2016年2月1日 -PR-

転職を成功させる転職活動のやり方。自己PRタイムで面接官のノーをイエスに変える7つの技法

「転職活動しているけれど、なかなか採用されない。なぜだろう?」

同じ年齢で同じ会社にいて同じ経験をしてきたはずなのに、なぜ同僚だけが転職に成功するのだろう?

同じ環境にいたはずなのに、いざ転職活動を始めたら「採用される人」と「採用されない人」との差が歴然と出てきます。

「なぜあいつだけが転職出来たんだ?何が違うんだ?」

学歴も職歴も同じなのに、あと一歩の所で負けてしまう理由は、実は「伝え方」が違っていたのです。

今回私は、2013年ビジネス書ランキングで1位を取得した「伝え方が9割」の著者である、メディアでも引っ張りだこのコピーライター佐々木圭一さんの講演会に行ってきました。

転職活動をしている人、これからする人にとって、とっても役立つことでしたのでご紹介したいと思います。

これを読んだ後には、あなたも伝える技術ぐんぐん身につきますから、必見です。

伝え方はセンスではない。技術だ。

あなたの小学校の授業で、「伝え方」の時間ってありましたか?

私の時はなかったですよ・・。

日本では小学校から国語の授業はあったと思いますが、伝え方という授業は不要と思われて取り入れられませんでした。

しかしアメリカでは、伝え方の授業がありましたので、子供の頃から訓練されているのです。

「YES, We can!(やればできる!)」

「Stay hungry, stay foolish.(ハングリーであれ。馬鹿であれ。)」

オバマ大統領をはじめ、アメリカの政治家の方やApple創業者であるスティーブ・ジョブズなどは、伝え方がとっても上手です。

「私のことは嫌いになっても、AKB48は嫌いにならないで下さい!」

でも、みんなが知っている前田敦子さんも、とってもうまかったですよね。おそらくファンへの伝え方を、何度も訓練したのかな?と想像します。

このように、日本人でも誰でも伝え方を学ぶことで、スキルを身につけることが出来るのです。

言葉にはとっても力があります。
人は言葉によって動かされます。

折り紙で鶴を折る時に、きちんとした折り方がありますよね?

それと同じように、「伝え方」もセンスでもなんでもなく、技術力を磨くことで上達するのです。

面接で時間がなくて困った時、あなたはなんて面接官に伝えますか?

「時間をもう少しください。」

ストレートな気持ちで伝えると「もう時間がありませんので・・。」と、「ノー」と断られること必須です。

面接官だけではなく、人の心を動かすためには「言葉の伝え方」を変えればいいのです。

人が「ノー」を「イエス」に変えるための伝え方とは、一体どんな技術が必要なのでしょうか?

「ノー」を「イエス」に変える7つの技術とは

あなたのお願いを実現させる答えとは、実は自分の中にはありません。

相手の中にあるのです。

相手を「イエス」に変える「7つの切り口」はこれです。

1.相手の好きなことを伝える

もし大好きな彼女とデートしたいと思ったとき、あなたはなんて言いますか?

「僕とデートしてください。」

とてもストレートですが、ほとんどの確率で相手が好意を寄せていない限り断られます。

「驚くほどおいしいパスタのお店があるんだけれど、どう?」

このように伝えると、相手が好きなことを伝えているため、「行きたい!」という回答が返ってくる確率が上がります。

相手が喜ぶことを伝えてあげることが、大切です。

2.嫌いなことを回避して伝える

「芝生に入らないでください。」

こんな風に命令口調で言われると、誰でもイヤで相手のことが嫌いになってしまいます。

「芝生に入ると、農薬のニオイがつきますよ。」

こちらの事を考えて言ってくれているんだなと、嫌いというより感謝の気持ちさえ生まれてきますね。

相手に嫌われるような言葉を回避することで、相手にいい印象として伝えることが出来ます。

3.選択の自由を相手に伝える

margherita-pizza-993274_1280

相手の好きなことを伝える場面で、「デートして下さい。」と言ったら、断られる可能性が高いです。

「驚くほどもちもちのパスタのお店と、アツアツの石窯ピザのお店どちらがいい?」

こんな風に言われたら、デートなんて断れないですよね。

A案かB案か、どちらかを決めてくれればデートが成功する=ビジネスが成功するのです。

これは夫婦の会話でも、応用して使うことが出来ます。

旦那さんに「ゴミ捨てしてよ!」じゃなくて、「ゴミ捨てか?おフロ掃除か?どちらがいい?」と選択させるのです。

どちらかって言われたら、断れませんよね。

オレも働いているわ!私も働いているわ!という夫婦ゲンカが減ります。

このように選択の自由を与えてあげることで、相手を「イエス」の返答に変えることができます。

4.認められたい欲を満たしてあげる

仕事が終わらなくて、相手にも仕事をお願いするときに、「残業お願い出来る?」と言われても、何だか押し付けられているようでイヤになります。

でも「あなたの企画書が私にはとっても刺さるのよ。代わりにお願い出来ない?」と言われると、自分が必要とされているようでうれしくなりませんか?

相手の欲を満たしてあげると、より相手の心の中に伝わるようになります。

5.あなた限定で伝える

何かをお願いしたい時に、「これお願いできる?」と言っても、何も刺さりません。

「他の人が来なくても、MIKIさんだけは来て欲しいのです。」と相手の名前を使い、「あなたこそ必要」と伝えると、人は動くようになります。

他の人ではなく、あなた限定で必要であるということを伝えると、人はググっと来て動くようになります。

6.チームワーク化を伝えてみる

「勉強しなさい。」って言われると、何だか返ってやる気がなくなります。
「一緒に勉強しよう。」と言われると、面倒と思わず動いてしまいます。

誘われるとうれしくなって、ついつい一緒に行ってしまうのです。

仕事も「一緒に仕事しよう!」なんて、かわいい女の子に言われたら、夜中まで頑張っちゃいますよね・・。

7.感謝の気持ちを伝える

「トイレをキレイに使ってください。」

このようにトイレに張り紙が貼ってあっても、いい手のメリットしかありません。

「トイレをキレイに使っていただき、ありがとうございます。」

人は感謝されるとうれしいものですから、トイレをキレイに使おうと思います。

「コピー取ってきてください。」ではなく、「コピーいつもありがとうございます。」と部下に言うと、上司はとっても慕われるようになります。

これらの7つの切り口の技術力を身につけると、相手の心にグサっと刺さるような伝え方ができるようになってきます。

相手を「イエス」に変えるための3つのステップとは

相手を「イエス!」と変えるためには、無理に押し付けるのではなく、相手がやりたくなるように伝えることが大事です。

そのためには、3つのステップが大事です。

STEP1:自分の頭の中をそのまま言葉にしない

「仕事して欲しい。」と頭で考えていることを、そのままストレートに言わないことです。

STEP2:相手の頭の中を想像する

「仕事して欲しいなんて言われたら、イヤだろうな。」

「相手がメリットになるようなことを言ってあげたいな。」と、相手の頭の中を想像してから、言葉を発するようにします。

STEP3:相手のメリットと一致するお願いをつくる

「どうしてそんなにExcel使いこなせるの?ほんとすごい!あなたにぜひお願いしたい!」

相手がスキルがあることを褒めてあげると、相手は動いてくれます。

これは「1.相手の好きなこと」「2.認められたい欲」の両方をミックスさせた伝える技術です。

「そんなに褒められたら仕方がないですわ。私がやりましょう!」

こんな回答が返ってきそうですね。

自分の中ではなく、相手の心の中を考えて言葉を作ることが大事なのです。

自己PRタイムで、面接官のノーをイエスに変えるテクニック

momone_udekumi_20160130

ここまで「イエス」に変える7つの切り口と、「イエス」に変える3つのステップの技術を理解出来ましたか?

さて、ここからが本題です。

転職したい会社で、面接をしている時に、自己PRをする時間が足りなくなってしまいました。

そんな時にあなただったら、面接官にどうやって伝えると、「ノー」を「イエス」に変えられると思いますか?

今までのテクニックを使って、1分考えて考えてみましょう。

できましたか?

「まだお時間大丈夫ですか?」

こんな風に考えてしまった方はNGです。「時間がないです。」ってバッサリ言われてしまいます。

模範解答例は、以下の通りです。

「第一志望の御社に入りたいのです。もう少しだけお時間を取らせていただければ、損はさせません。」

「あと30秒でいいので、お話したいことがあります。第一志望なので!」

あと少しだけ時間が欲しいと思った時に、「コイツ自己中なヤツだな。決められた時間内で行動できないヤツだな。」と、思われないようにすることが大事です。

第一志望であるという「1.相手の好きなこと」「5.あなた限定」を使って、伝えると、面接官の心に伝わって他の人より採用される確率が高くなります。

「コイツやる気があるな。」と、相手に思わせることで熱意が伝わるのです。

最後のひと押しがあるかないかで、採用されるかされないかのライン切りにあうか合わないかが変わってくるのです。

言葉って、魔法みたいなツールですね。

「転職でも伝え方が9割」のセミナーを受けて感じたこと

2016-01-29-16.12.46

セミナーの最後に、佐々木さんと名刺交換をしてツーショット写真まで撮らせていただいちゃいました。

うれしすぎて、私まで転職活動が上手くいくような気がしてきちゃいました。

私も言葉を書いて発信する側として、「伝え方」によってこんなにも人の心を動かせるのかと、非常に勉強させていただきました。

転職活動をしている方にとってみたら、この技術力を身につけることで、だいぶ他の人と差別化が出来ることになるかもしれません。

ただ、文章上の「文字」としてみると、刺さる部分はあると思いますが、転職活動となると、生身の人間の感情表現も必要かと思います。

その人の目の真剣さや顔の表情など、言葉と感情が一体となってこそ伝わるパワーがアップすると思います。

伝え方の中で、あなたしか出ない「人柄」を伝えることも大事です。

無表情で面接する人と、感情表現豊かな人とでは、まったく印象が違ってきますからね。

転職活動って「運」もありますが、「強い言葉力」を身につけることで、あなたのこれからの道がより力強く決まることでしょう。

転職活動を終えた後でも、これは職場でも十分に活用できそうです。

チャンスは、準備のない者には微笑まない。
ルイ・バスツール(フランスの細菌学者)

行動して変えようと思っているあなただったら、転職活動きっと上手くいきますよ!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう