2016年2月19日 -PR-

あなたにとって仕事とは何ですか?何をしたいのかわからない時は何のために働くのかを考えよう

「あなたにとって、仕事とは何ですか?」

新卒の就職活動の面接時に、面接官によく聞かれる仕事観を問う質問です。

こんな問いが来たら、あなただったら何て答えますか?

まだ働く前で仕事観なんてまったくわからないのに、長年働いている社会人でさえこんな質問がきたら、同じく戸惑って答えられない人が多いのではないでしょうか?

「働くってなんだろう?私って何をしたいんだろう?」

私自身も大学を出てからよくわからずただひたすら働いてきましたが、20代の頃なんてこんな問いに答えることなんて出来ませんでした。

20代から30代と生きていくに従って、私自身の仕事観にも変化が出てきました。

人って一体、何のために働くのでしょうか?

私の自分史を振り返りながら、考えてみたいと思います。

20代は正直な話、お金を稼げればいいと思っていた

「自分が社会の一員となって働いて、社会貢献をしていくためです。」

「自分が成長して、人生をもっと豊かにするためです。」

就活の面接官に「あなたは何のために働くのですか?」って聞かれたら、こんな回答例が、就活の面接対策のマニュアル本に載っているかもしれません。

面接では、自分自身の仕事の意欲を見せて御社に社会貢献しますと、上手に自己アピールすることが必要です。

20代の頃はとにかく会社に受かるために、就業意欲を見せて入社するのが受かる秘訣かもしれません。

でも私の働いてきた中で、実際はこんなキレイ事なんて言ってられませんでした。

自分の夢より、「生活費」ですよ。

「働かざるもの食うべからず」のごとく、生きていくにはお金が必要です。

私は借金を抱えていてとにかく生きていくだけで必死でしたので、早朝から深夜残業、休日出勤をしてまで、ガムシャラになって働いていました。

「給料が高い仕事に就いて、お金を稼げればいい。」

キャリアを伸ばそうとか、資格を取って夢を実現なんて言っているヒマなんてなく「お金」のためだけに20代は何も考えずに働いていました。

30代になって、なぜ今も働いているのか考えた

お金を稼ぐためだけにがむしゃらに働いていた20代が過ぎて、30代になってもなぜ人は働き続けているのかを考えてみました。

それは、一生涯働かなくてもお金に困らないような人たちが、なぜ死ぬまで働き続けているかということです。

年間数億円稼ぐような長者番付に載るような人でも、なぜ働いているのでしょうか?

ほんと不思議ですよね。

すぐにリタイアしても、十分な年金と蓄えだけで生きていけるはずです。

でも辞めないで働いている。

お金にはもう困らないぐらいあるのですから、常夏の海外で遊んで暮らせばいいのにと不思議に思っていました。

おそらくお金持ちの人たちは、お金は生活するために稼ぐというだけが理由ではないはずです。

生活するためだけに働いていない理由の他に、一体どういったことが考えられるでしょうか?

働くことで他者とつながりを持つことに働く意味があるのでは?

仕事って、会社員だろうとフリーランスだろうと、1人で仕事をすることはなかなか難しいです。

それは物理的な意味じゃなくて、精神的な意味で孤独を感じれば感じるほど仕事へのやる気が失われていって不安になってきます。

1つの作品を作り上げるのに、自分は作っても、編集する人や販売する人、宣伝する人など多くの人が関わることで、心の中の達成感を味わうことができます。

1人で仕事をしていても、その仕事に対して「すごいね。」って自分が認められるからこそやりがいを感じられます。

誰にも関わらず、誰にも認められずに理解されない仕事って、果たして満足感があるのでしょうか?

お金を1円ももらわずに「ありがとうございます。」って言われるような仕事でも、やりたい人がいるのは、他社とつながって自分の存在意義が見いだせるからではないでしょうか?

人は自分以外の誰かに、自分の存在を認めてもらいたくて生きているのではないかと。

「あなたって、とっても役に立つ人ね。また違う仕事もお願いするわ。」

こんな風に認めてもらうと、仕事している意味って感じられませんか?

他の人から承認されるためには、どこかで人と関わって交流しながらつながっている必要があります。

これが働くことによって、手っ取り早く実現する方法なのではないかと、30代になってからようやく気が付いたのです。

何をしたいのかわからない時は、何のために働くのかを考えよう

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「どんな仕事をしていったらわからない。何をしたらいいかわからない。」

働くことの意味がわからないと、働きがいを感じらず、それがイコールとして生きがいを感じられないものです。

よくイキイキと好きなことをして働きたいって思う気持ちは、お金だけがすべてだと思っていないはずです。

どんなに多額のお金を稼げても、孤独で孤立した仕事では生きがいを感じることは出来ません。

反対に他人に認められて承認欲がいっぱいに満たされれば、多額のお金なんていらないと感じるものかもしれません。

私の働く意味は、「他者との良き関係性を持つこと」だと思っています。

相手がいるからこそ、私は仕事をしています。

どういった仕事をするためにどの会社を選ぶかを考えるとき、人との関係性や成長できる欲求を満たせるような場所を選ぶことが大切です。

お金は仕事や職場を選ばなければ、稼ぐことは出来ます。

でも人と人が助けあっていける職場か、成長をサポートしてくれるような職場かどうかは、働きやすさに天と地ほどの差があります。

自分の心が満たされるには、どういった働き方をしていきたいのか。

1人で働いていても、助けて助けられて働けるような関係と、お互い成長できるような仲間作りがとっても大切です。

私も1人で働いていますが、周りの温かい人たちに助けられて生きていますよ。

お金のためだけなのか、何のために働くかを自分の胸に手を当ててしっかりと考えてみましょう。

仕事は自分の喜びであり、他人の喜びです。

イヤイヤながら仕方なく働くのではなく、心から楽しめる仕事をすることで最高の生きがいが見つけられるのです。

働く意味なんてわからないのが普通で、働く意味なんてわかる人がエライことなんてありません。

私なんて新卒でリストラされたり、ほんとどうしようもないボロボロな人生ですが、「ありがとうございます。とってもお役にたちました。」って言われることがうれしくて、今も働き続けています。

人の笑顔のために、私は働いています。

働く意味なんて最初なんてわからなくて当然で、働きながら少しずつ見出していけばいいのです。

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