老後破綻するのが怖い!老後の生活費不安を解消するために必要なとっても大切なお金のこと

株価がとあるニュースで一気にジェットコースターのように暴落していったりするのを見ているだけで、不安になってきてしまいます。
先行きがとっても不透明な時代なのに、どんなに頑張っても給料が増えていきません。
「老後にお金がなくなって、生活が破綻したらどうしよう。」
老後って全然見えてこないからこそ、余計に不安になってきてしまいます。一生安心した人生を送るために、どうしたらいいのでしょうか?
老後破綻の不安を解消して安心して暮らしていくために、とっても基本的な3つのことをご紹介したいと思います。
老後に必要なお金を、ざっくりとでいいので試算しておく
なんとなく老後にいくらお金が必要なのかわからないから、漠然とし過ぎていて不安ではないですか?
会社を辞めたら年金がもらえるかな?とか、生活できるかな?とか、そういった不安があるのだったら、必要なお金をシミュレーションしてみればいいのです。
実際にもらえる年金額は、毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」をチェックするのが1番です。もっと詳細のことをが知りたければ、「ねんきんネット」というネットでシミュレーションすることもできます。
例えばですが、年収300万円の会社員が40年間会社に勤めたとすると、月額約12万円もらえるとします。
毎月必要な生活費が20万円必要だとすれば、65歳で会社をリタイヤして90歳までの25年間に必要なお金を試算すると、
毎月の生活費:20万円 − 毎月の年金:12万円 = 8万円
8万円 × 12ヶ月 × 25年 = 2,400万円。
これから介護や医療などにお金が300万円かかるとなると、
2,400万円 + 300万円 = 2,700万円のお金が老後に必要になることがわかります。
貯金がゼロの人にとってみたら、だいぶびっくりするような金額ではないでしょうか・・?
退職金をもらえる人は、退職金を引いた額が自分で準備するお金
でも会社に勤めていると、退職金がもらえたりします。厚生労働省の調査だと、大卒で平均1,900万円、高卒で平均1,600万円です。多いですね〜!
もしこれだけの退職金が本当にもらえるのであればありがたいのですが、退職金が1,500万円だとしたら、自分が貯金で用意しなければならない金額は、
2,700万円 − 1,500万円 = 1,200万円ということになります。
退職金も減る傾向にありますし、長年働ける保証もありません。
毎月の生活費で家賃や住宅ローンがなければ、もう少し安く済むかもしれませんし、シングルか夫婦か、住みたい地域が都市部か田舎でも、必要額が違ってきます。
もらえる年金額から老後に必要な生活費を知り、もらえる退職金を引くことで、自分で用意する貯金額がわかります。多いに越したことはないですけれどね。
人生何が起こるかわからないですし、ほんとうにざっくり過ぎる計算ですが、このように数値にするだけで、だいぶ安心感が違って来るのではないでしょうか?
公的年金だけでは不安という場合は、自分で年金を作ってしまうこともポイントです。
「確定呼出年金」では、毎月一定額の掛け金をすれば、老後に年金(一時金)として受取ることができます。掛け金は全額、所得控除の対象になり、税金が安くなります。
このようなお得な税制上のメリットを活かして、不安をなくしていくことも1つのポイントです。
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毎月強制的に貯める仕組みを作っておく
「老後までに、1,200万円貯めるなんてどうやってやったらいいの?」
1,200万円貯めるためには、本当に少額でもいいので、毎月積み立てすることです。毎月銀行に預けていても、全然貯まりません。
出来る限り毎月積み立て「投資」をしてみましょう。
もし20代で貯金ゼロ円の人が1,200万円貯めるために、老後まで35年間年利4%の運用で積み立てたとすると、毎月約13,000円でいいのです。
しかし、30代で25年間運用となると、約23,000円、40代で15年間運用だと約48,000円も必要になってきます。
私も「セゾン投信」で毎月10,000円を、20代の頃から運用しています。同じ条件だと、セゾン投信だけでほぼ老後資金を作れる計算ですね。
少額でコツコツ毎月貯めるためには、早く始めることが大切なのです。
積み立て投資は早く始めれば始めるほど、運用して試算を大きく安定して増やしていきやすいのです。
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子供がいないうちに貯めておく
子供ができるとなかなかお金を貯めづらくなります。我が家も子供がいなかった時は浪費家に転身したほど、お金は結構自由に使えていたほどです。
とくに共働きでお金に余裕がある時こそ、お金をしっかりと貯められるチャンスです!はい、ほんと太鼓判押します。
子供がいない夫婦で共働きであるときこそ、無駄に浪費なんてしていないで、しっかりと貯めておくことが、心も財布もゆとりある生活を送れるポイントになります。
子供が出来ても、住居費や教育費にお金をかけすぎない
子供が出来ると、洋服やオムツ、通信教育に食費にレジャー、幼稚園代や保育園代にと、ありとあらゆるお金が出ていきます。
子供が出来てから、子供のためにとお金をどんどん使っていくと、あっと言う間にお金が出ていってしまいます。
自分の子供はかわいいですから、どんどんお金を使いたくなってしまうのですよね。でもこの時に、いかに日々の無駄遣いを減らして使いすぎないようにすることがポイントです。
ブランド服じゃなくても着られればいいや〜とか、周りと同じ抱っこひもじゃなくてもいいや〜とか、周りの家族と比べないことも大切です。
30代の頃って、仕事もお金もちょっとだけゆとりが出てくるからこそ、収入が増えても、ぜいたく支出を抑えられるマインドを鍛えるようにしましょう。
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親の介護や病気になっても、仕事を辞めずに働き続ける
私もこれから現実味を帯びてくるのですが、親の介護や病気で仕事を辞めざるを得ない人が、どんどん増えてくることが予想されます。
超高齢化社会ですからね。「私が仕事を辞めて面倒を見るしかない」と思って、辞めていく人が増えてきているのです。
大切な親のために仕事を辞めても、自分の家計も破綻する可能性もあり、体力面でも精神面でもダメージを受けやすくなります。
介護施設を利用する場合、介護保険を利用すれば自己負担が1割で済みますが、それでも住居費や食費など生活費は自己負担になります。
老人ホームだと毎月10万円前後かかると言われていますから、結構な出費です。
職場で介護休業や再雇用制度、在宅勤務制度があれば利用するなどして、出来る限り仕事を辞めないで続けていくことが大切です。
親の介護で仕事を辞めない。諦めない。
自分の老後の人生が、親の老後の人生で狂うことなく、出来る限り利用できる制度を利用していくことが介護離職を防いでいけるコツなのです。
老後破綻しないために、自分の力で生き抜く力を身につけよう
老後破綻なんて聞くと、本当に怖くて不安になってしまいますよね。
でも不安な心理って、やっぱりばく然とモヤモヤ〜ッ!としていることが1番大きな原因であったりします。
本当に自分の力で貯めなければならない金額を知ること、知ったら無駄な支出を減らしてコツコツ貯めると同時に、積極的に投資で増やすことも大切です。
65歳以降に必ず年金がもらえるかどうかわからない不安に襲われるなら、自分で年金を作ってみる。65歳以降も働けるスキルを磨いておくことも大切です。
少しでも早めに現状に気がついて、時間をミカタにつけて、貯金もスキルもアップしていけば、不安感に襲われることなんて減っていくはずです。
でも、何でしょうね。心がざわつきます。
どうして国に頼っていてはダメな世の中になってしまったのでしょう?昔は何も考えなくても、一生懸命働いていれば、悠々自適で安泰な老後が待っていました。
今は色んな制度が崩れてきていて、働いても働いても安泰な老後なんて約束されてなくて、自分で準備をしないと生きられない世の中になってしまいました。
保育や学校や病院、住居など、いろんなものが税金で無料になってくれたら、きっとこんな老後不安になんて襲われないんでしょうね。
現状改善していく大きな兆しが見えていませんから、のほほんと何も考えずに暮らしていくことは、今後大きなリスクになっていくことでしょう。
国に頼り切るぐらいだったら、自らの力で未来を切り開いていく!
「老後破綻は自己責任だ!」と言われるととっても心がつらいですが、自分ができることを1つずつ行っていきましょう。
老後破綻は、自らの「お金力」と「働き力」を磨くことで、老後不安を減らしていくことができるのです。
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