2016年6月2日 

自分の生き方や働き方がわからない女性に伝えたい。失敗する経験や学ぶことで人は変われると思ったこと

「自分の生き方や働き方がわからない。」

人が生きている中で、必ずと言っていいほど迷うことではないでしょうか?

特に女性は結婚したら専業主婦になることが当たり前で、少し前までは仕事を続けていくことなんて考えられませんでした。

でもいざ子どもが大きくなってくると、どうしてもお金がかかってくることで、段々と家計に焦りが出始めます。

「でも、ブランクがあって自信がない。」

子育て期間が長かったことで、いざ再就職先を見つけようと思っても、ブランクが長すぎて再度働く自信が持てなくなってしまいます。

こんな不安な時って、一体どうしたらいいのでしょうか?

今回は女優であり大学教授である菊池桃子さんの「女性の多様な生き方を考える」セミナーに行って、とってもタメになる生きていく上でのヒントを聞いてきました。

芸能人って聞くだけで、近づきがたい高嶺の花である印象だった

菊池さんは誰もが知っている大女優であり、CMでも見ない日はないかと思うぐらい多忙に働かれている一方で、なんと女子短期大にて教授としても働かれています。

でもやはり華やかな芸能界で働いている事から、手が届きにくい高嶺の花であるかのような印象を私は持っていました。

セミナーに登壇された時は、やはりオーラがひときわちがう華やかさがありましたが、セミナー中はとっても気さくな語り方でびっくりです。

「私も皆さんと同じく2児の母です。もっと気軽に身近になって話を聞いてくださいね。」

テレビで映る作られた印象とは違い、まさにそこには2人の子どもを育てている、強くもあり柔らかさもある、そんな表情のママが立っていたのでした。

芸能界という特殊な世界でも、ママになったら働きづらい現実

芸能界にいる有名人なんて、誰もが華やかでキラキラしていて、サラリーマンの何倍もいいお金をいただいて、いい暮らしぶりをしていると思うじゃないですか?

確かに売れているときは周りからチヤホヤされて、お金の面では困らないかもしれません。

でも菊池さんいわく、女優やアイドルがもし結婚して子どもを持つと、同じように働き続けることは難しいということでした。

「子どもを持った母は、正直使いづらいんだよね。」

「結婚して子どもを産んだことで、プロ意識にかけているわ。」

周りからはこのような心がチクチクと痛むような言葉を浴びされながら、芸能界で何とか働き続けてきたそうです。

やはりドラマで女優さんを選ぶときに、育児があるから週3日だけしか働けない人と、1週間自由に働ける人とでは、扱いがまったく違うのです。

どこの職場でも芸能界という華やかな世界でも、ママになったら同じように働きづらい世界があることを知りました。

子育てが一段落した39歳の時に、もう1度学んで働きたいと決意!

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芸能界の厳しさと生きづらさを知った菊池さんは、なんと子育てが一段落した39歳の時に、大学院に通うことを決意しました。

専門用語やパソコンなどチンプンカンプンの中でも、「もう1度学びたい」という気持ちが強かったことで、大学院を無事に卒業。

なんとその後に、キャリア(人生)を教える教授として働き始め、雇用政策や働く人を育てる人材育成に携わるようになりました。

大学生の男の子を持つ菊池さんは、大学内でも「母」と言われるほど、イキイキと自分らしい働き方で再スタートを切れたのです。

39歳で自分を再度見つめ直すために、大学院に入って学びに行く行動力のすごさに、私は同じ世代として圧倒されてしまいました。

再度学び直すことで、今の自分にとって足りないものがハッキリと気がついていき、足りないものを埋めていく。

これを繰り返して自分に自信をつけていったことで、今の自分の生き方や働き方に結びつけることができたのです。

あえて自分が特別扱いを受けない環境において失敗する

現在シングルマザーである菊池さんは、大学生の兄と中学生の娘の2人のお子さんがいらっしゃいます。

しかし、娘さんは幼児期に脳梗塞になり、左手と左足がマヒで思うように動かない生活を送るようになってしまいました。

小学校の時は特別支援学校に通っていましたが、中学校に入るときに娘さんがこう訴えてきたそうです。

「私は中学受験して、普通の中学に行きたい。」

なぜこのように、母に訴えたのか?

障害施設にいると、周りがみんな自分のことを助けてくれて、自分一人で何もできない自分になってしまう。

だからあえて中学から普通の学校を受験して、健常者と一緒に過ごすことを選択し、あえて社会の厳しさに身を置くことにしたそうです。

自分が特別扱いをあえて受けない環境に身を置くことで、将来どんな会社に入っても生きていける力を今のうちからつけたかったそうです。

子どもってこんなにも考え方がしっかりしているものかと、同じ母として子供扱いなんていつまでもできないと思ってしまいました。

親も子ども自身も、失敗する経験から学ぶこともある

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さらに菊池さんちには、こんなすごい事件が起こったのです。

めずらしいことに、東京に大雪が降った次の日のことでした。

路面凍結の道路の中を左足が不自由な娘が歩いていって、右足を骨折したら大変だと菊池さんは思い、学校に車で送ろうとした時のことです。

娘さんは、車に乗ることを断固拒否!

でも娘を心配する母は、無理矢理乗せたそうです。

「なぜ、お母さんは私を無理矢理車に乗せたのよ!」

助手席に乗っている娘に、カンカンに激怒されたそうです。

その時に、菊池さんは万が一のことがあったら通学もできなくなるじゃない!と、反対に激怒したそうです。

でも娘さんの考え方は、違っていました。

「お母さんが生きているうちに、私に失敗させてくれ。」

もし親が先に死んで目の前からいなくなってしまった時に、自分は誰に助けを求めて生きていったらいいのか。

親は、一般的に先に死ぬ。

そんな時に、私はどこの誰に頼って生きていったらいいのか。

東京に大雪が降るなんて滅多にない絶好のチャンスの日に、なぜ失敗するチャンスを与えてくれなかったのか。

一人で生きる力を今から身につけておきたい。
困った時に助けを呼べる練習をしておきたい。

親が生きている間に失敗する経験を積んで、失敗から生き方を学んでいきたい気持ちがあったことに、菊池さんはハッと気がつかされたそうです。

その後は、違う日に駅の階段でこけてしまい、健全な右足を骨折してしまったそうです・・。

すぐに回復したそうですが、違う日にマヒしている左足のじん帯を痛めてしまって、約半年間も治らないままだそうです。

「健全な右足と健全じゃない左足とでは、こんなにも治りが違うんだ。」

失敗した経験から気づき、今後の人生に活かす。

年上だから偉いとか年下だから未熟とか、学びにはまったく関係ないのです。

人は常にあらゆる人から気づかされながら生きているんだ。

今回のセミナーを聞いて、私自身が学んでわかったことでした。

自分の生き方や働き方がわからない人生を変えたい時は今を変える

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現代の女性は、結婚や子育てが人生の途中に選択肢としてあることで、生き方や働き方にとっても迷う時代だと感じます。

働き続けたいのに、働き続けられない。

働きたいのに、働くところが見つからない。

どうしていいかわからないと思った時は、菊池さんのようにまずは変えたい自分に素直な気持ちを持って、飛び込む勇気を持つことも大切であると思いました。

菊池さんをほわほわした天然キャラだと思い込んでいた私は、こんなにも自分の人生をしっかりと見つめていたことに、ものすごい感銘を受けてしまいました。

子育て期間が長いからもうダメだわって、あきらめることなんて決してないのです。

人生は「今」の一瞬の連続の集まりです。

1秒、1秒・・、刻々と過ぎていく「今」は、すぐに「今」が終わってしまいます。

自分の生き方や働き方を「いつか」変えたいではなく、「今」変えてみましょう。

「いつか」なんて言っていると、なかなか行動しないですし変わっていきません。

人生を変えようと思ったら、今の意識を変えていきましょう。

自分一人で生きぬく力は、自分が経験した失敗から学んでいくことができます。

小さい失敗のタネから経験して学んだことが少しずつ芽を出し、その芽がいづれ大きな大輪に変わっていくことでしょう。

いつでも人生は、キラキラと太陽に照らされて輝く花に変われる。

人はいつでも、どんな年齢になっても、人生を変えていける。

とってもステキな菊池桃子さん、これからもママとして人生の先輩として私はずっと応援していきたいです。

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