正しいお金の使い方を知り、将来お金がなくても困らない子に育てたい。金銭教育におすすめの本2冊

生きている間に、世の中では色んな問題が起きています。
戦争やテロなど悲しい事件が起きたり、政治が大混乱して消費者の購買意欲が低下するだけでも株価に影響し、働く人のお給料が減って、私達の生活が苦しくなっていきます。
そのような環境の中で、私達は自分の力で人生を豊かにしていくために「お金」について勉強していかなければなりません。
大人でもお金について知っている人がいないという事実、それは学校で誰もお金のことを教えてくれないからです。
それじゃあ、誰が教えるのか?
そうです、お金に困らないような子に育てるためには、お金のことを大人が教えて行く必要があるのです。でも、大人が経験から学んだことを教えるのって、結構大変なことです。
そんな時に役立つのが、子供向けのお金の本です。
未就学児から小学校低学年のお子さんをお持ちの方に、とってもおすすめの本が2冊ありますので、ご紹介したいと思います。
未就学児にぴったり!「おかねなんていらな〜い?」
「 金融知力普及協会」から出版された「おかねなんていらな~い?」という絵本があります。
黄色い表紙に、とってもかわいらしいお金の絵が描いてあって、大人でも興味をそそられるような絵本ですよね。
「おかねってなぁに?」
「おかねってどうやったらもらえるの?」
お金のことなどさっぱりわからない子供が疑問に持つことなどが、小さな子供でも簡単にわかるように書かれています。
大人でも「お金って何か説明してください。」って聞かれて、正しく即答出来る人っていますでしょうか・・?
「お金は、お父さんとお母さんが一生懸命働かないともらえないんだよ。」
お金って、どうやったら入ってくるかが、かわいいお金のイラストを見ているだけで、入るしくみが楽しくわかるようになっています。
こんなの親が見たら、頑張って働いて、子供のためにも家族のためにもお金を稼いでこようって気にもなれますよね。
絵本ですので本当に一瞬で読み終わってしまうのですが、お金のことが卑しいというイメージがあったなら、最後はお金に対して心がポカポカするイメージに変わります。
お金って、こういう使い方もあるんだよって事が書かれているのです。
1番最後に「子供たちに教えたいこと」という、お金のことが2ページにギュッと凝縮された大人向けの読み物がついています。
子供に教えたいことって書いてありますが、大人でも繰り返し読みたい事柄が濃縮されているので、とっても役に立ちます。
お金って、やっぱり奥深いなぁと改めてわかりますし、お金のことを扱った絵本ってあまり売っていませんので、とっても貴重な1冊です。
小1の子でもウンウンうなづきながら、一緒に夢中になって読んでいましたが、4〜5歳ぐらいの子にぴったりな本という感じです。
子供をひざの上にのせて、読み聞かせるのにぴったりの1冊ですね。
学校では教えてくれない大切なことシリーズ「お金のこと」
「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズって、ご存知でしょうか?
このシリーズの特徴はマンガとイラストでわかりやすく、楽しく描かれていることで、「考えるって楽しい!」「わかるってうれしい!」という力が身につくようになっています。
そのシリーズの中で3冊目に「お金のこと」という本があって、お金の先生であるアフロ先生が、小学3年生の生徒たちにお金のことをメチャクチャ楽しく、熱血に指導してくれちゃうのです。
「貯金貯金ってそんなに大切?」とか、「おこづかいどうやって使う?」など、大人でも疑問に思っているようなことを、楽しく学ぶことができます。
他にも「家計簿には何を書いてる?」とか、えぇ、子供が家計簿のことについてもう学ぶのか!と、日常生活ってこんなにお金がかかるのよって事がわかるようになっています。
お金ってどうしても節約とか貯金とかに目がいってしまいがちですが、子供でも大人でもお金の貸し借りは絶対にダメだよってことを教えていただけます。
こういうのね、昔は近所のおじちゃんが「コラー!」って教えてくれたようなことだったはずなのに、今はアフロ先生が教えてくれる時代なのですね(汗)
みんなが持っているからと、クレジットカードを何気なく持ち始めた大人も多いですよね?
クレジットカードや電子マネーがこれだけ普及してきた現代だからこそ、正しい知識や、現金以外の使い方に関する注意点を子供のうちから知っておく必要があります。
この本でも「お金はただじゃもらえないんだ!」ということを意識していて、どうしたらお金はもらえるのか、大人ってこんなことしてお金をもらっているんだぞ!ということがわかります。
他にも「景気を何とかしたい」とか、子供のうちから経済や政治に関心を持てるような内容が楽しく書かれていて、大人もびっくり!
最後の章で基本的なお金の勉強をした後に、どうしたらお金持ちになれるのかの、たった1つの大切な秘訣が書かれています。
だれでもお金持ちになれるチャンス!
なんか、気になるでしょ?
小1と小3の子供が夢中になって交互に読んでいましたが、スーパーに2人で買い物に行く時も「ムダ使いしないようにね!」と、お互い言い合っていましたよ。
学校の授業では決して習わないようなお金のことが、1冊丸ごと書かれていますので、ぜひ子供が読み終わったら、大人も読んでみましょう!
お金のことを教わってこなかった大人でも、ものすごい勉強になりますよ!
お金のことは、子供のうちから失敗を経験させて教えていこう
お金のことについて正しい知識や使い方、貯め方や稼ぎ方など書かれた子供向けの本って、本当に素晴らしい貴重な本だと思います。
学校では国語や算数は教えてくれますが、お金ってこうだよ、お金に失敗したらこう立ち直るんだよとは教えてくれません。
親も子供にはまだお金のことなんて教えるのは早いわと、お年玉やお祝いの袋など親が預かってしまいがちです。
でも早いうちからお金に触れて、自分で買ってみて失敗して悲しい思いをする。心がチクチクと傷む経験が「知の資産」に変わっていきます。
小さいうちに失敗した金額なんて1,000円にも満たない金額かもしれませんが、大人になってからはケタが10倍、100倍にもなり、心の痛みも同じように増えていきます。
心の痛みがまだ小さくて済む子供のうちに、お金でたくさんの失敗を経験させておくことで、大人になってからも自らの力で失敗から立ち直れるようになることでしょう。
将来親から離れて子供が1人になった時、お金がないことで困らない子に育てたいと思った時、このような本を活用してみてはいかがでしょうか?
子供のうちからお金のことについて、ぜひ親子で一緒に考えてみてください。
我が家も家族で一緒に、お金についてケンカしながら(?)話し合っていますよー!
いまだにアメとかガムとか無駄なものばかり買ってくる我が子ですが(汗)、それもいいお金の経験です・・。
学校で教えてくれないのなら、積極的に勉強する機会を作ろう!
大人も人生一生の勉強の場と思い、親子で一緒にお金のことを考えていきたいですね。
「学校では教えてくれなこと」は、シリーズになっている!
「学校では教えてくれないこと」シリーズは、「お金のこと」以外にも、現在はこんなにたくさんのシリーズになっています。
時間の使い方、整理整頓、友達関係、ネットのルール、ルールやマナーなど、まさに学校の授業にはないようなことがたくさん書かれています。
我が家はこのシリーズが出たらすぐ買うようにしていて、2人の子供たちは取り合うほど夢中になって読んでいますよ!
小学生のお子さんをお持ちの方でどんな本を読ませたらいいのかわからない方は、ぜひこのシリーズをそろえてみることをおすすめいたします。
学校の授業より、これからの人生で役に立つことばかりですから・・。
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