2016年1月28日 

待機児童問題は保育士不足を解消せよ!保育士の求人を出しても集まらない理由

もうすぐ我が家では、次女の保育園が終わろうとしています。

我が家の長女は1月の早生まれです。

そのために4月入園という比較的入りやすいタイミングでも、壮絶に大変な保活を強いられました。

早生まれの保活体験記。4月入園の厳しさを思い知る。私は自然分娩と計画分娩との心の戦いだった

あの時のつらかった出来事を思い出すだけで、胸がキューっと苦しくなります。

生後2ヶ月から保育園に預けたため、不安で心が押しつぶされそうな毎日でした。

そんな時に助けていただいたのが、保育士さんです。

保育士さんがいなければ、私は育児と仕事を両立してこられなかったのではないかと思うぐらい、保育士さんには心の底から感謝しています。

そんな感謝している保育士さんが求人を出してもまったく集まらず、不足しているのが現状です。

希望の認可保育園に入れず、2つの保育園に2人を別々に預けてきた我が家としては、この現状を世の中に向けて言わざるを得ません。

1年間に5万人もの保育士の資格を持つ人が増えているのに、どんどん辞めていってしまっているのです。

保育園の待機児童問題が深刻化している中、同時に保育士不足がなぜ深刻な問題になっているのでしょうか?

保育士になるには、実はとっても大変!

保育士になるには、実はとっても大変なのです。

保育士として働くためには、国家資格がないと働けません。

保育士の資格を取得する方法は、大きくわけて2つあります。

1つ目は厚生労働大臣指定の4年制大学、短期大学、専門学校などの指定保育士養成施設へ進学して、その課程を修了することです。

2つ目は毎年1回行われる国家試験である「保育士」の試験を受験して、合格することです。

社会人になってからも、一般の大学や短大を出ていれば、保育士資格は取れます。

実習も多岐に渡っていて、教育、心理学、食と栄養、ピアノや絵画などたくさんの実習があります。

私のいとこのお姉さんは、短大を出て保育士資格を取りましたが、「実習など大変だよ!」って言って、壮絶に忙しい生活を送りつつ、見事保育士資格を取得していました。

保育士になりたい人はたくさんいるのに、保育士試験の難易度が高過ぎるのです。

これでは保育士不足は解消できません。

毎年4〜5万人は受験している資格なのに取得できるのは2万人以下と、合格率はなんと10%前後というものすごい難関資格なのです。

「やった!保育士資格取れた!これから頑張って子供たちのために働こう。」

頑張って身につけて国家資格までがんばって取ったのに、なんと辞めていってしまう人がとっても多いのです。

なぜココロザシ高く保育士になったのに、辞めていってしまう人がとっても多いのでしょうか?

保育士は責任がとっても大きいのに長時間でストレス過多の仕事

私は保育園にかれこれ8年以上も通っていますが、保育士さんは毎日9時間以上も働く重労働の仕事です。

朝に保育園に預けていた保育士さんが、夜にお迎えに行くとまだいたりして、「私よりぜんぜん長時間働いているじゃん!」と、びっくりすることがあります。

重労働な仕事なのに、さら精神的につらいこともいっぱいあります。

「この子に葉っぱや泥を触らせないでください。」

「あの子と一緒に遊ばせないでください。」

いわゆる「モンスターペアレント」という人が、とっても増えているのです。

朝からおむつ交換、食事の補助、連絡帳の確認、着替え、そうじ、呼吸の確認、行動の指導など、こんなにやるのかと思うぐらいやることがいっぱいあります。

それなのに、自分勝手な親に振り回されないといけないのです。

つらすぎて、やってられないです!

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保育園には親との大切な連絡手段である「おたよりちょう」があります。

おたよりちょうは、働いている親との大切なコミュニケーションツールです。

私は毎日見ていて、すごく感動していることがあります。

 

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重労働なはずなのに、保育士さんの書き方がすっごい丁寧でいつもびっくりしています。

体調まで細かく観察していることが、すごく伝わってきます。

保育園にお迎えに行っても、お遊戯会、運動会、作品展など遅くまで大きな模造紙を切ったり貼ったりしている姿を見て、ほんと働き者だなと感動しています。

1人ギャーッ!て泣いているだけでも大変なのに、10人も一斉に泣いているのを見ているのです。

重い責任、長時間労働、一部の理解のない親からのストレスに耐えながら働き続けているのが、「保育士」という仕事の実態なのです。

保育士さんは他の仕事に比べてとっても給料が安い!

保育士さんの給料は、国からの補助金で成り立っています。

しかし国では、介護や医療や年金など、たくさんのお金がかかります。
予算に限りがあるため、保育士さんの給料もぜんぜん増えないのです。

なんと保育士さんの平均給料は、手取り20万円ということです。

えぇ?これはおそらく現場の声の中でも「高い!」と言う声が出てくると思います。

おそらく20歳ぐらいの方の手取りは、手取り13〜14万円ぐらいじゃないでしょうか?

私の親戚のお姉ちゃんが、「飲食店でバイトした方がはるかに稼げる!」って嘆いていたぐらいですから・・・。

これじゃあどんなにたくさんの求人を出した所で、保育士が集まらないのは当然です。

生活がなりたたないため、先生の中では実家から通っていたり、すごい質素な生活をしている保育士さんもいます。

このように続けたくても続けられない保育士さんがたくさんいて、潜在的な保育士さんがなんと全国で約70万人もいるのです。

しかも待機児童も同じぐらい高く、全国で2万3,000人もいます。

これを見て国でも何かしら対策を打ち出しているようですが、それはどんな政策なのでしょうか?

保育士確保のための緊急対策とは

保育士不足を解消するために、国では以下のような対策をはじめようとしています。

  • 朝と夕方は2人のうちは無資格でも可能にする。
  • 潜在保育士の復職に一時金を支給
  • 小学校や幼稚園の教諭を代わりに活用

こういった政策が打ち出されていますが、無資格で保育ってどういうことでしょうか?

待機児童問題がすごい中で、無資格の保育士さんが働くのはやむを得ない処置なのでしょうか?

一時金を支給しても、保育士さんだって生活がかかっています。

保育士になりたい人でも、他の職業と同じく長期的な安定を求めているのではないでしょうか?

保育士不足により、学校の先生を代わりに活用って、学校の先生と同じぐらいの職業ってことですよね?

だったら保育士さんも先生と同じ待遇にするべきではないでしょうか?

私は国の政策を見てとってもモヤモヤして、腹の底からフツフツと煮えたぎるような気持ちでいっぱいになってしまいました。

保育士で働きたいけれど、働けない理由とは

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厚労省の調査によると、潜在的な保育士が増える理由として、1番大きな理由とは「条件に合う仕事がない。」ということです。

フルタイムで求人を出しても、家庭の都合により働けない人もたくさんることでしょう。

保育士さんも子育て中の方がいます。
結婚もして子育てしている方もいます。

保育士さんも、普通に働くお母さんなのです。

仕事と育児を両立するために、長時間労働が無理という人がたくさんいるのです。

保育士さんにも短時間勤務OKの制度をより多く作るなど、柔軟な働き方をしていけばもっとなりたい人は増えるのではないでしょうか?

保育士さんだけではなく、一般の働き方でも同じことが言えるのですけれどね。

拘束時間を減らして働きやすさを改善していくなど、柔軟な働き方が求められるのは、今後の働き方を考える上で重要な問題であると感じます。

保育士さんの待遇を上げよう!1番はお金なんだよ!

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長年保育士さんと関わってきて、保育士不足の問題の根底にあるのは、やっぱり「お金」だと思います。

子供がどんなに大好きで、聖母マリアのような温かい気持ちで働きたくても、最終的にはお金なんですよ!

お金が1番の理由なのは、国もわかっているはずです。

医師、教師、看護師と、保育士さんとの給料の差がこんなにも大きいのはなぜなのでしょうか?

お国を担っているあなたに、声を大にして言いたい!

大切な未来を担う命を預かる仕事なのに、安い賃金であなたは働きたいと思いますか?

実際にあなたが現場で保育士体験をしてきたらどうですか?

「私は子供がとっても大好きなんです。だから保育士さんになりたいんです。」

これからなりたい人の純粋な気持ちを、あなたがつぶさないようにしてください。

私の今の保育園の園長さんは、とってもすばらしい考えの持ち主です。

自分の子供ではないのに、自分の命をかけて働いています。

この時も「給料が安すぎる!」って訴えたのですが、まったく改善されていません。

保育士さんの給料の手取りが安過ぎる!保育園の園長先生が子供を命がけで守りぬく姿にジーンとしたこと

現場の声に、もっと耳を傾けてください。

お金、増やしてください!

もしこれから保育士さんになりたいと思っていたら、ゼッタイにあきらめないでください。

私は保育士さんに、心の底から感謝しています。

安全に我が子を見守っていただき、本当にありがとうございます。

待遇を改善することで、保育士不足の解消、待機児童の解消が少しでもすることが出来て、子供のキラキラした笑顔を増やすことができるのです。

今の給料じゃ満足できない!転職したいけれど不安なあなたへ

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「人間関係にも疲れて、長時間労働なのになぜこんなに給料が安いの?」

保育士さんて、こんなにすばらしい職業なのに、給与が安すぎると思いませんか?

そんな所はさっそと辞めて、いい待遇の場所に転職してしまいましょう。

「でも実際に働いてみたら、変な人がいたらどうしよう・・。」

面接ではとってもよかったのに、実際に働いてみたら全然イメージと違ったなんてことはよくある話です。

面接をしてくれるのは園長先生を初めとした「上の人」でも、実際に一緒に働くのは同僚の先生たちです。

でも、そんな不安になる心配はありません。

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無料で体験保育ができてしまうなんて、今まで見たことがありません。

体験保育をしておくことで、一緒に働く先生たちとの相性や雰囲気を事前に知ることができますので、とっても安心です。

「実際に園の雰囲気を体験してみたら、なんだかイメージと違ったわ。」

もちろんそんな時は、体験保育の後に遠慮せずに断るのもOKです。

体験保育は、そのためにあるのです。

断りの連絡も「保育ぷらす+」が代わりに行ってくれますので、断るのが苦手な方でも安心です。

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