2016年10月4日 -PR-

在宅勤務(リモートワーク)のメリットとデメリット。制度を実現するにはレールからはずれる勇気が必要

「会社になんか行かないで、家で仕事がしたい!」

満員電車なんて息苦しくてつらくてしんどいし、会社に着いたら気の合わない同僚と一緒に仕事をしなきゃいけない。

帰りたくても上司や同僚がまだ頑張っているから、帰るに帰れない・・。

クッタクタになって帰ってきたらもう0時過ぎで、明日なんてこなきゃいいと思ってしまったりします。

私も満員電車で片道2時間の距離を通勤していて、22時に帰らないと自宅に帰れなくて何度となくタクシーのお世話になっていました。

バカ高い深夜料金代を払うために働くぐらいだったら、満員電車なんて乗らずに自宅で働きたい!

誰もがつらい通勤なんてせずに、在宅勤務を取り入れたいと思っているはずです。

私もずっと興味のあった在宅勤務、現在では「リモートワーク」と呼ばれている働き方を取り入れている会社のセミナーを聞きに行ってきました。

一体この新しい働き方には、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

在宅勤務であるリモートワークって、一体何のこと?

在宅勤務って聞いたことはあるかと思いますが、「リモートワーク」って最近出てきた言葉ですのでちんぷんかんぷんですよね。

現在では在宅勤務のことを「リモートワーク」と呼ぶことが増えてきているようですが、呼び方が違うだけで同じことを言います。

会社のオフィスではなく自宅やカフェ、レンタルオフィスや公園などで仕事ができ、満員電車でヘトヘトになっている人からしたら、何ともうらやましい働き方なのです。

「リモート(remote) = 遠く離れた」という意味があることから、ネットがつがなる環境であれば、世界中どこでも、宇宙でも仕事ができるということになります。

これだけネット環境が普及していますから、会社以外で働くことなんて簡単にできますし、企業側でも職種によりますがオフィス以外で働くことを認めているケースもどんどん増えてきています。

子供がいる女性にとって、育児と仕事を両立していく上でも、出勤する必要がない在宅勤務は非常にありがたい制度です。

待機児童問題もありますし、たとえ保育園に入れなかったとしても自宅で子供のそばにいながら仕事をすることができるようになるからです。出勤しなければならない時短勤務以上にメリットはあることでしょう。

育児が理由で辞めてしまう人が本当に多いからこそ、リモートワークは今後非常に注目されている働き方なのです。

リモートワークを取り入れることによってもたらすメリットとは

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在宅で働く制度を取り入れることによってもたらすメリットとは、一体どんなことがあるのでしょうか?

集中して仕事に取り組めるようになり、効率がアップする

周りの人間関係や電話や来客応対を気にせずに、自分が働きたいと思える環境で働くことができますので、集中して仕事に取り組めるようになります。

自宅の作業スペースやお気に入りのカフェ、レンタルオフィスを借りるなど、1人の空間で周りの雑音を遮断して仕事に集中することができます。

まさにノマドサラリーマン生活!

仕事だけに集中できるからこそ、仕事の効率もどんどん上がっていくのです。

地獄の通勤時間や移動時間から開放される

何と言ってもリモートワークの1番のメリットと言えるぐらい、地獄のような満員電車から開放されることは大きいでしょう。

日中の移動時間などもなくなり、通勤時間や移動時間0分で作業をすることができる点は、体や心の疲れを軽減してくれるメリットがあります。

片道1時間半かかっていたら、1ヶ月(20日)で60時間も時間を削減することができますからこれは大きいです。こんな時間があったら自宅で寝ていたいですよね・・。

無駄な会議の時間が減る

会社に行くと、何でこんなことまで会議をしなきゃいけないの?と思えるような会議って多くないですか?

上長の承認印を得るだけのために開かれる会議とか、何でこんなに多くの人の時間を使わなきゃいけないのよと、私もずっと思っていたことがあります。

Web会議システムを取り入れることによって、本当に必要な人数で時間内で会議ができるようになると、無駄な時間がカットできるようになっていくのです。

プライベートの時間が増える

通勤や会議などの無駄な時間がカットできることで、プライベートの時間を多く捻出できるメリットがあります。

この時間を使って家族と一緒に過ごしたり、ジムや温泉に行ったり、英語の勉強や本を読んだり、大切な友人や知人と飲みに行ったりすることができます。

仕事へのやる気も、パワーアップですよ!

午前中に仕事をし、午後はジムに、またリフレッシュしたら夕方から仕事をするというワークスタイルもできるわけです。

プライベートの時間が増えることで、体も心もリフレッシュできて仕事にも張り合いが出て、相乗効果を生み出すメリットがあるのです。

いい事ばかりありそうなリモートワークですが、実際はデメリットもたくさんあるようです。

リモートワークを取り入れることによってもたらすデメリットとは

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ネットワーク環境が全員が整っていないことがある

現在はパソコンを持っていない人が増えており、若い人はスマホだけを持っている人が増えています。

自宅にWi-Fiがないので、リモートワークをすることができないのですね。

個々のインフラ環境から整備をする必要があり、このためにPocket WiFiを貸与するなど、会社の方で予算を捻出して整備をしていく必要があります。

捺印ができない。月末だけハンコを押すだけの作業が発生する

Web会議の弱点として、手で捺印ができないことです。

電子ハンコの文化なんてまだ浸透している所は少なく、やはり紙の資料などに押すハンコを手で押すために、月末だけハンコを押しに会社に行くという無意味な時間が発生するわけです。

私も電子化に関わったことがあるのですが、電子ハンコを社内で標準規定に変えるのがメチャクチャ難しかったです!承認ルートも複雑だったりなど、システムにするのにも骨が折れる作業でした。

ハンコ文化を見直して、電子承認システムをまずは確率させないと、すべてリモートで処理させることはむずかしいのです。

深夜残業状況の把握や労災規定が不明確になる

リモートですから、誰がどこでどんな仕事をしているのか、把握できなくなってしまいます。

特にワーキングマザーの方は、子供が寝静まってから仕事をする人が多いじゃないですか?

割増賃金が発生する深夜残業がいつから行い、いつ申請したかを会社側できちんと確認し、会社側でもログ解析をして確認する処理が必要になってきます。

労災も同じく、どの場所でいつから仕事なのかの所在をきっちりと切り分けないと適応することができません。

プライベートと仕事時間をきっちりと分けて管理し、双方が申請と確認する作業をすることが大切になってくることでしょう。

自宅で集中できる人もいれば、返ってできない人も出てくる

会社を離れて作業に集中できる人もいれば、自宅やカフェだと集中できない人だっています。

強制的に週1〜2日出社となって喜ぶ人もいれば、返って困る人も出てくるわけです。

特に家に小さい子や専業主婦の奥さんがいるだけで、「あなた邪魔だから、どっかに行って!」と、家にいられることを煙たがれることだってあります・・。

人の性格やライフスタイルによって、柔軟に働く場所を選べるシステムを取り入れるなどの工夫が必要になってきます。

上司と部下の信頼関係がないと、成り立たないことも

上司と部下の厚い信頼関係も、在宅勤務には不可欠の要素になってきます。「アイツ、サボっているな。在宅勤務取り消し!」ってなることもあるかもしれません。

サボりグセのある人はオフィス勤務のみとなるかもしれませんが、上司も人間ですから、選り好みで判断される可能性だってあります。

勤続年数によって区分けしたり、人事部が監視していくなど、社内での連携も必要になってくることでしょう。

濃厚に話せるコミュニケーションづくりの場がなくなる

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やっぱり会社に行くメリットとして、顔を突き合わせて話やコミュニケーションができることが最大のメリットだと思っています。

テレビ会議に私も何度か参加したことがありますが、その場に多数いる人の意見が優勢になってしまうことが多く、画面を通してだとただ聞いているだけになってしまうことも多々ありました。

ネットを介しているからこそ、濃厚なコミュニケーションの場をあえて作りだして、「同じ組織同士」という意識を高め合っていくことが必要になってきます。

リモートワーク改革も必要だけれど、長時間残業もなくす事が大切

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在宅勤務制度を取り入れることも必要だと思ったのですが、やっぱり私は長時間残業を減らしていくことも必要ではないかと思っています。

会社に行くとどうしても上司の目が気になってしまい、帰りづらくなってしまうじゃないですか?

だから会社の中で固定時間、固定の場所で働くというスタイルをやめて、カフェのような作りにしてそこで働きやすくする、会社をカフェ風に変えちゃえばいいのですよ。

先日お邪魔させていただいた主婦のための求人応援サイト「ママワークス」を運営する会社は、アルコールあり、畳あり、もうステキ過ぎて住みたいぐらいでした。

さすが、働きやすさを追求している会社だと感じましたよ。

在宅ワークの求人多数!「ママワークス」は家事と育児の両立可能なぴったりの仕事が見つかる主婦応援サイト

もし子供が熱を出して帰らなければならない時でも、申請システムを確立しておけば、周りに嫌味や変な目を向けられることなく、心おだやかに帰ることができます。

他にも会議の時間内で議事録が作れる仕組みを作ったり、メールも社内ではやめてチャットツールを取り入れたり。

あらゆる書類を電子化してクラウド化していけば、検索する時間だって減ります。

オフィス環境をちょっと見直すだけでも、働く人達の働きやすさや意識も、だいぶ変わっていくのではないかと思います。

今までの制度を変えたければ、レールを外れることを恐れない

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リモートワークにはデメリットもたくさんありますが、やっぱりきちんと整備をして実現をしていけば、こんなにいい働き方はないと私は思っています。

すべて在宅にならなくても、空きオフィスを活用して自宅近くから通える範囲のミニオフィスに通えばOKとすれば、だいぶ働きやすくなるのではないでしょうか?

在宅で働けるという夢のような働き方であるリモートワークですが、やっぱり会社の制度を変えることってとっても大変です。

古くからある制度を変えることってとってもめんどくさいですし、誰かしらに批判を受けることもたくさんあります。

でも、誰かがやらなければ変わらないのです。

制度に従わなかったらクビになるかもしれない、上司や同僚に嫌われるかもしれないなど言って、レールの上からはずれることをあなたは恐れていませんか?

ただ会社の制度に乗っかっているだけの人生って、そんな会社で働いていて心の底から楽しいですか?ワクワクしていますか?

意外と1人の力はとても大きく、自分が変わることで相手も変えていけることだってあるのです。1人、1人の「キモチ」が変わっていくことで、制度という「カタチ」を変えていけることだってあるのです。

世の中と戦え!なんて言っているのではなく、自分をその小さな型に押し固めておくなんて本当にもったいないです。いい制度だと思ったらどんどん改善してく勇気を持ちましょう。

既存の枠から自分を開放して、自分基準で動いていきましょう。

これから新しい働き方を取り入れていくためには、1人1人の意識を変えていくだけで、きっと働きやすい社会になっていくと私は強く、強く信じています。

レールからはずれて変わることを恐れず、チャレンジ精神を持って働こう!

在宅勤務制度は、まだまだ困難な課題が多い新しい働き方ですが、変わる会社がどんどん増えて、働く人達の笑顔がいっぱい増えていくといいですね。

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