2016年5月24日 

転職を経て、自分らしく働く20~30代のキャリアの築き方。会社選びや仕事を長く続けていくコツを聞いてきた

「新し仕事にチャレンジしたいけれど、どうしていいかわからない。」

今の仕事から次の仕事にステップアップしたいと感じたとき、今のうちに何をしておいた方がいいのでしょうか?

転職したいけれど、不安でどうしていいかわからなくなった時は、転職をしてきた方達の話を聞くと解決の糸口につながる場合があります。

今回「日経ウーマン」企画の講演で、たくさんの転職歴がある2人の女性からとっても貴重な転職の経験談を聞いてきました。

20〜30代でこれから自分らしい働き方をしていくためには、一体どうしていったらいいのでしょうか?

今回お話を聞くことが出来たのは、こちらのステキなお2人の女性

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今回の女性の働き方についてのトークセッションでお話をお伺いすることができたのが、こちらのお2人です。

kay meファウンダー兼リードデザイナー  毛見 純子(ケミ ジュンコ)さん。(写真中央)

メタップス 広報・コーポレートアライアンス担当 鈴木 聡子(スズキ サトコ)さん。(写真左)

そしてモデレータとして、「日経WOMAN ONLINE(ウーマンオンライン)」編集長の常陸 佐矢佳(ヒタチ サヤカ)さん(写真右)です。

会場に出てきた時点から、オーラが違うと感じたのは私だけでしょうか?

毛見さんも鈴木さんも何回も転職を経験されていますが、現在は毛見さんは独立、鈴木さんは広報として活躍されています。

実際にこのステキなお2人が、どのように転職したいと考え、どのようにして今の仕事にたどり着くことになったのでしょうか?

転職をするときに、自分には何が足りないかを考えていった

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毛見さん自身は、最初に勤めた教育出版社から3社を渡り歩いてきたそうです。

転職をしようと思ったきっかけとして、自分で30歳になったら起業して会社を作りたいという野望をずっと持っていました。

色んな経験を積みながら30歳で独立したいと考えたときに、自分で会社を作るときに何が足りないかをパズルのように埋めながら考えていったそうです。

1歳遅れたものの、31歳で会社を起こして見事に夢を実現されていますから、まさに有言実行なパワーの持ち主ですよね。

お客さんの役に立ちたいという気持ちが、会社選びのポイント

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鈴木さんは、新卒でリクルートに入社されているのですが、なぜリクルートを選んだのかというと、世の中を最高峰の会社で最前線で働きたいと思ったからだそうです。

自分の熱い思いを実現されること自体が、とってもすごいことですよね。

 

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営業職を選んだ理由としては、顧客と1番近くで接せることができ、直接ナマの声を聞くことができるから。

高校から大学までずっとアルバイトをされていて、接客方法やお金の計算など世の中のしくみを知ることがおもしろく、誰かの役に立ちたい気持ちが強かったそうです。

誰かの役に立ちたいという強いまっすぐな気持ちだけが、会社選び、仕事選びのポイントになったのですね。

転職しようと考えたときに、悩むことってなかったのか?

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毛見さんは18歳までは引っ込み思案のタイプでしたが、18歳の時に友人の死によって考え方が180度変わったそうです。

人生は有限で、あっという間に終わってしまう。

悩んだらすぐに行動すること。

やりたいと思った時にはすぐに行動に移すことをモットーに、これからの人生をシンプルに生きていくことに決めたそうです。

 

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鈴木さんも悩んだ時は、すぐに人に相談して自分の中の悩みに対してアドバイスを求めてすぐに行動に移していったそうです。

他人の意見に左右されず、考え方をシンプルにするようにしたら、悩み事がなくなったそうです。

普通自分の悩みなんてさらけ出すことってすごい怖くなってしまいますが、実は自分をさらけ出すことが大事なのです。

悩んでいるヒマがあったら、その悩みを人に打ち明けるなどしてすぐに見える化していくこと。

そうすることで、悩みが具体化してどんどん視野が広がっていきます。

悩みを打ち明ける人って、信頼できる人って一般的には思ってしまいますが、鈴木さんの考え方は違います。

信頼できる人だけを探しているヒマがあったら、自分が信頼できる人になれるように自己開示していけばいい。

悩んでいたらすぐに行動、悩みを見える化することで信頼も獲得する。

これが転職で悩まずに、人生のリスタートを成功させていくコツなのです。

結婚しても仕事と両立していくために大切なポイントとは何か?

女性が働き続ける上でとっても気になるのが、結婚後や出産後に仕事と両立していくことではないでしょうか?

毛見さんのオフィスでは、スタッフ全員が女性ですが、子供の時間に合わせて午前中だけで仕事を切り上げる人、夜遅くまで仕事をしている人など様々いるそうです。

色んな働き方があってもいいし、みんなが一緒じゃなくていい。

ユニークな存在を大事にして、自分は出来るかぎり会社に貢献していこうと思う積極的な気持ちが、働く上ではとっても大事なポイントだそうです。

会社の中で必要なスキルとは、資格だけではなく何でも経験する中から生まれていきます。

英語も日本語もITも完璧にできる人なんて、日本にほとんどいません。

自分を足し算ではなく掛け算で考えていって、ユニークな自分をどこかで必要としてくれる人を見つければいい。

結婚後も「自分」を大切にし、色んな経験を積んだ人であれば両立して続けてくことができるということでした。

 ずっといいキャリアを築ける人は、仕事をお願いしたくなる人

どうしたらステキないいキャリアを作って、ずっと働き続けられる人になっていけるでしょうか?

人は自分にとって憧れのロールモデルがあって、その人を目指して自分に足りないところを埋めていきたくなりがちです。

でもその足りない穴を埋めていっても、決してその人になれるわけではありません。

自分だけのユニークさがあるはずで、自分には大切な価値があるという「自己肯定力」を身につけていくことが、仕事を続けていく上でとっても大事なのです。

自分自身に自信があって、前向きな人ほど、どんな仕事も積極的にお願いしてみたいと思える人になっていきます。

スキルがあるかはわからないけれど、仕事をお願いしたい人はやっぱり自分に自信を持っている人だからです。

やっぱりイヤイヤな顔で仕事を引き受ける人より、笑顔で積極的に仕事を引き受ける人に仕事って寄ってきますよね。

仕事をしたい、仕事を与えたい。

お互いの気持ちがWin-Winで合うことで「機会損出」がなくなり、お互いがハッピーになっていけるのです。

転職を経て、自分らしく働くキャリアの築き方のまとめ

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今回こんなにも前向きに働き方を考えて、イキイキと生きているステキな女性2人の話を聞いて、私自身もいい刺激を受けてきました。

転職することってすごい不安だったりしますが、お2人に共通していることは、目的をきちんと持っていて、その目標を達成するために転職をしていることでした。

給料が安すぎるから。
嫌いな人がいるから。

ネガティブな動機で転職するのではなく、ポジティブな転職理由だからこそ成功していくことができたのではないかと思ったのです。

会社に行くのがつらいから辞めたい!転職して逃げ出したい時に環境のせいにしてもしょうがない

また2人に共通していたのが、汗をヒーヒーかいてつらいイメージのある営業経験を積極的に選んで働いてきたことです。

自分で仕事を開拓していきたい。
顧客の声を第一線で聞きたい。

自分の手で変えていきたいという熱い想いがあったからこそ、どこの会社でも引っ張りだこになり、毛見さんは起業という目的を達成することが出来たのだと思います。

でもですね、キラキラ輝くこのお2人を、ロールモデルになんてしなくていいのです。

自分軸を大切にし、自分の心が1番ワクワクすることをゴールに持って、そのゴールを達成するために、自分から環境を変えていくことが成功するコツだと思います。

周りと比べず、自分の声に素直に耳を傾けることが、自分らしいキャリアを築いていけるポイントなのではないかと、私自身が思いました。

転職ってすごい不安ですが、思っているだけでは何も実現しません。

私自身も10社以上色んな会社で働いてきた人間ですが、何とかなるものです(笑)

自分の心を深く見つめて、自分は何がしたいのかをまずは見つけてみてください。

その道を選んだら、あとは自分を信じて行動するだけです。

「営業力がない社長は社長ではない。」

「超えられない壁はない。」

「悩むはムダで、考えるは意味がある。」

この3つの格言も、このセミナーで教えていただきました。

とってもいい講演でした、本当にありがとうございました。

みんな同じように悩みながらの人生ですが、一緒に自分らしいキャリアを築いていけたらいいですね。

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