2018年3月1日 

家計管理がうまくいかなくて赤字の時は、自分の価値観とお金の使い方のズレを見直す

チューリップとノート

少しずつでも家計管理を進めていっていますか?

お金を貯めたいと思っているけれど、一体何からはじめたらいいのかさっぱりわからないという方は、こちらの家計管理の6つのステップを1つずつ自分のペースに合わせてはじめていきましょう。

 お金を貯めるために大切な6つのステップ。1つずつ進んで家計をラクにしていこう

実際に家計管理を進めていくと「予算内に合わせなきゃ」とか「貯金できない」など、なかなかうまくいかないことが出てきますが、いつまでも受け身の考えではいけません。

ここで1度立ち止まり、自分の価値観とお金の使い方のズレを見直していきましょう。

家計の費目が行動に合っているかを見直す

家計簿をつけるときに自分で費目を設定したかと思います。もしくは自分でつけるのがわからず、市販の家計簿を使ってつけていたかと思います。

でも人それぞれ生き方が違うように、その費目も人それぞれ合っているわけではありません。

費目があなたの生活スタイルや行動に合っているのかどうか、現状の仕分けルールのままで大丈夫なのかどうか、真剣に考える必要があります。

とってもわかりやすいのが「食費」です。家族が生きていくために必要なお米や調味料や肉以外に、なぜかお菓子やカフェ代やファミレス代などに消えていることがあります。

「食費」とは別に「外食費」や「お菓子代」などをつけてみると、思わぬ出費があることに気づきます。決して無駄使いというわけではなく、自分は外食を楽しみにしていることがわかったりします。

自分の価値観としてカフェが大好きなのであれば、カフェ代という費目を作ってもいいのです。

教育費として大きく予算を取っていたとしても、外に行くと子どもにぐずられるからと、子どものおもちゃをよく買っていることがあったりします。教育費ではなく「子どもぐずり費」など作って、どれぐらい多く使っているかを見ることも大切です。

それが家族にとって必要なのであれば、使っていいのです。他の人が作った費目ではなく、自分や家族の価値観に合っている費目に変えることがストレスなく続けられるコツです。

費目を見直してみると、本当にお金を使う価値があるものが一体何かが見えてくるはずです。

赤字家計のときは予算額を見直してみる

家計管理シートの先取り貯金

先取り貯金額を支出として先取りし、予算額で増やせるものと減らせるものを試行錯誤しながら、家計管理シートを作ってみましたか?

 挫折しない!お金が貯まる家計管理シート。先取り貯金をして目標貯金額を達成していこう

家計管理を半年ぐらい続けていき、赤字になっている場合には、費目別の予算額を見直してみましょう。

予算は毎月単位で考えていると赤字になることがあります。特別支出という年に数回程度、季節やイベントに関連して発生する比較的高額な支出があるため、予算は年単位で考えることが大切です。1年間で予算内に収まればOKです。

しかし、特別支出分の貯金をし、無駄使いをしていないのに予算オーバーが数ヶ月間続くのであれば、予算が少ないということになります。

余裕のある費目の予算額を減らし、予算オーバーの費目に回すか、生活そのものを見直して暮らしのサイズをダウングレードする必要があります。

膨らんだ暮らしの質を落とすことはつらいかもしれませんが、楽しく生きていくためには必要なことです。「この習い事って必要かな?」と、勇気を持って削れる分を見直していきましょう。

もし、削りすぎてしまってお金が余った場合は、先取り貯金額を増やしていきましょう。

貯金は多いに越したことはありません。人生の不測の事態に備えて「少しでも貯金は多く」を心がけるようにしましょう。

家計管理の手順を見直してみる

家計管理シート

家計管理シートや貯金簿などを作っても、なかなかお金が思うように貯まっていかないという方は、家計管理の手順を見直してみましょう。

例えばですが、家賃の更新料や税金などの支払いのために特別支出の1年分のトータル額を12カ月で割った金額を、毎月均等に貯めようと思ったが、現実は毎月貯めることができない。

ここで手順を改善していきます。

特別支出の中で特に支出額の大きい固定資産税や実家帰省費だけボーナス払いで補填するようにし、他の特別支出は12等分して貯めるようにした。毎月の負担が軽くなった。

食費を給料日に一気に4万円を下ろしていたけれど、給料日前に全部使ってしまいカツカツなので、4つの封筒に分けて1万円ずつ分けることにした。1週ごとに袋の予算を守るようになり、焦らなくなった。

費目や予算配分がうまくいっているのに、うまく回っていかない時は、管理の手順が自分に合っているかどうかを見直すようにしてみましょう。

うまくいかない時は、自分の価値観とお金の使い方のズレを見直そう

白い花

家計管理をしていると、なかなかうまくいかないと思います。

費目もとりあえずみんなが使っているものを使えばいいんだと思ったり、節約雑誌に載っている予算と同じにすればいいんだと思っていたら、全然予算が足りなかったり。

「なぜこの人にはできて、私には出来ないの?」と思い、妬みの感情さえ生まれてしまうこともあります。

人が作った費目に合わせたり、他人の家計簿と同じ予算にしてもうまくいきません。返ってストレスがたまり、途中で挫折してしまうことが多いです。

でも、「私はダメだ。」なんて自分をいじめないでください。それでいいのです。

家計管理でもっともシンプルなことは、支出が上限を超えないことです。1年を通して純資産が増えていれば、毎月が少しぐらい赤字でもあなたの家計管理は間違っていません。

挫折してうまくいかなかったときこそ、自分の心と向き合うことが大切です。

他人の家計と比べてイライラしたことで、自分の見栄やプライドに踊らされていることがわかります。周りに流されずに予算化したお金で、本当に欲しいものを買おうと自覚できることでしょう。

この買い物をしたことで、自分と家族を幸せにしてくれるのかどうか。

自分軸で考える視点を持つことが大切です。

他人の価値観ではなく、自分の価値観とお金の使い方のズレを、定期的に見直しながら、あなたと家族が幸せになれる自分らしい家計管理をしていきましょう。

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