年間貯金額を年末に振り返ることで貯まる人に生まれ変わる。お金の反省をする時に1番大切なこと

今年も残り、わずかとなりました。今年はどんな年でしたか?
何だか年が終わるのはとってもさびしいですし、いいこともあったりイヤなこともあったりして、不安と期待とで心が複雑な心境です。
家計管理をする中で1番大切な瞬間が、今ようやく訪れています。
1年間の中で、どれぐらい収入があったのか、どれぐらい支出があったのか、1年間のお金の使い方を振り返ってみることです。
色んなイベントもありますし、何もしないまま終わりたくなってしまいますが、このまま何もせずに来年になってしまったら、また来年も同じことの繰り返しとなってしまいます。
来年もお金を貯めたい!と思ったら、今の時点でお金の振り返りをすることが大切です。
「よーし!この年度末に今年のお金の振り返りをしよう!」
思い立った時にやるのが1番です。早速今年のお金の総ざらいを一緒にしていきましょう。
今年1年間で入ってきたお金はいくらかを知ろう!
まず今年、どれだけのお金が入ってきたかを知ることが大事です。
給与収入やボーナスなどの会社から頂いたお金、副業収入や投資益などで稼いだお金、それ以外にどれぐらい臨時で入ったお金があったか、入ったお金をトータルで出すことが必要です。
我が家では簡易的ですが、エクセルに毎月の夫婦の収入額を書くようにしています。12ヶ月分足してみれば、大体の1年間の収入額が出てきます。
毎日家計簿をつけることは大変ですが、12回分の給料額を通帳を見ながら足していけば何とかすぐにわかりますよね。
夫が毎月手取り30万円、妻が20万円だったら50万円です。ボーナスも夫婦で年間100万円だったら、年間700万円ですよね?
1円や10円単位とかそんな細かいことまで気にしなくてもいいですので、ザックリと1年間に入ってきたお金を計算してみるようにしましょう。
今年1年間で出ていったお金はどれぐらい?
収入があったなら、支出がどれぐらいあったかを知ることが必要です。毎月の支出は家計簿でつけているけれど、トータルで出した事ってなかなかなくないですか?
毎月出ていく家賃や住宅ローン、光熱費や保険料、通信費や保育園代、塾や習い事代など、毎月出ていく支出額はだいたい出すことが出来ますよね?
クレジットカードを使っていたら、毎月のカード明細で毎月だいたいいくらぐらい使っていたかを知ることができます。
車や家電製品など大型の買い物をしたり、海外旅行をしたり、固定資産税などの税金の支払いなどもありますね。
これらを全部足して年間支出額を出します。と言っても、支出額のトータルを年度末に全部計算して出すのって、とってもめんどくさいです。
「私、家計簿つけてこなかったから、支出額なんてわからないわ〜!」
普通の計算式なら、収入 − 支出 = 貯金額ですから、支出額がわからないと貯金額が出てきません。家計簿をつけてこなかったら、ますます支出額なんてわからなくて当然です。
しかし、年間の貯金額って簡単に出てきませんか?貯金用の通帳に残っている額があるとしたら、それが貯金額です。
収入 - 貯金額 = 支出で出せば、簡単に支出額が出ます。毎月細かく支出額なんてつけなくても、計算式をひっくり返せば出すことが簡単に出てくるのです。
例えば、収入の手取りが770万円、貯金額が330万円だったら、
770万円 - 330万円 = 440万円の支出が1年間であったことになります。
家計管理をする上で、足し算と引き算だけが出来れば、お金の計算なんてすぐにすることが出来るのです!
月ベースに換算すると、約36万円の出額です。この額が夫婦の収入を足してオーバーしていなければ、合格圏内の家計管理が出来ているなと自信を持っていいわけです。
なかなかめんどくさくて続かない家計簿をつけていなくても、年末になれば簡単に支出額を算出することができてしまうのです。
「貯金って何?貯金なんて何も残ってないわ〜!」と、支出額が貯金額より多ければ、どこかで使い過ぎです。
このままでは、いつまで経っても貯金ゼロ生活なんて脱出することが出来ません。
「この3万円、何に使ったっけ?」なんて、使途不明金なんてものがたくさんあったら、さらに要注意です。
年末になって、支出額を算出する時に使う貯金額が残っていない状態の時は、この期間になぜ貯金が出来なかったのかを、改めて考えてみることがとっても大切なのです。
持っている資産がどれぐらいになっているか試算しよう
お金って、現金や保険、株式などのお金の金額が見えるものだけではないですよね?
ここで自分の家にある資産がどれぐらいの値段になっているかを、だいたいの額で試算をすることも大事です。
我が家は何度もドン底を経験してきたことから、いざとなった時に「資産」をいつでもお金に変えられることの大事さを痛いほど学んできました。
大きな資産と言えるのが、「家」と「車」でしょうか?
車だって、本当にお金に困った時にはお金に変える事だって出来ます。買った時よりだいぶ下がってしまうこともありますが、時代情勢によっては高く売れることだってあります。
いざお金が必要になった時に、持っている車の価値がどれぐらいになっているかどうかを、1年に1度でも査定してもらっておくといいですよ。
我が家も借金を抱えた時に、愛車を200万円で売って、どん底の借金人生を助けられましたからね。
車の買取査定価格で30万円の差が出た体験談。中古車を少しでも高く売りたいなら最後まで粘れ!
年数が経つごとに「資産」になるか「負債」になるか、ほんとこればっかりは流動的で、なかなか未来を予測することはむずかしいです。
ビンテージものの車が、急に高く売れることもありますし、不動産なんて新しい駅が出来ると、途端に値上がりすることがあります。
毎年1度、年度末に限らず「家」と「車」の時価額を出しておくことを、強くおすすめしておきたいと思います。
不動産売却一括査定で依頼した1社が我が家の中古マンションに来て訪問査定。成約予想価格はズバリこれ!
貯まる人になるために、年度末にしっかり振り返りをしよう
貯金が出来なかったことで、とっても不安になってしまいますが、その年はお金がとっても必要だったのではないですか?
お金の本当の目的は、「使うこと」です。
貯金額に関わらず、今年1年間を通して、どのように楽しいことにお金を使ってあげられたかを考えることが大事です。
「うーん、どうしてこの時に、こんなの買っちゃったんだろう?」
身に覚えのないお金の使い方をしていたら、即効反省です。
もっとお金を使う時に調べたり時間を置いて冷静になって考えたり、ひと呼吸置いて、財布を開けてお札に手を出す前に、もっと冷静になって考えることが大切です。
でもね、ハッキリと何にお金を使ったのか覚えてるぐらい、お金の使い方を覚えていて、楽しくお金を使えたのであれば、それは正しくお金を使えた証拠です。
どれだけお金に、楽しく我が家から出て行ってもらったかが、実はとっても大切なことなのです。
「ずっと欲しかった冷蔵庫を買い替えたけれど、よく話し合って考えて買ったよね。」
たとえたくさんお金を使ってしまったとしても、心の底から満足した使い方であったと思えたら、それは幸せな正しいお金の使い方が出来た証拠ではないでしょうか?
罪悪感だけが残るようなお金の使い方が多かったのであれば、来年からは、心の記憶に強く残るお金の使い方が出来るように頑張ればいいじゃないですか!
年始に立てた目標って、途中でたくさんお金を使い過ぎたりすると、何だか罪悪感いっぱいになってしまいます。
でも「本当に欲しいと思ったこと」にお金を使うことを繰り返していった結果、欲しくないものを買わなくなり、紆余曲折しながら、お金って少しずつ貯まっていくんだなと実感しています。
色々と1年間に反省すべきことってたくさんありますが、1番大切なことは、
心がポカポカと温まるようなお金の使い方が出来ていれば、すべてよし!
年度途中に家計管理って挫折してしまうことが多いですが、人生が思い通りにいかないことが多いのと同じで、貯金額だって思い通りになんていきません。
私だって家や車選びに失敗するとも思わず、たくさんのお金を使いすぎてしまいましたが、何とか楽しく生きることが出来ていますよ〜!
1年の終わりに、「楽しい事にお金が使えた!」と思えば、「終わりよければ全て良し」の精神でいいのではないかと思いますよ。
毎日色々とやることが多いので、毎日キツキツに家計管理なんてしなくても構いません。ただ、年度末ぐらい1年間を振り替えってみませんか?
振り返ることで反省し、来年度はさらにお金持ちへパワーアップさせることが出来ます。
年度末に振り返って反省点を活かせる人が、貯まる人に生まれ変われる。
お金も大切ですが、人生のやり遂げたい目標に向かって、来年も一緒に頑張っていきましょう!
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