子供を保育園に預けるのはかわいそう!なんて悩まないで。共働きで働くママは堂々と預ければいい

「時間がないから手料理が作れない。」
「送り迎えだけで精一杯で習い事なんて無理。」
共働きで子供を保育園に預けて働いていると、どうしても悩むことがでてきます。
朝から会社に遅刻しないために、保育園に猛ダッシュで預ける毎日で、子供をかまってあげるヒマなんてありません。
職場からも保育園に猛ダッシュで、帰ってからも休むヒマもなく晩ごはんや片付けや保育園の準備などでヘトヘトに・・・。
気が付くともう寝る時間で「早く寝なさい!」と鬼のように叱ってしまいます。
「子供は保育園に預けられて、さみしくないかしら?」
機械的な毎日で子供と接する時間の少なさに、思わず罪悪感を感じてしまいます。
私も保育園に2人の娘を預けて働いてきて8年が過ぎて、同じようなことを感じて働き続けてきました。
どうしたら共働きで働きながら、このような悩みを解決していけるのでしょうか?
頑張らなくちゃ!これしなきゃ!と自分を苦しめない
「子供のしつけが出来ていないと思われないようにしなきゃ。」
「夜は子供のことをきちんと見て、21時までに寝させなきゃ。」
時間がどうしてもないために、規則正しくものごとをマジメにやらなくちゃ!とスケジュールをきちんと守らなきゃと思ってしまいます。
勉強も仕事もきちんと頑張っていると、子育ても正しく頑張らなくちゃという気持ちが走って、どうしても完璧主義に陥ってしまいます。
正しく出来ていないとイライラが爆発して、叱らなくても子供に間接的に余裕のなさが伝わります。
でも子供ってほんと予想外の連続で、思い通りにいきません。
思い通りにいかないから、イライラしてしまうのです。
子供にあれもこれも求めて、悪いこともさせないようないい子に育てようとするほど、自分も子供も窮屈になって疲れ果ててしまいます。
頑張ってしまうからこそ、マジメ過ぎを脱出しましょう。
私も結構完璧主義な所があって、子供に「片付けなさい!」「歯磨きしなさい!」と、子供といる時にずっと叱っていました。
「わたし、なんでずっと叱っているんだろう・・。」
夜1人になった時に、すごい心が痛みました。
思い返してみると、完璧な気持ちが子供をダメにしていることに気が付いたのです。
子供が何かに夢中になっていたら、ちょっとぐらい時間がズレてもいいやとか、食べなくても生きていればいいやとか、心に余裕をもたせるのです。
「こうしなきゃ!」と思う気持ちを捨てると苦しさがスーッと取れて、すっごい子育てがラクになってきます。
保育園で他の子どもとくらべない
「ゆかちゃんね、バレエとピアノと英語習っているんだって。」
えぇ、3つも習い事しているの?
我が家は何もしていないじゃん!
長女の時に、保育園の同じクラスの子たちがいろんな習い事をはじめた時に、正直とっても焦り出しました。
「なんで他の子達は、平日に習い事なんてする余裕があるのだろう?」
他の子達はどんどん上達して、自分の子は置いて行かれたらどうしようとか、自分がフルタイムで働いていることを攻めだしてしまいました。
でも段々と子育てしているうちに、他の子とくらべても何も生み出さないどころか、子供も自分も傷つける結果になっていることに気が付いたのです。
他の保育園ママさんとも、働き方も家庭環境も違います。
「他の子はやりたいかもしれないけれど、うちの子はその習い事をやりたいなんて思ってない。」
みんながやるからうちもみたいな発想は、よくないなぁと。
一般的な平均値と比べるのではなくて、我が子に必要かどうかで確固とした方針を持って流されないことが必要じゃないかと思ったのです。
私の長女は習い事にはまったく興味がないらしく、それならそれでいいやと割り切りました。
小学生の子供の習い事人気ランキングから、まだ習い事をしていない娘に何をしたいのか聞いてみた結果
「他の子とくらべない。我が子の成長ポイントを見守ろう。」
他の子とくらべなくなったことで、子育てへの焦りがどんどん消えていきました。
親世代の「保育園に預けてかわいそう」発言は気にしない
私達の親世代である50〜60代ぐらいの人は、専業主婦でいる方が大半でした。
保育園に子供を預けて働くと子供が変な子に育つとか言われると、ものすごい悩んで傷つきます。
私も長女を2ヶ月から保育園に預け出しましたので、公園で子供と一緒に遊んでいるママさん達を見ては、やっぱりかわいそうなんじゃないかという気持ちと戦ってきました。
でも専業主婦で1日子供とべったりできる時代なんて、昭和の時代だから出来たことです。
投資なんてしなくても預貯金だけでお金が増えて、収入もどんどん上がっていった時代でした。
今はそんな時代ですか?
まったく真逆でしょ?
お金増えていかないでしょ?
リスクを考えながら投資をしないと、お金はなかなか増えません。
収入は上がらないばかりか下がる時代なのに、生活費はまったく変わらず子育て費用はどんどん上がっていく時代です。
これから子供が大人になる頃なんて、男女関係なく働くことが当たり前の時代がやってきます。
だからこそ、私達は親世代に言われても気にしてはいけないのです。
親世代ではなく、後世の子供たちに働く姿を見せてあげることが、これから働く未来に必要なことなのです。
皮肉をぶつけられて悩むのではなく、「これで私はいいんだ!」という頑固たる意思を持って働くことがとても必要なのです。
子供はちゃんと働く親を見ていると思った出来事
私も保育園に預けて働くことで、忙しさゆえにガミガミ怒りながら育ててきたことで、子育てなんかまったく自信を持てませんでした。
「子供たち、我慢して保育園行っていたのかな?」
保育園にただ行って帰るだけの毎日でした。
子供たちは機械的な日々がイヤで、叱ってばかりいる私のことなんてきっと大キライだろうなぁと。
でもそんな思いは、一瞬で打ち砕かれました。
「ママ、これね、保育園で書いてきたから読んでね。」
保育園の帰り道に、こんなお手紙を次女から渡されたのです。
ママへ
ママ、いつもがんばっているね。
これからもがんばってね。しごとはだいじだからね。
思わず目頭が、熱くなってしまいました。
次の週にも、こんなお手紙をいただきました。
ママへ
ママ、いつもおりょうりつくってくれてありがとう。
おいしいからどんどつくってね。しごとがんばってね。
ママ、だいすきだよ。
次女に、「なんで仕事は大事なの?」と聞いてみました。
「仕事しないとお金がもらえなくて、おうちなくなっちゃうから。」
何とも言えない回答が来ましたが、仕事しないと生きていけないことはわかっているようです。
今まで母親の仕事について子供がどう思っているのかすごい不安でしたが、この手紙をもらってからジーンと胸が熱くなって、心がとってもラクになりました。
「保育園行っていて楽しい?」
「うん、とっても楽しい!」
保育園に預けて働いてきて、本当によかったなと心の底から思えたのでした。
働くママたちよ、保育園には胸を張って堂々と預けよう!
子育てをしていると、両立を頑張らなくちゃとか他の子と比べるのやめなくちゃとか、色々と考えることがあって、ほんと働くママって大変で難しいですよね。
でもこの発想から抜け出すためには「自分はこれでいいんだ!」という、自分のゆるぎない「核」があれば大丈夫です。
やはり子育ては「量」より「質」重視です。
大切なことは時間ではなく「愛の伝わるスキンシップ」を濃くすることです。
お風呂や食事どきのたった10分間だけでも、愛情たっぷりそそげばいいのです。
質を重視して、ぶれない哲学を持って子育てすることがとっても大切であると感じます。
私が先日聞いていた40歳からの再就職セミナーでも感じたのですが、今は仕事は機械化がどんどん進んできています。
コンピューターができることは、どんどん人間の手から置き換えられていく時代がやってきます。
そんな時代が来る前に、どんな子に育てたらいいのか?
親子とのスキンシップをより濃厚に保ち、働く姿を見せることで社会性と人間性ある子に育てることが大事であると感じます。
発想力が豊かで、頭で考えたアイデアがお金に変えられる子が求められていくと思います。
人から好かれ、人に信頼され、人から愛される子がこれから必要です。
そのためには社会で人間関係に揉まれる必要があります。
保育園で子供や先生など、人にもまれる環境が大切です。
働くママたちよ、社会性ある子供に育てるためにも、保育園に子供を胸を張って預けましょう!
心からいきいきと、そして時にはのんびりと!
笑顔あふれるあなたを見て、子供はのびのびと育っていくのです。
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