ることから始めてみましょう。
まず、「しなくても死なない」ことを考えてみます。
例えばテレビボードのホコリなんてあった所で、死にやしません。洗濯物がたたまれていなくたって、洗濯の山から次の日取ればいいだけです。
晩ご飯は手作りしなきゃいけないなんて、一体誰が決めたのですか?
今はスーパーにたくさんのお惣菜が量り売りされていますし、便利な料理キットやレンジでチンすればいいだけのものもあります。
オイシックスのキットオイシックス献立キットを5日間実践。家族4人分の食費は一体どうなったのか?
自分でこれだけできればいいという「合格ライン」を決めてみるのです。
お惣菜デーと手作りデーと外食デーを決めて、週1〜2日は利用するなど、1人ではなく夫婦で「ここまでやればいいライン」を引いてみましょう。
「平日なんて、掃除機はかけなくてもいいよね。」って、夫婦で決めてしまえばいいのです。
もし夫婦で家事分担で揉めそうになったら、食洗機やロボット掃除機など、最新の便利家電を買うことで円満解決することもあります。
最新の便利家電は結構なお値段がしますが、夫婦ゲンカを減らすための投資と思うのです。家事が減った分、子育てや夫婦のデートに時間を充てることができます。
女性はこうあるべきという思い込みを捨てて、働いて得たお金を投資してみる。
家事分担で揉めて夫婦ゲンカがヒートアップしてしまい、最悪離婚する精神的コストを考えれば、費用対効果ははるかに高いと言えるでしょう。
時短家電3種の神器は忙しいワーキングマザーのお助け神ツール。時間の節約をすることで得られる大切なもの
両立なんて完璧にできなくていい。7割完璧を目指していこう
キラキラまぶし過ぎる雑誌の特集を見て、私には無理って落ち込んで、自己嫌悪に陥っていた気持ちが少しずつスーッと回復してきましたか?
昔は子供を背負って田んぼで働きながら、薪を割って火おこしして、ご飯やお風呂の釜をフーフーッて言いながら生活していた時代がありました。
今の時代に考えると「うぁ、そんな生活なんて無理!」って思いませんか?
20年後に「働きながら、誰の手も借りずに家事も育児も全部完璧にこなしている時代だったんだよ。」なんて言ったら、きっと同じように無理!って言われることでしょう。
仕事を持ちながら、女性は子育ても家事も完璧にこなすべき!と、世間の思い込みに縛られることは、今日からやめてみましょう。
何でも自分で頑張ることが美徳なんて思わなくていいのです。どんどん便利な物に頼っていいし、お金を使ってどんどんラクになっていい。
雑誌のキラキラ特集と決して比較することなく、自分の価値基準を大切にして生きていけばいいのです。
私も家中がグッチャグチャで料理なんてレンジでチン!する生活ばかりでしたが・・、私の子供達は、笑顔いっぱいにスクスク伸び伸びと育っています。
働いていることがつらいだなんて姿を見ながら子供が育っていけば、子供も同じように考えて育っていってしまいます。
働くことはつらい、疲れることなんだという姿を子供に見せる大人になんてなりたくない
経験してきてわかったこと、それは、
ママは完璧じゃない方が、子供は伸び伸びと育っていくということです。
洗濯物をたたむのが苦手で常にグチャグチャでしたが、小学生になった今では、「洗濯物たたんでおくね。」と、率先してやってくれていますよ。
完璧じゃなくて当たり前。10割より7割ぐらい完璧を目指そう!
残り3割ができなくたって、死にやしません(笑)
できない3割は、できる人に任せてしまいましょう。
ちょっと妥協してみることでストレスから開放されていき、心から楽しい両立生活を送っていくことができるのです。
この記事が気に入ったら
いいね ! しよう