花粉症対策には根本的に治す舌下免疫療法「シダトレン」がおすすめ!その効果とは?

「へ、へ、ヘックショーン!」
いまや、日本人3~4人のうち1人は花粉症という時代で、年々花粉症の患者数は増加すると予想されています。
花粉症を心配する季節が、いよいよやってきました。
この時期になると、気温が上がってくると共に花粉が飛散してきて、花粉症の人たちはとんでもない症状に見舞われることになります。
まだ1月や2月だし、考えるのなんて早いんじゃないって思われている方!
いや、全然早くないです!
つらすぎるくしゃみと鼻水と目のかゆみで、大変なことになってきます。
「もう、イヤー!なんとかしたーい!」
花粉症、どうしたら乗り切っていくことが出来るでしょうか?
つらい花粉症、今年はどのように乗り切る?
夫も私も実は立派な花粉症持ちでして、花粉症到来は天気予報を見なくても鼻と目ですぐにわかります。
きちんと医師の処方薬にするか?
市販薬のOTC医薬品にするか?
我が家でもたくさん試してきました。
1月の後半に毎回かかりつけの耳鼻科で、1ヶ月もしくは2ヶ月程度、抗ヒスタミン薬を処方していただいています。
ほとんどはこれで乗り切れます。
しかし、大量飛散が起こった時に、信じられないくらい目と鼻がきっつい時があるのです。
抗ヒスタミン薬ってどんな種類があるの?
花粉症に対する第1選択肢となる、抗ヒスタミン薬ですが、一体どのような薬があるのでしょうか?
実際に処方された薬と感想をまとめてみました。
眠気の副作用が少ない「アレグラ」
我が家で1番飲んでいる薬は、アレグラです。
飛行機のパイロットでも、飲むことができると言われているくらい眠気の副作用が少ない薬です。
この薬のおかげで、仕事中など眠いと感じることはほとんどありません。
基本的にこれでダメなくらいにつらくなったら、他の薬を試したいと医師に伝えるようにしています。
効果はかなり高い「アレロック」
花粉が最も飛ぶ3月の中盤くらいになると、アレグラでは効きません。
ひどい時はこっちの薬にチェンジです。
効果はかなりあります。
1番の飛散時期の間の1~2週間は、アレロックを使用しています。
眠気のほうは、相当ありますのでご注意下さい。
座り仕事の日にこれを飲むと、結構きついです。
最強の効果バツグン!「セレスタミン」
セレスタミンは、花粉に対しては最終兵器です。
ステロイドと第1世代のヒスタミン剤が合わさって、最強の効果があります。
実際にこれを使った日は2~3日ありましたが、眠気が最強すぎて意識を失いそうになりました。
室内の仕事の日だったりする場合は、気軽に使わない方がいいですよ。
2週間以上連続服用してはダメな薬ですので、ご注意下さい。
他にも花粉症の薬として、ザジテンなんかもあるみたいです。
私はまだ飲んだことがありませんが、お医者さんに聞いてみてはいかがでしょうか?
どの薬が合うかは色々試さないとわからない
「花粉症対策の薬を処方して欲しいです。」
医者にお願いすると、薬の一覧を見せてくれることが多いです。
長年の経験から、自分の体質にどの薬が合うかは、自分が1番わかっていると思います。
「今回どの薬を処方しますか?」
あまりに詳しく知っていると、医者からどの薬が合うのか尋ねられることもあります。
アレグラはそろそろテレビCMも始まりますね。
市販品としてOTC医薬品としても売っています。
2ヶ月分となると、結構高いです。
長期で飲むことを考えたら処方薬の方が安く済む場合もありますから、医師とお金の面でも相談しましょう。
花粉症を根本から治す舌下(ぜっか)免疫療法とは?
抗ヒスタミン剤は、確かに個人差はありますが効果があります。
しかし問題点はあります。
実際にスギ花粉により、引き起こされるアレルギー症状そのものを止めることはできないです。
毎年2~3月になると、処方が必要になります。
これを根本的に治療する舌下(ぜっか)免疫療法「シダトレン」という新薬が2014年10月8日に発売されました。
毎日スギ花粉の入った薬を飲むことで、体がスギ花粉に対して起こすアレルギー症状を小さくする治療法です。
花粉症体質そのものを改善することができる、とっても画期的な治療法ですね!
舌下免疫療法の大変なところとは
この舌下免疫療法でも、治療が大変なところがあります。
この治療法はスギの花粉症に対応していますが、血液検査を受けてアレルゲンがスギであることを確定させる必要があります。
またこの薬は、最低2年間は薬を毎日服用する必要があります。
スギにしか効果がないため、4月以降に飛散してくるヒノキには効果がなしです。
スギ・ヒノキ両方のアレルゲンがある人は、ヒノキに対しては別途対応が必要になりそうです。
効果のある人とない人がいますし、せっかく治療しても効果がないということも考えられます。
薬を毎日服用するという点で、注意が必要なのです。
新薬が発売されてから1年間は、1度に処方できる期間は2週間分以下ということです。
この治療を受けるためには、最低でも3年以上は治療を継続する必要があり、通常の治療期間は3〜5年はかかります。
2015年9月までは2週間に1度の通院が必要でしたが、2015年10月からは1ヶ月に1度の通院と変更されました。
仕事をしていると、都合で行けなかったりすることが多いですし、毎回再診料や処方料などを払わないといけません。
お金の面でもかなり負担がかかることを想定しておきましょう。
発売後1年が経過すると、1度に処方出来る量が増える
発売後1年経過すると、1度に処方出来る量が増えます。
クリニックの方針にもよると思いますが、30日~60日くらいに1度の通院で済むようになります。
仮に60日でしたら、1年間で6回の通院で済みます。
「ひどい花粉症なのに、仕事をしていて時間が取れない!」
忙しいサラリーマンにも、治療法の選択範囲が広がりますね。
花粉が実際に飛んでいる時には治療を開始出来ませんし、現実問題として10月は妥当な時期だと思います。
ただ、花粉症って時期が過ぎると、苦痛な時期を忘れてしまいます。
「面倒だし、時間があるし。また今度でいいや~!」
これで手遅れだったー!ってなるのが、現実なのですけどね・・・。
我が家では、今年の花粉はアレグラでまずは乗り切って、次にこの「シダトレン」を検討してみようと考えています。
毎日薬を飲むだけですので、負荷も少ないですから「シダトレン」で今度こそ根絶していきたいと考えています。
花粉症対策のまとめ
- 抗ヒスタミン剤は、自分で飲んで合うものを選ぶ
- 医師ときちんと相談して選ぶことが大事
- 新薬シダトレンで、花粉症体質を根本的に治すことが可能
- シダトレンは、2週間に1度の通院が必要
- シダトレンは、1ヶ月以上の処方が可能
20年近く花粉症で困っている我が家ですが、いつかこの体質が治るかも知れないと思って様々な治療法を続けています。
これからも新しい治療法が次々と出て来ていますから、色々と試して根絶するようにしていきたいですね。
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