これからの人生を楽しむために都合のいい自分を卒業する。演じてきたアンバランスな役割を手放す勇気も大切

私の人生すでに40年と、人生の折り返し地点に立とうとしています。

この世に生まれてからすでに40年も経とうとしているなんて、あまり実感も湧いてないですし、日々精一杯生きてきた結果、ただ時間が過ぎ去っていった気がします。

あまりにもあっという間に過ぎ去ったことで、思い出すのに時間がかかるぐらいです。

今までの人生のステージの中で複数の「役割」があり、その時々に応じてその役割を演じてきました。

何層にも重なっていた色んな役割ですが、これからの人生を楽しむために、ふと立ち止まって考えておきたいことがあるのです。

人生は色んな役割を演じて生きていると実感する

ドナルド・E・スーパーというアメリカのキャリア研究家がいます。様々なキャリア理論を体系的に包括的に研究されていた方です。

「ライフ・キャリア・レインボー」という有名な理論があるのですが、人生における役割は複数あり、同時に様々な場面で演じられ、いかようにも組み合わせられるというものです。

1人の人間でも「子供」や「学生」、「余暇を楽しむ人」や「家庭人」や「配偶者」、「職業人」や「市民」などの役割が同時にあって、それらを演じているのです。

30歳ぐらいまでは働き盛りということで「職業人」が多くなりますが、働きすぎると「家庭人」や「余暇を楽しむ人」の時間が取れなくなります。

反対に、親の介護などの問題が大きくなってくると「子供」の役割が大きくなりすぎて、「配偶者」の割合が少なくなるなど、他の役割を圧迫する可能性もあります。

アンバランスだと、どうしても不満がでてきます。

人生では役割を選んで組み合わせることで、自分はどのような存在であるかを知ります。豊かな人生を送るためには自分の価値観に基づくバランスが大切です。

もし、人生に不満やストレスを感じていたとしたら、役割の組み合わせが良くなかったり、役割の重さのバランスが良くない可能性があり、バランスを見直す必要性があるのです。

人生の役割は「果たす」ではなく「演じる」もの

スーパーの理論でおもしろいと思う所は、人生の場面は「舞台(arena)」であり、役割を「演じる(play)」と表現していることです。

役割って聞くと、どうしても「果たす」と思ってしまうじゃないですか?でも「果たす」だと、どうしても重たい捉え方になってしまいます。

子供として、親の期待に応えるように生きなければならない。

妻として、夫に尽くさなければならない。

母親として、子供を第一優先にしなければならない。

人生の役割を果たすって、「こうしなければならない」という張り紙をペタッと背中に貼られてしまい、重たいくさりで片足を引っ張られたような気持ちになってしまいます。

しかし、「果たす」を「演じる」に変えるだけで、舞台女優になった気分です。

生きることは「自分の人生劇場で、色々な役割を演じる」というような表現にすると、ふっと肩の力が抜けてきますよね。

様々な役割を演じてきた中で、私自身もバランスを考える年代になってきたなと、今頃になって強く感じてきているのです。

役割を手放してみて、都合のいい自分を卒業する

私自身は子供、学生、職業人、妻、母親と、様々な役割を演じてきていますが、これからの人生を楽しむために「役割を手放すこと」も大切だと感じました。

今の私自身は、子供、余暇人、市民、労働者、家庭人と色んな役割を演じています。特に家庭人は、妻と嫁と母親と目まぐるしい単位で切り替えているかと思います。

働く人だから
長女だから
長男の嫁だから
妻だから
母親だから

「本当に、今、これだけの役割を同時に演じないといけないのかしら?」

演じている役割をもう一度、自分自身の心に問いかけてみることが必要です。

特に結婚していると、お姑さんにも子供にも全エネルギーを吸われている状態なのに、何も家事をしない夫だったら、「私、何者?!」とブチ切れたくなるじゃないですか?

ここで、少しの勇気を持ちましょう。

「私って、いい嫁、いい奥さん、いいお母さんを懸命にやってきたけれど、今から思うと都合のいい人になってない?」

いい顔をして、いい人であることが、実は「都合のいい人」になっているのではないかという問いかけを、自分だけではなく周りの人にもしてみるのです。

いい人って、他の人にとって「都合のいい人」であることもあります。

「いい奥さん」は「都合のいい奥さん」

「いいお母さん」は「都合のいいお母さん」

周りの人から見れば、何でもやってくれる「使い勝手がいい」だけになっているかもしれません。

「何を急に言い出すんだよ。自分はそんな風に考えてないよ!」という返事が、夫から返ってくるかもしれません。

でも「明日、私がいなくなったら、あなたはどうするの?」と聞いてみることで、いつまでも私に依存していると生きられないわよ?ということをハッキリと理解してもらうのです。

夫との関係をスパッと切るのではなく、関係性を維持しながら「アンバランスな役割」を変えていくことも大切なことなのです。

アンバランスな役割を手放す時に、言葉をつくして説明する

誤解をして欲しくないのですが、「役割を手放す」ことは「関係性を断つ」ことではありません。

例えばですが、子供にとって、一生母親です。これだけは永遠に変わらないです。

40〜50代ぐらいになると、子供のオムツを変えたり、母乳をあげたり、夜泣きの対応をしたり、離乳食を作ったり、保育園の送迎をしたりという役割は終わっていきます。

でも、子供達を愛すること、子供達の身を案じることは、一生変わらないのです。

夫に対しても同じです。

夫婦で寄り添って生きていくことは、昔も今も、これからもずっと変わっていきません。

恋人や新婚時代は燃え上がるような肉体的な結びつきが多かったかもしれませんが、夫婦関係が長くなってくると、精神的な関係が大きくなっていきます。

意識がズレて共通意識がなくなってくると、都合のいい要求ばかりされて、話し合うこともめんどくさくなって不満がどんどん溜まっていきます。

女性は、どうしても役割で要求されることが多いです。

料理や洗濯、掃除に買い物、子育て・・。無意識に何でもかんでも尽くしてしまうことが多いです。

だから、都合のいい要求から解き放たれるためには、「あなたへの役割は終わりました」とハッキリと伝えることが大切です。

ガミガミ言うと、「勝手過ぎだ!」と大ゲンカになること必須でしょう・・。だから心を落ち着けて、思いやりの心を持って「言葉」できちんと説明することが大切です。

時間をかけてでもいいので、じっくりと伝えていく。

きっと、わかってくれます!心が解き放たれていきます。

自分の中でアンバランスな役割でモヤモヤしているのだったら、子供達や夫に自分の伝えやすい言葉で自ら演じている役割を手放すことを伝えていくことも、時には必要になってくることでしょう。

これからの人生を楽しむために、自分主体で生きていこう

今まで生きてきた自分は、自分主体に生きてきたつもりでしたが、やっぱり本当に自分主体で生きてこなかったなと思います。

ただ毎日、猛烈につらかったな・・。

ただその記憶しか、今は思い出せません。毎日生きることがつらすぎて、ほとんど楽しかった思い出がありません。

10代、20代と親の借金返済のために仕事に明け暮れてしまい、30代は子育てと仕事の両立で無理して生きてきたと思います。

夫のため、子供のため、会社のためなど、ずっと誰かの期待や要望に答えるために生きてきたのが、私の人生でした。

まだまだ子供は小学生ですので、子育て全盛期かもしれません。しかし、もうそろそろこれからの自分の人生を楽しむ準備をしていこうかと考えています。

妻や嫁や母親の役割で覆われていた人生から、今度は親の介護や親を送るとか、子供が社会人になるとか結婚するとか、今まで遭遇しなかったことが起こってきます。

今、夫婦円満であっても、もしかしたら離婚するかもしれません。再度良いパートナーを見つけて、再出発をするかもしれません。

自分主体となった人生を送るためには、過去の自分を知るために「ライフ・イベント・チャート」で、自分自身の人生を振り返っておくことも大切です。

人生の失敗から学ぶことは大きい。失敗したことを振り返ることで学ぶことができる

これから終える役割や新しい役割を周りに聞いたり、自分にじっくりと聞いたりしておく時間を作っておきましょう。

子供達もどんどん成長して自分のことができるようになって来た今、私自身が1番幸せになることを考えていかないといけません。ママが幸せだと、子供達も幸せですからね。

自分勝手な人生になることなく、他者との関係は言葉でしっかりと説明しながら、自分をもっとも大切にして生きていくようにしよう。

どう未来を生きれば1番幸せになれるかを、自分主体で考えよう。

不安と不満ばっかり言って変化を恐れて何もしないでいると、すぐに歳を取ってしまいます。

今の自分にできることを1つ1つ小さくてもいいので乗り越えながら、未来をしっかりと大きく見つめて生きていきたい。

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