2015年1月9日 -PR-

共働き家庭は専業主婦家庭に比べたら、どうして幸せそうなイメージで世の中に描かれないのか?

「共働きのイメージって、一体どうなんだろう?」

自分自身が共働きをしていて、ふと疑問に思ったことがあります。

世の中で放送されているドラマやCMなどは、専業主婦の家庭を映し出す映像ばかりです。

キッチンでエプロンをした奥様が、おいしそうな料理に腕をふるっていたり。

家族4人で食卓を囲みながら、笑顔であふれる夕食の団らんを映し出していたり。

とくに住宅メーカーが放つCMでは、幸せそうな専業主婦家庭の食卓の映像を流すことがとっても多いと感じているのです。

共働き家庭をイメージしたCMは、専業主婦家庭とは正反対だ

しかし、共働きをイメージしたCMってどうでしょうか?

とあるCMを見て、ふと思った率直な感想ですが、

すごく慌ただしいイメージです!

朝からごはんや洗濯物や子供の着替えをして、慌ただしく洗濯物を干して片付けて、3人乗り自転車にまたがって汗だくになってこいでいます。

仕事中も子供のことが気になっていたり、仕事が終わったら子供をダッシュで迎えに行って、スーパーにかけこんで夕食の材料買う姿。

慌てて食べられればいいような料理を作って、フーッと疲れ果ててため息をついている映像ばかりです。

共働きを映し出す映像は、どうしてこうも専業主婦の家庭とは正反対に、とっても忙しく構成されているのでしょうか?

演じている女優さんの顔も疲れ果てていて、どうして幸せそうに作ってくれないのでしょうか?

専業主婦家庭のイメージが、まだまだ根強い日本

やはり日本では女性は専業主婦で、男性は外で働くものというイメージがまだまだ強いです。

子供の頃からずっと植え付けられているイメージだから?
日本の社会がまだまだ男性が働くものという風潮だから?

女性は家庭に入って、旦那さんの帰りを待つものだという風潮がとっても大きいです。

スーパーで節約食材を探して、料理をして子育てして、家事と洗濯とアイロン掛けの日々・・。

旦那さんの収入だけでマイホームを購入し、通勤はとっても大変な郊外にある広い素敵なマイホームで暮らす。

実際はまったくもって重労働の世界だし、こんなに大変な「仕事」ってないんじゃと思うぐらいですが、そういうイメージなんだから仕方がありません。

昔からほのぼのとした専業主婦家庭のアニメを見て育つと、こうなるべきなんだという思考になっているからそうなってしまうのでしょうか?

専業主婦の家庭に憧れを持ってしまうのは、そういう教育のもとに育ったのだから当然のことなのかもしれません。

共働き家庭のイメージがまだなく、憧れの対象にならない日本

反対に、共働き家庭の1日というホームドラマなどを作ったらどうでしょうか?

はい、スタート!

 

・・・・(シーン)。

 

誰も家の中にいないじゃん!

 

ホームドラマを作るにも、ホームに人がいないんだからドラマも作れません。

家の中にサザエさんもマスオさんもいないですし、オフネさんも波平さんは違うところに住んでいるのが現実です。

帰って来てから早送りで映像を見ているかのごとく、視聴者はその忙しすぎる動きで酔ってしまうことでしょう。

見ていてバタバタしているだけで、おそらくつまらないドラマになることでしょう。

昼下がりの情事もなく、ママ友同士の対立などもなく、嫁姑同士の日常もない家の中ではドラマなんて生まれやしません。

ただ夜の18時ぐらいからドタバタして、ヘトヘトに疲れ果てているだけです。

こんなホームドラマなんて見たところで、誰も共働きに対してうらやましがらないですよね。

日本の中で典型的な幸せな家庭像って、やっぱり共働き家庭では無理なのでしょうか?

共働きだからこそ、共働きは楽しいんだって伝えていく

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色んな本を参考にもするけれど、やっぱりとてもつらそうに描かれているが共働きという働き方です。

人のイメージというものは、そう簡単には変わりません。

それでもたくさんの例が出てくれば、イメージはきっと変えていけます。

共働きが幸せな家庭像と変わるには、共働き家庭も幸せなんだよという例を、共働きの人達がたくさん作らなければなりません。

どっちが幸せか?という議論がいつも耐えませんが、決めつけることが出来たら議論はとっくに終わっています。

どちらも幸せだと思うから、議論はいつまでも尽きないのです。

専業主婦の人は働いていないからこそ罪悪感を持ち、共働きの人は働いているからこそ罪悪感を持ちます。

どちらの選択肢でも幸せだと思えるようにするためには、どちらかひとつの方が幸せだというルールや社会概念を取っ払うべきなのです。

様々な価値観があっていいと思うし、自分の生き方が幸せだと思ったら自信を持つべきです。

そして決して違う価値観をねたんだりうらましがらないことが、お互いに大切なのです。

自分の生き方に自信があれば、決して違う形の家庭をねたんだりなんてしません。

世間のイメージに合わせた生き方をしていないことで、罪悪感を感じることなんてないのです。

共働き家庭を幸せそうだなと思えるようなイメージ作りを、共働きだからこそ発信していきたい。

共働きって、何だかとっても大変なイメージがあるかもしれません。

でも幸せだと思えることも、実はたくさんあるのです。

1つのライフスタイルが、こういう形だと決めつけない世の中にしていくこと。

自分側だけが幸せだと思っている人は、幸せな社会なんて作れません。

これから共働き家庭でも幸せなホームドラマが生まれるように、今からドラマのタイトルまで考えておきたいです(笑)

「共働き家庭でも幸せなんだ!」

つらいこともたくさんあるけれど、そんなこと誰でも同じ事です。

これからもどんどんと、共働きのいいイメージを発信していきたい。

世の中のイメージを変えられるような、大きな心を持つ人間になっていきたいです。

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