キツくてつらい仕事にやりがいを持つ方法。病棟の看護師さんに聞いたつらい仕事が楽しい!と思える理由

つい先日ですが、私は手術と入院生活を約2週間していました。
今までも何度か外科的な手術をして入院をしたことがありますが、30代後半になってこんなにも長い時間病院の中にいるとは思ってもなく・・。
大学病院内で、実に多くの先生や看護師さんに助けられて、無事に手術を終えて退院することができました。本当にありがとうございました。
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病棟で入院生活を送っていると、多くの看護師さんとお話する機会があります。
とっても忙しそうですので、わずかな時間しか話せなかったのですが、1人の看護師さんとお話をしたことで、私は心を動かされてしまったのです。
大人気の看護師さんの仕事は、体力的にも精神的にもつらい!
看護師さんと言えば、『白衣の天使』というイメージですよね。女子高生や女子大生がなりたい職業ランキングで常に上位に君臨しています。
「やりがいがありそう」とか、優しい看護師さんと直接触れ合ったことがあったりなど、ドラマの影響から憧れるようになったなどの可能性がありそうです。
お給料も比較的よく、将来的に結婚・出産しても復帰しやすい仕事というイメージからか、親のすすめで「安定的な仕事に」と言われてなる方も多そうです。
職業として大人気の看護師さんですが、いいことばかりではありません。
私の友達にも30代になってから看護学校に通って看護師の国家資格を取った人がいるのですが、話を聞くといっつもヘトヘトに疲れ果てています・・。
夜勤もあって生活は不規則だし、検温・血圧・点滴の毎日だし、患者さんからのナースコールのラッシュで全然休むヒマなんてありません。
常に立ち仕事で休みたい時に休みづらいし、コミュニケーション能力も求められるし、努力なしでは務められない仕事です。
人の命を預かる仕事です。
決して間違えが許されず、天使になりたいと憧れだけでは決して務まらない仕事です。
1番キツイと言っていたのが、担当の患者さんが亡くなられた時とか。回復を願っていた患者さんの最期を目の当たりにするなんて、相当つらいことでしょう。
つらい、キツイの連続で、せっかく志高く持ってなったのに、志折れて泣く泣く辞める方も多いのが、看護師という仕事の現状なのです。
華やかで笑顔を振りまいているウラの正体が怖かった
私自身、学生の時に病院や診療所で医療事務で働いていたことがあります。
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主に日々の会計やレセプトという診療報酬明細書を発行する仕事をしていたのですが、受付から見ている看護師さんのウラオモテがすごいことがわかってしまったのです。
患者さんには本当に天使のような微笑みで「お大事になさってくださいね〜!」と言っていたと思いきや、ウラではタバコをプカプカ吸って患者さんとお医者さんの文句ばかり・・。
「看護師さんって、実は真っ黒なんや〜!」
私自身が看護師さんという職業に不信感を持ってしまった時期がありました。
全ての看護師さんがこんなワケではありませんし、たまたま私が勤めた所にそういう方がいただけかもしれません。どこの職場にも嫌な人っていますからね。
華やかな仕事でも、実際にやっていることはとっても汚くて臭くて地味な仕事ばかり。自分では思い通りにならないからこそ、ストレスは相当なものだったのでしょう。
医療事務勤務時代に、看護師さんにトラウマを抱いてしまっていた私ですが、今回入院した病院でとってもステキな方に出会うことができたのです。
とってもキツくてつらい仕事でもやりがいを持てるワケ
検温に来た時にとっても仲良くなった同じ年代の看護師さんがいたのですが、その方に思い切って仕事について聞いてみたのです。
「看護師さんって、とってもキツくて大変じゃないですか?」
とっても気さくに答えてくださって、やっぱり私の友達と同じく、キツくて大変だし、決して間違えの許されない命がけの仕事だと言っていました。
夜勤もあるので、仕事をする上で1番大切にしていることが「睡眠」だそうです。
健康にする仕事をする上で、自分が健康じゃないと務まらないのです。
とってもキツくて大変なのに、なぜ辞めずにやりがいを持ち続けているのか?
「大変なんですけれど、やっぱり患者さんが笑顔になってくれることですかね。」
仕事をする上で、人の役に立っているということがつらさやキツさをふっ飛ばしてくれるのです。
仕事はお金のために働くということも、もっとも大切な理由の1つです。
でも、仕事をする上での1番のご褒美と感じるのは、人からの「ありがとう」という感謝の言葉です。
給料日にお金が振り込まれることも嬉しいですが、人から感謝の言葉を頂いた時の充実感・達成感はたまらなく嬉しいものです。
「誰かの役に立っている」と感じられると、人間のモチベーションが間違いなく上がります。生きている意味と自分自身に「存在価値」が見出だせるからです。
「毎日キツイけれど、私がいることできっと喜んでくれる。私は役に立っているんだ。」
こんなふうに考えると、自然と積極的に仕事をやっていくことができるから不思議です。仕事をすることで心が満たされるからこそ、やりがいを持ち続けられるのです。
同じく働く身として、すっごい腑に落ちました。聞いていただけで、胸がジーンと熱くなってしまいました。
白衣の天使と言われているのに、実はとっても地味な仕事の繰り返し・・。そんな中でも自分の存在意義が見出だせるからこそ、楽しく続けられるのです。
「大変ですけれどね・・。退院時に元気な患者さんの笑顔を見ることが大好きなんです。」
本当にステキな看護師さん、内面からキラキラと輝いていました。
「役に立っている」という意識のもとで仕事をしていくことが、自主性に繋がっていき、「楽しい!」「好き!」「続けたい!」という感情を作り出していくのです。
お金を稼げる人は人の心をつかむことができる人。ありがとうの気持ちを集めればお金に変わる
仕事の選択は生き方の選択。どんな仕事でも好きになろう!
ウラが有りすぎる看護師さんを見て不信感いっぱいで生きてきてしまいましたが、今回こんなにもピュアな心の看護師さんの話を聞いて、私の黒くなっていた心が浄化された気がします(笑)
人生は仕事が全てじゃありませんが、1日のうち大半の時間を仕事で過ごします。
仕事が楽しくないと人生楽しくありませんし、もし仕事のストレスで病気になったら、治療代を稼ぐために働いているのと同じです。これでは本末転倒です。
お金をもらう以上、仕事では好きなことばかりではありません。つまらない雑務や相性が合わない人との関係に我慢しなきゃいけないこともいっぱいあります。
今のあなたがやっている仕事は、つらくてつまらないと感じていますか?
ここで気づいて欲しいのです。
人生がつまらないから、つまらない仕事をしているのではありません。
つまらない仕事をしているから、つまらない人生になっているのです。
仕事の選択は生き方の選択と同じです。仕事の選び方を誤ってしまうと、自分らしい人生を歩むことができません。仕事選びが人生選びとなりとっても重要です。
お金儲けばかり、ラクすることばかり考えているだけでは、いい仕事はできません。人からも心から感謝されません。人からも助けてもらえません。
好きな仕事をすると、自分も人生もどんどん好きになっていきます。
好きなことをしていることで、イキイキとしたエネルギーが取り巻き、いい人達がどんどん訪れてきます。
「憧れ」とか「世間体」とか「プライド」ではなく、自分自身が「好きかどうか」「やりたいかどうか」です。
心からの満足感や達成感がないと、仕事はできても長続きしません。
1度しかない人生です。
もっと自分の心に正直な生き方をしてみましょう。
どんなにつらくてキツイ仕事でも、あなたの考え方や行動次第で「好き」と感じることはできます。
「生きていて楽しい!」と言えるようになるために、仕事を心から楽しめるようにしていきたいですね。
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