2014年11月8日 

人から好かれない人はリストラされる。共働きで住宅ローンを無理して組んだ事で破綻した夫の人生

「お前たちはこのカップ麺でも食ってろ!」

夫は2歳差の弟と父母との4人家族です。

義父と義母は共にフルタイムの共働き家庭でして、連日遅くまで残業をしているような家庭でした。

兄弟が学校から帰って来ても、台所はシーンとしたままです。

母に料理を作ってもらうことが出来ず、市販のカップ麺が無造作にテーブルの上にあるような生活でした。

仕事で相当なストレスを抱えていたのでしょうか?

今の優しい義父と義母からはまったく想像がつかないのですが、夫と晩酌をしながら聞いた話に、改めて考えさせられてしまいました。

料理を作ることもせず、義父と義母は、毎晩のように外食に出かけて行ってしまったそうです。

飲みに行って、家庭内で毎晩のように暴言を吐いて、ストレスのはけ口が子供たちに向いていたそうです。

夫の実家では、一体どんなことが起きていたのでしょうか?

住宅ローンの返済に必死だった両親たち

私達のような30代後半の親たちは、いわゆるバブル世代です。

当然住宅ローンの金利なんて、今とは比べ物にならないほど高い4~5%以上の高金利でした。

「家を買えば必ず将来上がる。」

そう言われて信じて買ったバブル世代は、家は買うことがステータスとなっていて、こぞって買っていました。

しかし、世の中はバブルが崩壊して、土地神話が終わってみるみる下がっていきました。

夫の両親も高金利で組んだ住宅ローンの返済を、必死になって返していました。

そのしわ寄せが子供たちの食事や学費にまで、魔の手がどんどん押し寄せて行きました。

「住宅ローンを払わないと破綻する!」

バブル崩壊と当時に、夫の両親の仕事環境にまで影響していったのです。

人を大事にしなかったためにリストラされた

多額の住宅ローンの返済をする必要がありますから、夫の両親は、もがき苦しんでいたのでしょう

「お金がなければ家がなくなってしまう。」

周りの人を蹴落としてまで、仕事にしがみつこうとしていました。

上下とのコミュニケーションなんて無視して、自分だけが会社に生き残ればいい。

1番大事にしなければならない人間関係ですが、義父はお金の為だけに働いていました。

人を蹴落としてまでお金を得たい!と思っている人は、会社にとってはやっかいものです。

バブル崩壊により、多くの民間企業は沈んでいき、当然のごとく義父の会社の企業経営も崩壊寸前でした。

そんな折に、大量の人達がリストラ勧告をされてしまったのです。

義父も当然ですが、リストラの対象者の1人でした。
組織に馴染めない、馴染もうとしない人は不要です。

義父の会社のリストラ発表は、大々的にニュースでも報道されていたことは記憶に新しいです。

夫と出会っていなかった私でさえ、覚えているぐらいですからね。

報道陣の前で泣きじゃくり、頭を下げる経営陣。
バブル崩壊は、人の心まで崩壊させていきました。

組織にしがみついていた人達を、問答無用で振り落としていきました。

人を大事にしなかったばかりに、義父は大企業から見捨てられてしまったのです。

住宅ローンのために、学歴も失ってしまった

多額の住宅ローンを抱えていたために、夫の両親たちは家庭を犠牲にして身を粉にして働く必要がありました。

共働き前提で買ったマイホームですが、共働きで働いていれば返せるという幻想があったようです。

しかし、実際は義父はリストラされてしまい、義母はここで目が覚めたようでした。

毎日カップラーメン続きの生活は、子供の成長のために良くありません。

「大切なことはお金ではない。」

義母も同時にフルタイムの仕事を辞めて、パート社員になりました。

家庭を大事にすることを選択したからです。

当然収入は激減しましたが、これで何を失うことになったのでしょうか?

夫と弟の学問への道です。

学費に使うべきお金は、住宅ローン返済に充てられてしまいました。

子供の将来より、家のローンが大切なのです。
これは義父が優先順位を間違えた結果でした。

兄弟ともに優秀な成績をおさめていたのに。
将来なりたい仕事は山ほどあったはずなのに。

夫と弟の学歴が、バブルと消えていきました。

義父がリストラされたことによって得た退職金は、今とは比べ物にならないほどの額だったそうです。

その早期退職金と合わせて、住宅ローンは完済されることになったのです。

子供たちに残ったものは、親への憎しみと行き場のない悲しみだけでした。

消えた笑顔と中卒という学歴だけが、ただ残ってしまったのでした。

住宅ローンを無理して組んではいけない

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「共働きだから、これぐらいの住宅ローンを借りても返せるし大丈夫だろう。」

このように考えて組むことは、絶対にしてはなりません。

共働きが永遠と続くと思ったら、大間違いです。

不動産の営業担当が大丈夫だと言ったから。
シミュレーション結果、組めることがわかったから。
銀行の仮審査で出したら、なんとか通ったから。

こんなことだけで、現状の共働きというスタイルを信じて、住宅ローンを組んではいけません。

絶対にやってはなりません!

人間良い時の基準で物事を決めてしまうと、良くない状況に陥った時には、マイナスの事しか起こりません。

子供の明るい未来の芽を、親が摘み取ってしまうことにもなりかねません。

家を買うことが一生で1度きりだからと自分に暗示をかけて、住宅ローンを無理して組んではいけません。

人生ずっと良い事なんて続かないですし、同じ家に一生住めるなんて保証はどこにもありません。

株価のように、人生は上がったり下がったりが普通です。

下がった時に家族は笑顔でいられるか?
最低限の雨風しのげる家は確保出来るか?

今一度、胸に穴が開くぐらいよく考えて欲しいです。

家をどうして買おうとしているのか?

どうして高額なお金を出してまで、家を買いたいと思っているのか?

周りが買ったから自分も買う?
自慢したい家が欲しいから?
高ければいいおうちだから?

家を買う本当の意味は、人生を買うことにほかなりません。

人生を幸せにしていくかしていかないかは、他人の価値観ではなく自分だけの心が決めていきます。

家を買う意味をもう一度考えて欲しいです。
外見だけ大きい家は、小さい家族になります。

自分仕様で組み立てて、大きな温まる「家」を完成させていきましょう。

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